Feb.28(Fri.)
■以前文鳥に鼻毛を抜かせているディレクターいると書いたが、その文鳥にはすでに逃げられてしまったそうだ。「肩に乗せて散歩してる途中に逃げられちゃったんですよ」普通、逃げるだろ。ちなみにこの男、仕事でなかなか家に帰れない時は、留守番をしている文鳥のために電話をかけていたそうである。「留守電にしていれば、話せば声が聞こえますから」ということだが、いい大人が「ピィー!ピィー!」と話しかけている姿はおかしくもあり、哀しくもある。素敵な光景。

■ 遅まきながら【tronika/sketch show】購入。

■今日という日。13時から麹町で会議。次の用事まで時間が空いたので、四谷三丁目まで歩く。気がついたら【消防博物館】に入っていた。なんで昼間から「江戸の大火」展なんて見ているんだ?17時からその近くで、webドラマの出演者の一人と顔合わせ。仮面ライダー系の方。貰っていた宣材写真と実物の雰囲気が違うのでビックリ。ただし実物の方が今回の内容にあっている。19時半から恵比寿で会議。サクサクっと終わって帰途へ。22時帰還。おとなしく台本書き。
 
Feb.27(Thu.)
■今日という日。
■12時から赤坂で特番会議。いよいよ大詰め。17時から麹町で会議。19時から神谷町で打ち合わせ。これが予想外にかかって次の渋谷での会議に1時間ほど遅れた。そこに事件は待ち受けていた。
■「待ってましたよ!」というスタッフの声に会議室内を見ると、見知らぬ女性の姿が。新しいスタッフかと思っていると・・・「ああ、彼女、ヤマナさんのHPのファン」と片岡Kさん。どういうことだ?事情を聞くと・・・元々はKさんのファンだったその方、Kさん周りを色々調べているうちに、一緒に仕事をしている僕のこのページに辿り着き、以来、愛読してくれているとのこと。お〜目の前に愛読者が。などとのん気なことを言っている場合ではない。むしろいきなりの出来事にうろたえている。そして会議室の連中は僕を待つ間、僕がどう反応するか心待ちにしていたに違いない。全員の目がやけに嬉しそうだ。こういう時こそうまく立ち回らなければと思う。しかし人をいじるのは得意だが、いじられるのは苦手。結局、言われるまま会議室で一緒に写真を撮り、何故か握手もし、せっかく会ったんだから何か質問しなよ、というみんなの言葉に「私の第一印象はどうでした?」とこれまた難しい質問をされ、「中国の果物みたいですね」と答えて「?」という顔されてしまった。冷や汗。こういうサプライズは他人事なら大喜びだが、我がこととなると心臓によくない。
■そんなこんなでこれまた予想外に長引いて、約束より1時間遅れて経堂の「リューゲ」へ。ワインを飲みながらライターの須田さんと四方山話。途中、須田さんの奥さんも合流して、またしても夜更けまで。
■27時帰還。
 
Feb.26(Wed.)
■会議の席にあったあるタレント名鑑を見たら、女性タレントが6、7ジャンルに分類されていた。「オシャレ系」「癒し系」「バラエティ系」と並ぶ中、いきなり現れるこのジャンルはなんだ?【パッション系】。直訳で考えれば情熱系ということになるが、どういう女性を指すんだ?ちなみにパッション系で最初に見つけたのは「太谷みづほ」。ますます分からなくなってしまった。

【文藝別冊・ナンシー関】購入。

■今日という日。午前中、録画しておいた例のマイケルを見る。面白い。16時から溜池で会議。今日は何故か空気が重い。18時過ぎから赤坂で打ち合わせ。危機管理的な内容。19時半から恵比寿で会議。21時から汐留で打ち合わせ。夜の汐留の風景は大変なことになっている。煌々と明かりのつく巨大な電通のビルの壁面をエレベーターの光りが上下する光景は、昔見たSF映画の未来都市のよう。23時半帰還。
 
Feb.25(Tue.)
■今日という日。
■上野の東京都美術館に【ヴェルサイユ展】を見に行く。
■行って驚いた。大盛況。平日の午前中であるにも関わらず入場制限をしている。客の大半はおばさん。展示品の保護のため照明が落とされている場内に入ると、濃厚な化粧品の香りが漂う。中も激しく混雑。順路に沿って見ていたら、いつ見終わるか分からない。仕方なく飛び飛びに気になった物のみ見ていく。
■今回の目玉の1つがマリー・アントワネットの日本コレクション、古伊万里だったり蒔絵だったりしたのだが、よくよく考えたらマリー・アントワネットの持ち物だったという点は貴重だが、目の前に飾られているのは地方の美術館でもよく見かけるような江戸時代の壷や蒔絵。どう見ていいのやら。
■結果的には予想よりややしょぼかったです。

