| Jun.30(Wed.) |
■今日という日。13時から新宿で所用。酸欠になるほど頭を使う。16時、西麻布で会議。18時、恵比寿で会議。次の会議に遅刻するとわかっていながら、首の凝りに耐えられず、指圧に寄った後、赤坂で会議。24時過ぎ、表参道で月例の社長を囲む飯会。相変わらず話が多岐に及ぶ。27時半解散。速攻帰還。
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| Jun.29(Tue.) |
■某女優は、飛行機が怖くて乗ることができない。どうしても仕事で飛行機に乗らなければいけない時は、乗っている間、意識がなくなるよう睡眠薬を飲むそうである。お陰である時などトランジットする空港で歩けなくなり、車椅子に乗せられて乗り換えの飛行機へと移動したそうだ。
■今日という日。午前中、私用で区役所へ。昼過ぎから砧スタジオへ。『アフリカのツメ』の収録。特に用事があるわけではないが、出演者に馴染んだ方がよいかと思い、なるべく立ち会うようにしている。本日前半の収録は冬野こと佐野元春さん大活躍。ナイアガラを微量に配合。この回、今村こと大倉孝ニ君はロケに出ているのだが、そのロケ先を含めて、かなり趣味に走った回。そういえば、ノゲイラも久々に参戦。幾つか小ネタを収録。夕方に中座するつもりが、先々の打ち合わせなども入って、帰るタイミングを失い、帰還したのは22時過ぎ。そこから特番の長い長い台本書き。
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| Jun.28(Mon.) |
■少女の手だった。いや、そう確かにわかったわけではない。ただ、大人の手にしては小さく、子供の手にしては大きい。そして、それは明らかに女性の手だった。だから少女の手だと思ったのだ。少女の手が僕の首を軽く絞めていた。あるいは腕を。はっきりとその感触を感じた。握力を感じた。体温を感じた。夢にしてはすべてがあまりにリアルだった。目を開けたら、見てはいけない物を見てしまう。そう思うと怖くて目を開けることができなかった。僕の首や腕を絞める者が、声なき声で言う。「私は欲望」。そこで記憶が途切れる。目を覚まして時計を見ると、ベッドに入ってからまだ15分程度しか経っていなかった。大量の寝汗をかいていた。あの夢は何だったのか。
■今日という日。嵐の予感は的中。朝7時頃、しつこく電話がかかる。諦めてとると、問題の特番のAD。「今、お近くのデニーズの前にいるんですが、ご連絡下さい」。お前が届けに来るのか。しかも、こんな朝っぱらから電話してきやがって。確かに今までにもADさんが直接ビデオを届けに来たことはある。だが、普通、事前に住所の確認はされる。今回は、それを怠って、いきなり以前、打ち合わせした近所まで来るとは。昨晩、電話で話した時に、住所の確認ぐらいしておけばよいではないか。今年最大に不機嫌な声で電話に出て応対。かなり嫌われたと思うが、まあ、仕方ない。さらにもう1つ、本日の午前中に書くべきナレーションも、2つの制作会社が共同で作っている番組のため、届く資料や情報に混乱が見られ、予定していたより書き上げるのに苦労。何とも不吉な週の始まり。13時から表参道で会議。16時から溜池で打ち合わせ。時間が空いたので、渋谷でマッサージ。辛いことになっていた首が、かなり楽に。20時半、目黒で会議。久々に参戦するスタッフもいる今回の『宝島の地図』。空気感が大事なこの番組、旧交を温めるべく、珍しくスタッフ一同を誘って飲みに行く。まるでサークルの後輩を連れ立って飲みに行く大学の先輩気分。25時帰還。
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| Jun.27(Sun.) |
■【ららら科学(学は旧字)の子/矢作俊彦】読了。小説の楽しさを堪能。
■今日という日。軽い夏バテ。13時半から築地で打ち合わせ。日曜日に打ち合わせを入れると生活のペースが乱れる。夕方、帰還後、台本書き。夜、近所の『叙々苑』で知人と焼肉。ほろ酔いで帰還すると、今日、夕方、VTRが届くはずの某特番のDから電話。「打ち合わせしたいんですが、何時頃ならいらしていただけますか」 最近、ナレーション打ちなんて、よほどのことがない限りしたことがなかったので、驚く。通常はDのメモ書きで書いてしまう。そして、こんな突然、打ち合わせと言われても困る。「何時でも結構です」とも言われるが、こちらは何時でも結構ではない。電話の向こうから明らかに憮然とした空気が伝わってきたが、こちらにも都合がある。夜中、予定通り、他の台本を書く。明日の午前中は嵐の予感。