■同美術館内で都内の美大の卒展もやっていた。無料だったのでついでに覗く。もちろん、目当ては屋外展示のオブジェたち。行くと・・・あるある意味不明の物体たちが。白い溶けかけのソフトクリームのような物体、タイトルを見ると「無題」。よく美術品に「無題」というのがあるが、これはどういうことだろう。タイトルの言葉に縛られず自由にイメージして欲しいということか。ならば「無題」と書かずに、タイトル欄は空欄にしたほうがよいのではないか。「無題」と書いた瞬間に実は「無題」というタイトルになってしまう。
■歪な白いメビウスの輪のような物体。「白のうねり」。意外とまんまである。どう見ても豚にしか見えない物体。「砂浜」。こんな風に見た目とはまったく違うタイトルがつけられていることも多いが、これはどういうことだ?作者の中では「砂浜」という言葉とあの豚のような物体がイメージで繋がっているのか。それともオブジェとはまったく関係ない突飛なタイトルをつけて見ている者の混乱を狙っているのか。
■それにしても一番気になったのはこれが大学の卒展、ということである。4年間の成果が、ここに並ぶ作品たちだ。4年間、息子の学費を出し続けた両親が、ようやく息子が卒業ということで、わざわざ田舎から上京して来て卒展を見に来る。息子には隠していたが、不景気の折、仕送りをするのは家計的にちょっとキツかった。そんな苦労の結果が・・・白い溶けかけのソフトクリームのような物体。しかもタイトルは「無題」。両親の心中はいかばかりか。ただただ呆然とするしかないだろう。
■現代美術の展示を見た後は、街中にあるあらゆる物がオブジェに見えて仕方ない。使い終わったバッテリーが山のように積まれていた。「大電気時代の黄昏」。高台にビール瓶がこちらを見下ろすように何本か並べられていた。「来訪者2003」。タイトルを書いた紙を横に添えれば、それで作品の出来上がりだ。さあ、小さな紙片を持って街に出よう。そしてあらゆる物にタイトルをつけよう。そんな芸術をやった人も過去に大勢いそうだ。

■昼食を食べるため【精養軒】に初めて入る。入り口のメニューを見ると、驚くべき値段。しかし、今日の昼間は休暇だ。贅沢だがゆっくり食事をしようと思って入ることにした。3分で出た。店員の応対が最悪だったからである。まず入り口には立派なウェティングスペースがあるにも関わらず、そこには店員が誰もいない。奥を見れば空いている席は多々あるが、待っている人もいるので誘導してくれるということだろう。にしてはなかなか誘導係りが出て来ない。ファミレスだってすぐに出て来るぞ。ようやく女性店員が来たので、人数を言うと、「少々お待ち下さい」と言ったままレジに入ってしまった。彼女も誘導のために来たのではなく、客の勘定をするために来たのだ。誘導はついでである。そこにスーツ姿の店員が予約客を連れ来て、女性店員に誘導するように頼むと、「順番にご案内します」。スーツ姿の店員はどうやら予約のお客様が先だろうというようなことを女性店員に告げると、うやうやしく予約客をエスコートし始めた。別に予約した客が先に入ることに文句はないが、待っている客の前で、店員どうしのそんなやりとりを見せることはないだろう。そして相変わらず女性店員が会計をしている。ちゃんと中に客の人数を告げてテーブルセッティングされているかどうかも怪しいもんだ。仕方なくレジに行って、「あとどれくらいですか?」と訊くと「今、席のご用意をしていますので。先にコートをお預かりします」。あのさあ、客の方からわざわざ訊きに来たんだから、まず第一声は詫びの言葉じゃない?そしていかにもついでに「コートをお預かりします」って言うのも変じゃない?だったら先に言えよ。見れば、先に待っていた客はコートすら預かって貰えていない。こちらから歩み寄らないとコートも預かってくれないのか。これがランチ1000円の店なら文句も言うまい。しかし高い料金を取る以上サービスも料金のうちじゃないのか。少なくともこの店の接客態度は週末の「甘太郎」以下。しかも「甘太郎」なら吐くまで飲んでも2500円。しかしここで昼飯を食べれば、甘太郎なら優に2人は吐ける値段。それだけ罪は重い。不愉快な気持ちで飯を食っても、それは単なる餌に過ぎないので店を出たのだ。それにしてもすべての店員に漂う慇懃無礼な態度はなんだ?老舗だからあんなに偉そうなのか。早く老衰でつぶれてしまえ「精養軒!」と心から思った。

■ということで、不忍池の端でうなぎを食う。

■18時から霞ヶ関で打ち合わせ。あまりにグダグダな状況に、ここまでグダグダだとかえっておかしくなってくる。20時から田町で打ち合わせ。その後、目黒で親しいプロデューサーと寿司を食う。25時半帰還。
 
Feb.24(Mon.)
■電車の中で見かけたある空調機メーカーの広告。その会社はベルサイユ展のスポンサーをやっている。で、そのキャッチコピーは、
【ルイ14世は太陽王でしたが、〇〇(メーカー名)は空気王をめざします】
空気王。言いたいことは分かるが、威厳もなにもない名前である。軽いんだか重いんだか。他になかったのか?「空調王」はどうだ?あるいは「換気王」は?

■今日という日。霙。12時から赤坂で会議。18時からお台場で会議。21時から恵比寿で会議そして分科会。資料で天然痘にかかった幼児の写真を見て、気分が悪くなる。26時帰還。まだまだ台本書きがある。
 
Feb.23(Sun.)
■今日という日。目覚めると昼の12時少し前。8時間一気寝。このところ睡眠不足だったので身体が眠りを求めていたに違いない。三茶まで出て昼食。帰還して台本書きをしようとするがどうにもこうにもだるくてやる気が起きない。起きたばかりなのに昼寝。目を覚ますともう外は暗い。こんな風に無駄に日曜日を過ごすことも珍しい。起きて台本書き。ようやく調子が出てくる。BGMは「SWEET ROBOTS AGAINST THE MACINE/TOWA TEI」。23時過ぎにようやく台本書きが終わり、夕食をと思っていたら、そういえば知人から知り合いが店を始めたので一緒に行ってほしいと言われていたのを思い出しすぐさま連絡。運良く知人も取り立てて用事もないということで、下北沢で待ち合わせる。「御勝手屋」で腹ごしらえをして、知り合いが始めたという店へ。この店には飲み物しかないのだ。新築のビルに入っており、店内は新築臭がする。26時半帰還。
 
Feb.22(Sat.)
■ウサギを可愛さのあまり口に入れてしまったことのある知り合いのディレクターは、以前、文鳥を口に入れたこともあるそうだ。つげ義春の漫画にもあるそうだが、文鳥は人の顔に留まると、鼻毛を抜く習性があるらしい。そのディレクターも文鳥を顔に乗せては、鼻毛を抜いてもらっていたそうだ。抜いた鼻毛で文鳥が鴨居の隅にでも小さな巣を作っていたら、何とも気持ち悪い話だが、幸か不幸かそういうことはしないらしい。

■現代芸術の巨大なオブジェ。あの現物を作っているのは誰なんだろう。芸術家自身はデザイン画を描くか、図面を引くか、まあそれぐらいだろう。それを元に実物を作る人がいるはずである。専門の職人がいるのか。大変だろうな、その職人。これが作るのが例えばスペースシャトルの部品であれば、確かに難しいことは難しいが、工学的に納得できる到達点がある。しかし、相手は現代芸術だ。「ここが違う」といわれても何がどう違うか分からないこともしばしばだろう。だから大変だ。

■今日という日。早起きして「宝島の地図よっ」用の人形劇の台本。睡眠不足のため頭の奥できーんと鳴っており、ほとんど自動書記状態で書く。完成した物を見ると普段の自分では書き得ないような妙な代物だった。11時から恵比寿で会議。やや散漫。終わってそのまま担当回のスタジオ台本打ち。19時から松濤で会議。昨夜来た怒髪天をつくようなメールの内容に関する打ち合わせ。まあ、ひと晩立てばこちらも冷静になる。そして不思議なものでこういう時のほうが妙なアイデアが出る。夜中、久々に親しいラジオディレクターと恵比寿で飲む。【Orden】というBar。何度か書いているが、季節の果物を使ったカクテルが非常に美味しい店。27時半帰還。
 
Feb.21(Fri.)
【烏龍歌集[チャイ]/サントリーウーロン茶CMコレクション】
⇒例の中国語で歌うCMソングのコレクション。
   【加璽基 精液 栗ノ花/椎名林檎】
⇒あれ、なんで買ったんだろ?店内に流れてつられ買い。

【BIGGER BIZ/AGAPE Store】を紀伊国屋ホールで見る。

■今日という日。早起きして半日遅れの台本を2つ。12時から渋谷で確定申告がらみの打ち合わせ。そういう時期である。14時から溜池で会議。15時半から表参道で打ち合わせ。先日書いた「魔女狩り」の台本直し打ち。送った物をDが冷静な目で手を入れてくれていたせいで、修正箇所は意外と少なくてすむ。17時半から新宿で打ち合わせ。これまた変わった仕事。女性の声優5人を使った20分程度の短編ドラマの脚本。ワンシチューエション、つまり求められているのはどちらかといえば芝居のホン。ラジオ番組と連動したもので、実はすでに彼女たちが番組中で作った「あらすじ」がある。それを元に台本化していく作業。声をかけてくれたのが、番組のメインパーソナリティ、友人のバカボン鬼塚さんだったので慎んでお受けする。イベントで流して最終的にDVD化するらしい。19時から上記のごとく観劇。本日はスペシャルゲストあり。最近芝居を見ると必ずこの人がゲストだ。終演後、松尾さんは明日の朝の生放送に向けて大阪へ移動。でもまあ何となく他の出演者たちと飲みに行く。27時帰還。と、メールで怒髪天をつくような事態が報告(仕事関係)されていたが、書くと際限ないので省略。
 
Feb.20(Thu.)
■ある舞台役者は女性をクドく時、「俺にはお前しかいないんだ!」と叫んで自分の家の鍵を捨てるそうである。なんとも豪快なクドき方のように見えるが、そこには裏がある。実は常に同じ鍵を2つ持っているのだ。つまり投げる鍵は彼にとって「小道具」なのである。

■「天国」「地獄」「極楽」・・・字こそ違えども死後の世界には何故かよく「ごく」がつく。だからなんだってことはないが、ふと思ったので。

■今日という日。今夜収録の台本に苦戦。仕方なく会議を1つ休む。すまぬ。17時から麹町で会議。19時から祐天寺でラジオの収録。【スネークマンショー21〜ダバダバダの夜】出演者は山崎一さん、峯村リエさん、佐々木蔵之介さん、村岡希美さん。僕は今回も現場演出担当。非常に面倒な内容にも関わらず、皆さん巧みで順調に録音終了。これで最終回まですべて録り終えた。その後、渋谷の居酒屋で皆さんと軽く飲む。ドラマ・舞台などの裏話を色々。へえ〜。山崎さんから「14歳の地図は大変だった?」と訊かれる。いやいやいや、「14歳の地図」ではなくで「14歳の国」、「地図」は「17歳」。23時半帰還。深夜の新番組のお話を頂く。非常にハードルの高い内容。引き受けたはいいが苦戦する予感。
 