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| Jun.26(Sat.) |
■今日という日。13時から渋谷で我が事務所の無料セミナー『月刊放送作家の会』のゲスト講師。今回は15人程度のグループを3つ作り、1グループあたり30分程度の質疑応答に答えるというスタイル。3回転、計90分以上喋り続けることになり、喉が嗄れる。人数が少ないと話しやすくていいが、質問内容がかぶり、何度も同じ話をしないといけないのが、難点か。終わりで飛び出して、渋谷で打ち合わせが1つ。17時から、今度は、明大前の専門学校で年に一度のゲスト講師。鮫肌さんと一緒に質疑応答に答えたのだが・・・例年20名前後の生徒がいたが、今年は何と5人。少子化と不景気の影響というが、一時の過熱気味だった放送作家ブームが下火になったということもあるのだろう。5人を前に、教壇の上から話していると、高校の文化祭でフォークソングを歌っているような気分になる。19時半から、赤坂で会議。喋りまくった1日。熱をもった喉を潤すべく、下北沢にいる鮫肌さん・酒平民ハヤシと合流。『せっちゃん』で飲む。24時半帰還。
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| Jun.25(Fri.) |
■放送禁止用語はすべて自主規制である。法律で定められているわけではない。
ある番組の会議で、新人のADが、台本を見て言った。
「インド人っていうのは、大丈夫なんですか」
どうやら彼は『インド人』という言葉が、放送上、不適切な言葉だと思ったらしい。
「インド人がダメだったら、フランス人も日本人もダメだろ」
「あ、そうか」
彼の気遣いこそ、実は差別の萌芽ではないか。
■今日という日。午前中は雑用各種。ある番組のロケが諸般の事情でNGが出たため、緊急招集。13時から西麻布で会議。16時から、神谷町でPV。これが予想以上に長引く。しかも、理不尽なことで怒られるし。とても中座できる空気ではなく、止む無く会議を1つ休む。21時から溜池で会議。23時半から赤坂で打ち合わせ。Dと2人、会議室で某特番の細部について検証。26時過ぎに終わって、外に出たら驚いた。こんな時間だというのに、赤坂の町にタクシーの姿がない。そして道にはタクシーを待つ人々の群れ。給料日、そしてボーナス後の金曜日だかららしい。ようやく捕まえたタクシーの運転手から聞いたのだが、実はボーナス後の7月前半は暮れに次ぐかきいれ時だそうだ。知らなかった。26時半、曙橋の編集所で打ち合わせ。迷走に迷走を重ねるD。ようやくロケを終えて編集に入ってもなおも迷走中。最後のご奉公である。28時帰還。帰還後、台本直し。すっかり朝。
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| Jun.24(Thu.) |
■今日という日。7時という奇跡的な時間に起きて、書き仕事諸々。10時から表参道で打ち合わせ。12時半から汐留で会議が2連発。私用で新宿へ。2時間ほど打ち合わせ。打ち合わせの途中で握手を求められてビックリする。そういう人には見えなかったのだが。19時、砧スタジオへ。『ぶっちゃけ99』の収録立会いに。担当回だったということもあったが、偶然にも井川遙さん&大島蓉子さんという『アフリカのツメ』コンビが出ることになったため(番宣に非ず。他局だし)。いつも仲居姿の大島さんは、それ以外の服というだけ新鮮。以前に顔合わせ的紹介をされただけの井川さんから挨拶して頂いて恐縮。ほどよきところまで見て、渋谷へ。22時から、打ち合わせ。終わって、夕食代りに『ディーマルゴ』へ。営業時間が変わったので、なかなか来ることができなかったのだ。25時帰還。
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| Jun.23(Wed.) |