Feb.19(Wed.)
■「もやし味噌ラーメン1000円」と書いてあった時、おかしいと思ったのだ。街の何の変哲もないラーメン屋にしては高すぎる。しかし今さら出るわけにも行かず、1000円のもやし味噌ラーメンを頼んだ。待っていると、
「スゴ〜い」
先に注文の品が来た奥の席の女性が声をあげた。見ると彼女の前には器から麺と野菜が山の盛り上がるラーメン。と店員が、
「ウチ、ミニは一玉、普通のラーメンは二玉、麺が入ってるんですよ」
よく聞くと彼女が頼んだのは「ミニ」らしい。それであの量・・・。
「初めてのお客さんはみんなビックリしますね」
そりゃあ、ビックリするだろ。二玉も入っていれば。だから1000円か。というかビックリさせる前にヒトコト言えよ。ウチは量が多いって。
案の定、僕の前にはとんでもなく大量のもやしが入った味噌ラーメンがやって来た。もやしだけでお腹いっぱいになりそうだ。よく見ると、周りの客も注文したはいいが食べきれず、「すいません、残しちゃって」と謝りながらお勘定をしている。
間違っている。そもそも自分が作ったラーメンをこうも次々残されて空しくならないのか?
そしてそのラーメンはおそろしくマズかった。味がしない。麺は二玉だが、調味料は普通の半分なのか。もちろん大量に残してしまった。

【陰陽師11巻/岡野玲子】(コミック)購入⇒とても分厚い。

■今日という日。ナレ書き&台本書きを1つ済ませて、15時から六本木で台本出し。ひな形が完璧だったため30分で終了。わざわざ行くこともなかった。17時から溜池で会議。そのままデスクを借りて作業。20時から月例の社長を囲む食事会。恵比寿の「松玄」。伊藤、樋口、鮫肌の他、初登場・柳沢。そしてパソコンマン・オバタ君と自称カリスマデスクの阪本。一応、この食事会は毎回議題があって、今回は事務所のHPについて。夏ぐらいまでに大幅リニューアルする予定です。お楽しみに。例のごとく二次会もあり、同じく恵比寿のいかにも合コンで使いそうな店。いつもより早く飲み始めたのでかなり酔ってしまった。27時半帰還。
 
Feb.18(Tue.)
■世の中には色々は物が爆発するが、あるADが体験したこの爆発はどうだ?
【なめたけ爆発】
古いなめたけの瓶詰めを開けたら爆発したそうである。なめたけ爆発。何度聞いても緊張感のない響きである。

■今日という日。頑張りました。
■早起きしてロケ台本1つ、再現VTRの台本を1つ書く。そして昨夜打ち合わせた「魔女狩り」台本。これが面白いほど早く書ける。別に書き殴っているわけではない。迷わず次の言葉が出てくる。これもここまでの集積の賜物。この手の仕事をする場合、まずは莫大な資料に目を通し、粗い流れをそれこそ手書きでメモ程度に作る。それに合わせて資料からの抜書きを並べてレジメのような物を作る。この時点で推敲はしない。とにかくどんどん抜書きをする。ここで一度打ち合わせ。そして調整してから台本書きに入る。実は一番時間がかかるのが抜書きの作業。あちこちに散らばった資料をまとめなければいけない。これが終わった時点で頭の中にいわば辞書登録が出来た状態になる。だから書くのが早いのだ。もう必要な要素は頭の中にある。あとは文字にすればよい。だから資料の抜書き構成する手間なしではこの速度はありえない。日曜日に苦しんだ甲斐があった。
■17時から田町で会議。田町は遠い。20時から松濤で会議。ネット関係。新たな問題は噴出して頭が痛い。
■仕事終わりで大阪から上京してきた役者と飲む。大阪では次々と劇場が閉鎖して大変だそうである。どうなる、大阪の小劇場界。
■25時帰還。
 
Feb.17(Mon.)
■今日という日。数々の会議と打ち合わせとその内容に物思う日。

■12時から赤坂で会議。新番。微妙な塩梅が大事となる内容。芸人そしてスタジオ。この2つとどう緻密に向き合っていけるかが成功の可否となる気がする。今までその正反対な番組を作ってきたスタッフが主なため、その部分がやや心配。面白がらせようとする意欲が裏目に出なければよいのだが。

■15時から神谷町で会議。のはずが演出来ず。連絡も取れず。今どき冷暖房のない家に住んでいるため昨日の寒さで凍死しているのではないか、皆かなり本気で心配する。

■17時から同じく神谷町の喫茶店で打ち合わせ。タレント取材を終えたスタッフとそのタレントのエピソードに関するVTRを作る話なのだが・・・泣きたくなるくらいエピソードがつまらない。なんでそんなタレントを選んだんだ!こういう時、作家は無力。発想だけではどうにもならない。それでも苦肉の策をいくつかひねり出すが、それにしてもその先に繋がる事実がなければ成立しない。もはや祈るしかない。

■18時半からお台場で会議。ある新コーナー担当のDがいきなり道に迷う。今までコントや芸人の企画物など発想だけで勝負していたDが、情報ネタを扱おうとすると陥りやすい袋小路。確かに情報の探し方や料理の仕方は発想勝負だが、ある段階でとりあえず「情報」(つまり事実)を集めなければこの手のコーナーは組み立てられない。にもかかわらず今までの習性で頭の中でだけで考え込んでしまう。う〜む。

■22時から表参道で昨夜行き詰った台本の打ち合わせ。冒頭から一歩づつ内容を詰めていく。最初からこうすればよかったと思うが、昨日苦労して作った仮構成があって初めてできる話。まあ、仕方ない。とりあえず2/3は固まる。

■終了したのが26時半。疲れ果てたので元気づけのため三宿の「すし幸」で夕飯。

■27時半帰還。ずっと出演の可否を引っ張り続けられていたネットドラマの主役が結局の断ってきたというメールが入っており、限りなく暗黒に近いブルー。
 
Feb.16(Sun.)
■今日という日。氷雨。終日家に籠もり長い長い台本書きを2つ平行して。
■途中、現実逃避で、先日買ったCDラックを組み立てる。一見単純な形だがシャフトやらビスの数が意外多く1時間以上かかる。ふと、【芝居の中である不器用な役者がずっとリアルに組み立て家具を作っていたら面白いだろう】と思う。ただ日々上達してしまうはずなので、ちょくちょく家具を変えないといけないのが予算的に大変だ。
■さらにCDを整理し始める。お陰で部屋は片付いたが、仕事は片付かない。
■脚本家の君塚良一さんは執筆する時、テレビをつけっぱなしにしているという話を読んだので真似てみる。大失敗。点けていたのは自分がやっている番組だったし。タレントが自分の住んでいる町でロケしているのをテレビで見ると不思議な感じがする。
 
Feb.15(Sat.)
■数年前、石川県でパチンコ店の店長が縛られ1100万円奪われるという強盗事件があった。深刻な事件である。しかし襲われた店の名は・・・【森のくまさん】。なんて緊張感のない名前なんだ。その時のニュースをぜひ見てみたかったものである。

【ホクサイの世界/小松左京】(文庫)⇒再編集のショートショート集。もちろん所収の作品はすべて読んでいるにも関わらず購入。いい客である。

■今日という日。12時から恵比寿で会議。プロデューサーは妊娠中。妊娠中でも会議に出席。胎教的にはものすごく悪いはずである。帰途、「BOOK OFF」で資料用に生まれて初めて「講談社X文庫」を購入。スゴいな、これは。コバルト文庫の比ではない。コバルトからは唯川恵のように将来文学賞を取る作家が出るかもしれないが、ここからは絶対に出ないと思う。これはなんだ?誰が読むんだ?しかし理解不能だから面白い。資料じゃなければ一生読まないような本だし。20時に帰還して、今夜も黙々と台本書き。4時間かけて、やはり7〜8分分。この手の物を書く時は音楽をかけるのだが、しっくりいく曲が見つからない。のっていない証拠。結局音楽なしで書き進め、途中ひと息入れる時に「ミッキーマウス・マーチ」と「HAPPY HAPPY GREETING/山下達郎」を交互に聴く。25時、だれてきたのでデニーズへ。1時間ほどで帰還して、資料用に「男と女」のラストシーンを見直し。現在27時半。
Feb.14(Fri.)
■よく考えると「出目金」というのはすごい名前である。出目金。確かにその通りだけど。子供の頃、目の大きい奴は必ず「出目金」というアダ名がつけられていた。特に女の子。僕が覚えているだけでも2人、出目金と名づけられていた女の子がいる。今思い起こせばどちらもかなり可愛いコだった。それを出目金とは・・・。ヒドい言い方である。しかし、子供の頃は「出目金」というアダ名はよく使われるが大人になると滅多に聞かない。出っ歯はいくつになっても言うのに、出目金は言わない。何故だろう? 

【レディメイド・ディグス・ディズニー】(CD)⇒小西康陽プロデュース
【CINEMA SCOPE/CECIL】(CD)⇒久々の試聴買い。大体4、5回聞いて死蔵盤 になるんだよなあ、この手は。

■今日という日。13時から麹町で会議。本日の会議はこれだけ。夕方、渋谷LOFTでCDラックを衝動買い。しかもお持ち帰りで。重い。なんで配送にしてもらわなかったんでしょう?早々帰還すると宿題のFAXの山。さらに悪魔のようなスケジュール調整の電話もじゃんじゃんかかる。その合間に来週に控えた恒例の社長飯会の場所も決める。伊藤さん樋口さん鮫肌さん、恵比寿の【松玄】にしましたからね!以上社内連絡。さあ、尻に火のついたインターネットドラマを書き始める。#2まで書いて(時間にしてわずか8分分ぐらい)脳死。
 
Feb.13(Thu.)
■ある番組の企画でスタッフが献血をしに行ったら、「脂肪が多すぎるから」と断られてしまった。予想外の出来事であり、内容的には面白くなったのだが、実はその他にも「白血球が多い」「検査を受けなさい」と言われ、当人は極めて暗い面持ちだった。そういえばかつてある深夜番組で丁度人気が出始めたばかりのグラビア系のタレントに人間ドックを受けさせたことがある。その時も胆石だか腎結石だかが見つかってしまい、もちろんその素材はオンエアできず、彼女はしばらく休んで手術することになってしまった。健康の面では早期発見でよかったわけだが、タレント的にはちょっと痛い時期の休みになってしまったようで、最近見かけない。

■今日という日。12時から赤坂で会議。次の会議まで時間が空いたので、事務所に行く。本当は今夜親しいディレクターと飲みに行くはずだったのだが、ロケハンから帰って来れないので別日に・・・とメールが入りガッカリする。17時から麹町で会議。19時から表参道で打ち合わせ。締め切り的に唸るものがある。21時から渋谷で会議。そして22時過ぎには終わってしまった・・・。今夜は飲みに行くものだと思っていたので、もはや口は酒!の状態。仕方なく今や鮫肌文殊の酒奴隷と化している林を呼び出し、下北沢の「Zaji」へ行く。25時帰還。
 
Feb.12(Wed.)
■混みあったエレベーターに乗っている。途中の階でドアが開く。その階で待っていた人が、中の様子を見て、乗ろうか乗るまいか一瞬迷う・・・あの微妙な間は日常の小さな裂け目。