■山羊のウンコをしているところを見たことがあるだろうか。黒豆のような小粒なウンコが、一気にザーと出る。まるでパチスロで大当たりした時のようだ。そこでふと思った。あのウンコはどこであんな風に粒状にされているのだろうか。肛門で千切って丸めている?まさか。そんなはずはない。きっと腸の中で丸められているに違いない。でもどうやって?人間のウンコが腸で作られる過程は何となくわかる。でも、山羊の場合はわからない。腸の中に、大勢の小さなおばあさんがいて丸めているのか。謎である。
■今日という日。朝、渋谷を通ると、発砲事件のお陰で、スゴい数の中継車。それを横目に初めていく制作会社へ。10時半から会議。助っ人的参入の特番。13時から汐留で会議。16時、天現寺の編集所で打ち合わせ。19時、お台場で会議。22時、赤坂で会議。樋口さんに車で送ってもらって、三宿で板蕎麦。25時半帰還。死んだように眠る。
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| Jun.22(Tue.) |
■今日という日。朝から地道に企画書を書く。最近の企画書は薄い物が主流だが、今回は故あって、分厚くなる。お陰で書いても書いても終わらない。そしてこれだけ苦労しても着地しない可能性はもちろんある。嗚呼。午後、予定より遅れて、ナレ書き用のVTRを送ると電話。しかし、バイク便が届けてくれた封筒の中には、資料しか入っていない。どうやら肝心のVTRを入れ忘れたらしい。お陰で予定が大きく狂う。くそ。16時から赤坂で会議。19時から、飯田橋の編集所で打ち合わせ。21時から赤坂で会議。27時半終了。帰還し、ようやく届いていたVTRのナレ書き。終わったのは30時。つまり午前6時。今から眠る。
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| Jun.21(Mon.) |
■ある2時間ドラマのスタッフから聞いた話。その番組には、某洋酒メーカーがスポンサーについているため、酒に酔っての殺人を犯すというのは厳禁。どうしてもという時は必ず日本酒。なぜなら、そのメーカーは唯一、日本酒は取り扱っていないからである。しかし、殺人を終えた犯人がウィスキーを飲むのはOKらしい。ひと仕事終えた後の癒しの酒ってわけか。でも、そのひと仕事は殺人。何とも呆れた話である。
■知人が、お寺が経営する幼稚園に通う我が子が、ある日、幼稚園である集いがありお菓子と一緒にこんなプリントを貰ってきたと見せてくれた。
『水子供養の詠』
プリントにはそう書かれた詩が書かれていた。
全文引用したいところだが、長いので印象的な箇所だけ引用すると、
「おかあさん
おかあさんは私のことを覚えていますか
おかあさんお腹の中にもう少しいられれば
きっとおかあさんに抱かれて
おいしいお乳を飲むこともできたのに」
「私もおかあさんに抱かれたかったのに
おかあさんに名前を呼んでもらいたかったのに
私には名前もないんですもの
私のまわりには手や足のない友達もいるのよ」
と、このような文章が延々と続く。
しかし、「これはどういうことか」と子供に尋ねられた時、親はどう答えるのか。僕が親なら答えに窮する。このイベントの企画意図が分からない。
■今日という日。経理関係の雑用をするうちに午前中が終わる。13時から表参道で会議。17時から目黒で会議。容量オーバーのPのお陰で、会議は停滞。本当はすぐさま帰還する予定だったが、何とも釈然とせず、後輩作家と飯。21時半帰還。だるくて仮眠。夜中に起き出し、スタジオ台本を地道に書く。
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| Jun.20(Sun.) |
■今日という日。台本書き&引越しに関する諸作業の1日。面倒極まりない。19時から目黒で会議。あと一週間欲しい特番。よくないなあ。22時半帰還。監督チェックの入った台本直し。
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| Jun.19(Sat.) |
■今日という日。
■予定では早起きして観光するつもりだったが、前夜の深酒とこのところの疲れのせで、目が覚めたら10時過ぎ。しかも外は早くも30度を越す天気。潔く観光を諦めて、『錦市場』で自分の土産として漬物を大量に購入。