【ユリイカ別冊 松尾スズキ特集】(雑誌)を購入。

■今日という日。思い立って渋谷の銀行に新しい口座を作りに行く。案内係っていうんですか、あの銀行内にいる係員のぞんざいな態度に頭に来る。おそらくフリーターか何かに思われたに違いない。バカ。ちなみ待っている間に、お腹が痛くなったので銀行内のトイレに行ったら紙がありませんでした。そこまで経費節減するか?一応、客用のトイレなんだからさ、紙ぐらい予備をおいとけよ。バカ。本来ならば予備の紙が置いてあるべき場所に、先人たちが使った街頭で配布しているティッシュの袋が置いてあるのが何とも哀しみを誘う。紙々の黄昏。14時から赤坂で会議のはずが、諸般の事情で直前に取りやめ。時間が空いたので「スタバ」で資料読み。今回は魔女狩り。16時から溜池で会議。18時から田町で会議。20時から麻布十番で打ち合わせして、その流れで同じく十番でしゃぶしゃぶを食う。業界のヘドロ話を山のように聞く。23時半帰還。
 
Feb.11(Tue.)
■休日なのでゆっくり昼食を摂ろうと五本木のトラットリアに行った。食事を終えお勘定を払おうすると、レジにいた店員に、
「ヤマナさんですか?」
と尋ねられた。実は、デザートを食べている時に、アンケートを求められ、そこに名前を書いていたので、店員が僕の名前を知っていることは不思議ではなかったが、何故わざわざ話しかけてくるのかと疑問に思っていると、
「大内です。ビビるの」
確かに、よく見れば「ビビる」の大内だ。髭を生やしていたので分からなかった。というより直接の面識はない。ある時期、僕が「笑う犬」をやっていたので、台本上で名前を知っていたのだろう。芸人を辞めたと聞いていたが、まさかこんな所で働いているとは。世間は狭い。

■今日という日。薬が効いたらしく腹痛は治った。日中は↑のごとくゆるゆると過ごす。18時から赤坂で会議。何となくきな臭い感じがする。22時から千駄ヶ谷で打ち合わせ。24時帰還。
 
Feb.10(Mon.)
■そのタクシーは乗った時からちょっと普通ではなかった。ジャズがBGMというにはやや大きすぎる音で車内に流れている。
「環七の手前で降ります」
行き先を告げると運転手は、
「beforeね」
なぜ英語?

■今日という日。目覚めると同時に猛烈な腹痛。風邪か食あたりか。会議が1つ飛んだので14時過ぎまで布団の中に。15時から神谷町で会議。18時からお台場で会議。21時からもう1つ打ち合わせがあったが、相手が緊急入院ということで延期に。こちらも体調不良なので、いそいそと帰途に。22時帰還。相変わらず腹痛。どうやら風邪のようだ。
 
Feb.9(Sun.)
■今日という日。
■日曜日だというのに打ち合わせが1つ。15時から松濤。
■予想外に早く終わったので、急遽、下北沢・本多劇場で【空天華 リリパット・アーミー2】を観劇。楽日ということもあって、役者苛めネタ連発。さらに中島らもネタも・・・。恒例のちくわもたまたま足元に飛んできたので遠慮なく頂く。
■終演後、本日のゲストの粟根さん、そしてサプライズゲストとして登場した升さんらと、劇場近くの【鳥海亭】に。今夜は関西小劇場界の話がてんこ盛り。といっても演劇の話ではなく、ほとんどが誰と誰がつきあってるあるいは別れたという話。残念ながら僕には半分以上分からない。やがてバラシを終えたリリパの皆さんも合流。
■25時半帰還。
 
Feb.8(Sat.)
■変わったバイトの話となると必ず出てくるのが「死体洗い」である。しかし、今やこの死体洗いは都市伝説と言われている。確かに死体洗いをやったことがあるのは友達の友達であって、話す当人がやっていることはない。ところが、先日、実際に自分で死体洗いをやったことがあるという人と出会った。彼の話はこうだ。
△死体がある部屋は窓のない密室。殺菌のために青い紫外線灯が使われている。
△入り口のドアを開けると、ホルマリンに匂いが強くし、目が痛くなるほどである。
△死体はホルマリンプールに入れられている。水面から出ると紫外線で皮膚が傷んでしまうため、時々、棒で突付いて沈める。
△ホルマリンに漬けておくと、表皮が剥離してくる。死体洗いといっても、実際はこの表皮を拭き取る作業である。
・・・・ということなのだが。これが真実かどうかは分からない。その人が真顔で冗談を言っていたかもしれない。そもそも実験用の死体がこんなにぞんざいな保存のされ方をするのか?というところに相変わらず疑問が残る。死体洗い。やはりその真相はまだ不明。

■現在配布中のフリーペーパー【dictionaryNo.0090】(Comedy dic)に寄稿しています。書店・CDショップなどの店頭にあるみたいなんで、見つけられた方はご一読を。

■今日という日。寝過ごしました。12時から恵比寿で会議。5時間。長い。本日は週末ということで仕事はこれにて終了。渋谷・道玄坂上の【清香苑】で焼肉を食う。焼肉不毛地帯の渋谷で、ここの焼肉は白眉。ただし旧店舗の時にあった牛テール焼きがなくなったのが残念。23時半帰還。