■南座横の『総本家にしんそば松葉』でにしんそばを食べる。子供の頃、親に連れられて京都に来た際、食べさせられたにしんそばはとてもまずかった。あれは子供だからまずかったのか。それを確かめるために食べてみた。結論からいうと、大人になってもまずかった。なんだ、あの汁の薄さは。お湯か。それともニシンを突き崩して、あの汁に溶かして食うのか。いや、それでも味はないだろう。しかし、こんな風に名物にがっかりするのも、また一つの「観光」である。
■15時過ぎには帰還。移動は疲れる。仮眠の後、宿題。
■19時半から赤坂で会議。
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| Jun.18(Fri.) |
■今日という日。
■朝から取材で京都へ。某番組にゲストとして出演する野中広務氏の取材。
■だからというわけではないが、スタッフが用意してくれた新幹線は往復グリーン席。しかし、行きは一緒に行くPの都合で喫煙席。±0な感じである。
■そういえば、東京駅のホームで、「どこ行くの?」と声をかけられた。見ると「紳士」である。紳士。この書き方で、誰を指しているのか分かる方が、これをご覧の中に何人いるだろうか。しかし、そのようにしか書きようのない人物なのだ。
■京都駅前の野中氏の事務所で取材。わずか15分で終了。Pが番組内容をいつになく丁寧な口調で説明して、「あとは任せたから」と言われて終わる。ちなみに僕が交わした会話は、名刺を渡した時に「岡山ですか」と訊かれたので「祖父が鳥取です」と答えたのと、「パチンコとはやられるんですか」と質問して、「ギャンブルはやらない。忙しくてやる暇がなかった」というような答えが返ってきたのみ。
■わざわざ京都まで行ったにも関わらず、わずか15分で仕事が終わり、一同呆然。駅前のホテルのラウンジに場所を移して、今日の面会を受けて打ち合わせ。
■Pたちはそのまま東京へトンボ帰りだが、僕はせっかくなので京都に残ることに。二条城の横にある『全日空ホテル』に宿をとった。チェックインして、まずは昼寝。このところ、寝不足が続いていた。1時間ほど寝て、台本書き。
■夜、ホテルのインフォメーションで教えてもらった、近くの和食屋へ。一人で入っても大丈夫な雰囲気の店とリクエストして紹介してもらったその店は町屋を改造した和食屋。季節物ということで、鱧を食べる。梅肉で食べる鱧を美味いと思ったことは一度もなかったが、今日、食べたのは炙り鱧をワサビで。これは美味しかった。
■外に出ると梅雨の湿った空気。盆地のせいか、東京より湿度の感じが違う気がする。京都の夜は暗い。その暗さと湿度の塩梅が、何とも心地よい。
■ ホテルに戻って、再び仮眠。
■夜中、本日、京都に滞在している旨を連絡してあった知人から電話。親しい役者氏も交えて、飲み直す。26時半帰還。
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| Jun.17(Thu.) |
■今日という日。11時から赤坂で会議。「感謝祭」。もうそんな時期か。13時から汐留で会議。その後、事務所に行ってちょっと作業。時間が空いたので、引越し関連の雑用をしに世田谷へ。面倒この上ない。18時から築地で会議。20時半から赤坂で会議。22時から溜池で会議。25時、帰還。明日、京都に行くので、それに備えてやっておかないといけない作業多数。
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| Jun.16(Wed.) |
■真夜中の会議中、連日の激務に疲れ果てたのか、あるADが座ったまま熟睡してしまった。あまりの熟睡ぶりに起こすのも可哀想になり、放っておいたら、突然、女性の声が響き渡った。
『バッテリーが少なくなっています』
ノートパソコンの声だったが、まるで彼のバッテリーが少なくなっていることを告げているように聞こえ、会議室は笑いに包まれたのだった。
■今日という日。特番のサブ出しVTRの受け渡しで朝からバタバタ。明け方4時に、スタッフから電話。たまたま起きていたがよかったが、もし眠っていたらどうするつもりだったのか。とりあえず寝てからナレ書きをしようと思ったら、朝の8時からドアチャイムが鳴った。出ると、何とその特番のAD。「テープを持って来ました」。おいおい、直接届けるならそう言えよ。もう少し寝ようと思っていたのに。現場の混乱を象徴するかのように、届く資料も混乱している。そんなナレ書きに手間取るうちに、午後。会議を1つやむなく欠席。さらにもう1つ、別番組のナレ書き。16時から溜池で会議。19時からお台場で会議。21時からもう一つ厄介な特番の会議があり、終了したのは27時。長い。28時、帰還。
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| Jun.15(Tue.) |
■青山劇場で【浪人街】を観劇。公平に見て、今年の演劇界で指折りの大作にして話題作だろう。花道から続く通路沿いという、何とも恵まれた席に着こうとしたら、席の上に透明ビニールシートとともに、こんな紙が。
「こちらのお席は舞台に近い為、シーンによっては『水しぶき』や『血糊』が飛んでくる可能性がございます」
ここまではいい。だが、それに続くこの親切さは異例だ。
「第一幕開演から約1時間後(水の中を駆け抜ける夜鷹)、第二幕開演から約45分後(子恋の森)に、そのシーンを予定しております」
おいおいおい、微妙なネタばらしをしてどうする。
舞台の感想はいつものごとく略すが、今回、見ていて気付いたのは、自分の中のチャンバラ遺伝子である。この芝居、物語は極めて単純。次にどんな展開が待っているのか、よく分かる。それでいて要所要所で、気持ちが高ぶる。そうか。これは手垢のついた筋なのではない。一種の様式美なのだ。ネタばれになるので、詳細は省くが、ラストの20分以上ものチャンバラ(殺陣ではなくあえてここはあえてチャンバラと言いたい)へと続く一連の筋運びは、日本人の心に刷り込まれているものに違いない。そして、そんな様式美を作ることができる技術も、非常に大切だと痛感したのである。
■今日という日。11時半から溜池で打ち合わせ。種播く作業。一時帰還。引越し先を求めて、不動産屋とともに世田谷区内をウロウロ。今回は色々、条件つきで探しているので、なかなか難しい。19時から↑のごとく観劇。終演後、出演者の一人、今回、貴重なチケットを取ってくれた升毅さんらと南青山で軽く飲む。23時から27時半にかけて赤坂で2つ会議。帰りしな、作家仲間の村上さんと三宿で板蕎麦。28時帰還。
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| Jun.14(Mon.) |
■今日という日。2日続けて、会議時間を間違える。というか連絡のメールを読み誤り、勝手に時間変更と思い込んでいたのだ。お陰で1時間半、会議に遅刻。面目ない。その後、渋谷の制作会社に寄って資料をピックアップ。これで企画書を書かねばいけないのだが、時間がない。困った。17時半から目黒で会議が2連発。最後は放浪の番組『宝島の地図(BSフジ)』。何と今回はついに制作会社まで変わってしまった。これで3つ目の制作会社。さあ、今回はどんな内容になるのか。とりあえず、今日は「三都主」という当て字はどうかという話に。僕としては「酸と酢」という当て字がよいと思ったのだが。目にきそうな字面。って、こんな話題自体、世間の人々からすれば古いネタなのだろうが、会議室にいた誰一人としてまともにサッカーを見たことがないのだから、仕方ない。なのに、何故サッカーの話をしてしまったのか・・・?23時、帰還。細かい仕事を片付けていると、嬉しいメール。詳細は確定次第、お知らせします。
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| Jun.13(Sun.) |
■ある会議で乳がんの話題になった。会議室にいるのは男ばかり6人。ふと気がつくと、話しながら自分の胸に手をやっている。中には「こうやって自己検診をするんですよ」と言いながら、自分の胸をまさぐり出す奴までいる。事情を知らない人が見たら、さぞや不気味な光景だったに違いない。
■今日という日。珍しく大ポカをする。12時からの会議が15時に変更だと思っていたのだが、変更になったのは明日の話だったのだ。電話が入って、ようやく勘違いに気付いた。慌ててタクシーで表参道へ。1時間弱遅刻して会議に合流。16時、赤坂で打ち合わせ。雰囲気で決まったことはいざ細部を詰めると矛盾が出てくる。そこが難しい。帰還後、知人と近所で夕飯。
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| Jun.12(Sat.) |