Feb.7(Fri.)
■今日という日。
■14時から溜池で会議。会議室では演出が突発的に怒鳴りだし、外の通りでは右翼の車が大音量で叫んでいる。中も表もうるさい。16時から恵比寿で会議。ある種、色々なことが解決する。
■19時からPARCO劇場で【SLAPSTICKS】観劇。サイレント・コメディに対する愛情溢れる舞台。この舞台の評価は観客の古きよきコメディに対する思いいれによって大きく異なるのでは。
■終演後、楽屋を訪ね、山崎さん・峯村さんなどに挨拶。PARCO劇場の楽屋はこのところトーキングでよく行くので、まるで勝手知ったる他人の家、といった感じ。
■普通なら役者陣と飲みに行くところだが、明日から2日昼夜公演となるので、残念ながら行けず(しかも3時間の芝居なので、この時点ですでに22時半だし)。
そこで一緒に見に行った制作さんたちと近くの居酒屋へ。と、色々故あって、作・演出のケラさんも途中合流。今日の舞台の裏話、小劇場周りの色々なネタなどを聞く。
■解散して、やや話したりない面々ともう1軒。ここでも芝居の話ばかり。今宵はすっかり小劇場の人である。
■28時帰還。
 
Feb.6(Thu.)
■月9の「いつもふたりで」はウチの事務所がモデルじゃないか、と今までに何度か言われた。つまり西村雅彦が古舘さんである・・・らしい。まあ、あくまで冗談だと思っていたら、この噂、随分広まっているらしい。というのも今月号の「日経エンターテイメント」に載っていたのだ。事情通たちが番組についてコメントする「テレビ証券」というページで、ある事情通が「古舘プロジェクトがモデルってホント?(事務所の名前の部分は太字!)」と疑問を投げかけたところ、他の事情通氏が「らしいね」と受けている。う〜む、面白い。じゃあ、坂口憲二は誰だ?古舘さんに近しい作家ということになるな。今、古舘さんの番組によく関わっているのは山本さんと冨永さん。そして坂口憲二役同様独身となると・・・山本さんか。どうなんでしょうかこれは、山本さん?機会があったら訊いてみよう。

■数年前、【フロッグマンショー】というビデオに脚本で参加した。出演は松尾さん他、松尾スズキさん、ふせえりさんといった今からすれば低予算にしてはなかなかメンバーで、演出は偽名であったが宮沢章夫さんだった。今日、松尾さんから聞いたのだが、このビデオのプロデューサーは、今をときめくあのソフト・オン・デマンドの高橋がなりだったそうである。このビデオの中に「裸番頭」というコントがあるのだが、彼はそれをヒントに「全裸女将」というAVを作り、それがソフト・オン・デマンドの最初のヒット作になったそうだ。そういう意味では、松尾さんはソフト・オン・デマンド発展の功労者であり、このコントの脚本を書いた細川君も株の1つも貰ってもいいかもしれない。それにしても、股間をお銚子で隠して廊下を行く裸番頭って・・・よくやらせてくれたよなあ。

■今日という日。12時から赤坂で会議。14時から渋谷に途中参戦したラジオの収録。送った何本かの台本のうち、演出的にはOKが出ていた物が代理店チェックにより数本NGとなっていた。理由は「エロ」「グロ」「ブラック」。まあ、何を基準に「エロ」「グロ」「ブラック」かと判断するかは、その人の基準。今回はあえて色々な球をあえて投げてみたが、これで先方のしょぼいストライクゾーンは分かった。次回からは、もう少し穏やかな球を投げようと思う。17時から麹町で会議。空いた時間で台本書き。22時から渋谷で会議。爆笑。今日、判明した「カシミール紛争の真実」はかなり面白い。24時半帰還。
 
Feb.5(Wed.)
■今日という日。
■7時半に起きて朝露天。なにしろ泊り客は3組しかいないため(しかも1組は女性客)、風呂は貸し切り状態。極楽温泉。ただし昨夜寝違えていて背筋が傷むのが辛いところ。お約束で旅館の朝食をもりもり食べて腹痛。
■家族は函南のお寺を見に行くというが、仕事があるので、一人熱海から新幹線で帰京。
■13時から千駄ヶ谷で打ち合わせ。17時から溜池で会議。19時半から麹町で会議。21時半から田町で打ち合わせ。何とも移動の多い1日。千駄ヶ谷や田町なんて普段は行かない場所だが、そんな所にも制作会社があるのだ。しかも両方とも同じ番組の(ただし別会社の)分科会。
■24時半帰還。長い1日。
 
Feb.4(Tue.)
■今日という日。
■12時から赤坂で会議。
■本日の仕事は以上。今日はこの後、前々から約束していた家族旅行で湯河原へ。弟の仕事が週末休みを取れないため、平日の旅行となった。
■家族は先に行っているので、一人、東海道線の普通で湯河原に向かう。約90分の道のり。ゆっくりしたかったので、グリーン車に乗る。プラス950円でかなり贅沢な気分になれる。普通電車のグリーン車はプチ贅沢としてオススメ。鎌倉に行くときも横須賀線のグリーンを使うとちょっとした旅行気分に浸れます。
■湯河原から宿まではタクシーで移動。食事の前に風呂に入りたかったので慌てたのがいけなかった。手帳に書いてあった宿の名前を読み間違えた。自分で予約したのに。泊るのは【天野屋】。しかし、運転手に告げたのは
「すいません、大野屋へ」
「天」と「大」。自分の悪筆が憎い。実はもう1つミスを犯していた。手帳にメモしていた電話番号は、「天野屋」の前に電話した別の宿の番号だったのである!ドジ2連発。大野屋の人に道を聞いて、天野屋へと向かう。これがまた少々分かりづらい場所。日はかなり暮れている。通りに人影はない。派出所で道を聞こうにも警察官はいない。この道で本当にいいのか?とやや不安になった時に、ようやく宿の前に着いた。
■親に聞いて驚いたのだが、この旅館、僕は3歳の時に来ていたのだ。確かに子供の頃、湯河原に来た記憶はあるが・・・まさか同じ宿に泊るとは!なんという偶然。
■しかし、宿題が残っている。温泉に入り、食事をしてから、次の間に篭って台本書き。おお、まるで文豪。そういえばこの宿は夏目漱石も泊ったらしい。ということで「行列のできる法律相談所」春SPの担当台本は文豪気分で書きました。
温泉の夜は早い。現在23時。すでにやることがなく、寝るしかない。
 
Feb.3(Mon.)
■タワーレコードで衝動購入の日。
【仕立て屋の恋】【髪結いの亭主】(DVD)⇒仕事関連でルコントを見なさいと言われて
いたので。
【男と女】【インターナショナル・ベルベット】【フェリーニの8 1/2】(CD)⇒いずれもサントラ。「男と女」は仕事がらみでビデオを何回も見たのでついつい購入。後で気がついたのだが「インターナショナル・ベルベット」もフランシス・レイ。テータム・オニール主演の映画。見てないけど。
 
Feb.2(Sun.)
■最近タクシーに乗ると、運転手の紹介が書かれていることがある。普通、名前と顔写真のみだが、中には趣味が書かれていることもある。あれはどういう意図なんだ?客が運転手と会話するきっかけにでもしろというのか。この前、乗ったタクシーの運転手の趣味は、
「読書・旅行」
なんともとらえどころのない趣味である。たまたま乗客が本好きだとしても、
「へえ〜読書が趣味なんですか。どんな本を読むんですか?」
「歴史小説ですね」
もしこちらが歴史小説を読まなければ、「そうですか」として返事して、会話は終わり。できることなら「読書」よりはもう少し引っかかりのある趣味を書いてほしいものである。だからといって、
「趣味・カナブン細工」
とあまりに特異な趣味が書かれていると、別に運転手と話なんかしたくないが、気になって仕方ない。そう考えると、やはり趣味なんて書いてもらわない方がいい。

■今日という日。
■午前中から昼過ぎにかけて2月から参戦することになった松尾さんが出演中の「ジョークブック」(文化放送)の台本書き。エコロジー、遺伝子工学、デフレなど今どきのキーワードをテーマにした内容でないといけないため、コントなのに何度もネットであれこれ調べながら台本を書き継ぐ。
■18時からTMCスタジオで行われている【演技物・14歳の国】の収録を見学に行く。全四話を3日間で撮影するため、毎日朝9時から夜26時までというハードスケジュール。訪ねた時、丁度第四話の撮影準備が行われていた。
■四話には、舞台では出来ないテレビセットならでは演出が。かなり異様でいい。あの戯曲の空気感をこういう演出で見せるとは。演出の大根さんの「舞台には負けないぞ」というディレクター魂が光るシーン。
■ちなみに今回の出演者は【三宅健(V6)・原金太郎・濱口優・光石研・モロ師岡、そして原田知世】。本読みの時に感じた違和感も、今やみんなセリフが馴染み、そこにはまた別の「14歳の国」が立ち上がっていた。
■音楽は【シンコ(スチャダラパー)】のオリジナル。
■それにしてもドラマの撮影は面倒だ。同じシーンをカットを変えて何度も撮る。日頃、バラエティのスタジオしか知らない身としてはイライラする。しかしこれがドラマ。ノートPCを持ち込み、収録の模様を横目で見ながら、サブで宿題の数々をこなす。ちなみにこれもここまでは収録を見ながら書いてます。
■結局、収録はかなり押して予定の26時になっても終わる気配なし。明日までの仕事があるので、最後まで立ち会うことなく帰還することになってしまったが・・・ここで心残りが1つ。こんなに遅くまで残っていたのは今日のラストシーンに原田知世がワンカットだけ出るのだ。それを見るために待っていたのだが・・・嗚呼、リハでも会えず本番でも会えず(彼女の出演シーンのほとんどは明日のロケ部分)これも非情な運命か・・・とこれ半ば冗談で言っていたのだが、帰ろうとしたら演出が気をつかってくれて、「楽屋に挨拶にいきましょう」。ということで楽屋を訪ね、無事挨拶を済ませ帰途についたのだった。
27時帰還。
 
Feb.1(Sat.)
■今年の札幌雪祭りの雪像はボブ・サップが多いらしい。黒人を白い雪で作るというのも奇妙な話。かといって雰囲気を出すために泥で汚れた雪を使えば、今度は差別的なムードが漂う。まあ、ボブ・サップってタイトルが書かれていなければ、ただの巨人にしか見えないが。

【ウディ・アレンのおいしい生活】を渋谷の古書店で購入⇒映画ではなく、このコピーが西武のCMで使われていた頃に出たウディ・アレンに関するムック。存在は知っていたが、まさか300円という安価入手できるとは思わなかった。

■今日という日。
■11時から恵比寿で会議。スペシャルの会議も含めて5時間の長丁場。
■18時半から松濤でネットドラマの打ち合わせ。プロットを詰めていて、どうも演出と噛みあわない。どうしてだろうと思いながら話し合ううちに、その原因が想定している主演俳優のイメージの違いにあることが分かった。彼はその俳優を映画の印象でとらえ、僕はテレビでの印象で考えていた。どうりで噛みあわないわけだ。そして一番の問題は現在の「主演俳優」がどんな芝居をしているか2人とも知らないことである。お陰で予想外に時間がかかり、こちらも5時間の長丁場。
■ということで24時帰還。