■今日という日。午前中から快調に台本仕事。CD3枚分集中。しかし、曲がかかっていたことなどまったく記憶なし。集中した証。脳が発熱。14時半から赤坂で打ち合わせ。15時過ぎから同じく赤坂で会議。野心的な特番。どうなるか。急いで帰還。再び集中して台本書き。またもやCD4枚分。何を聞いていたんだっけ。真夜中、電池切れ。さすがにこの時間から遊んでくれる者はおらず。梅雨の夜の心地よい湿気に誘われて徘徊。246沿いのワインとラーメンが売りの『ならさん』という妙な店で一人飯。ここに来る時は必ず升さんや大谷亮介さんと一緒なので、一人というのは不思議な感じ。ついでに『bar−closed』をちょっと覗いて、再帰還。
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| Jun.11(Fri.) |
■今日という日。
13時から汐留で会議。
15時から虎ノ門で打ち合わせ。特番の後処理&タイトル決め。相変わらずタイトルを考えるのは苦手。
16時から赤坂でPV。少し困る。
18時から赤坂で会議。宙ぶらり。
20時半から赤坂で打ち合わせ。
面倒な台本書きがあるので、金曜日の街中を抜けて、急いで帰還。
しかし、帰還するなり労働意欲が限りなくゼロになる。いかん。だが、どうにもならない。DVDを見ながら、朦朧と妄想する。それが心地よい。何もしていないが、安らぐ夜。だが、仕事は片付かない。靴屋から小人が来てくれればよいのだが、どうやら20世紀に絶滅してしまったようだ。
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| Jun.10(Thu.) |
■仕事の資料で『乳がん全書』という本を読んでいる。乳がんの権威である聖マリアンナ大学の福田護教授編著の本である。そのタイトル通り、乳がんに関するあらゆる情報を網羅した女性には頼もしい1冊ではあるが、福田教授が書いたあとがきの中のこの一文はどうだ。
『本書の発行まで1ケ月足らず、サッカーワールドカップまで100日足らず、今ワクワクしています』
筆が滑っている。
■今日という日。久々に軽い二日酔い。そんなに飲んだつもりはなかったのだが。12時から16時にかけて汐留で会議。17時から築地で会議。中座して、駒沢へ。色々と面倒な話。複雑すぎて頭が回らない。予想外に時間をとられ、終了したのは23時半。この時点で、今日の食事はある夕方に食べたおにぎり2つ。空腹で腹痛。帰り道、久々に『bar−closed』に立ち寄る。
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| Jun.9(Wed.) |
■ある仕事の資料で叶姉妹のムック本を読んでいたら、美容にいいデザートとして「亀ゼリー」を薦めていた。その推薦の言葉が素晴らしい。
『亀度の高い物を選ぶことが大切です』
なんだ、亀度って。どんな度数だよ。単位はなんだ?1「カメ」か?いやいや、そんな単純な単位では世界単位認定協会も認めてはくれまい。
■今日という日。朝から怒涛の台本書き。あ、これはどちらかといえば脚本と呼ぶべき類の内容か。15時、その脚本を持って虎ノ門で打ち合わせ。サクサクと本を直していく。17時半、赤坂で打ち合わせ。19時、溜池で打ち合わせ。終わって、速攻帰還。
今日の夜半までには、先ほど打ち合わせた脚本を直さなくてはいけない。明日、某ゲストに内容のOKを貰わないと先に進めないからである。酸欠する勢いで直し。さらに締め切りを1日遅れている、これまた脚本の類。夜中、息継ぎのため、渋谷に赴き、親しい役者氏と飲む。27時、再帰還。呆れるような依頼のメールが来ており、暗い気分になる。
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| Jun.8(Tue.) |
■今日という日。朝、携帯を見ると、親しいDからこんなメールが入っていた。
『これからピーターガブリエルのコンサートを見にロンドンに行ってきます。木曜朝に帰ります』
コンサートを見るためにだけロンドンへ。なんだ、この贅沢は!
午前中、ある特番のスタッフから留守電。「明日までとお願いしていたタイトル案ですが、今日のお昼までに送って頂けないでしょうか」。時計を見ればもはや11時過ぎ。もう出ないといけないので無理だという旨を電話すると、「やっぱり無理ですよね」。おいおい、そんな言い方はないだろ。じゃあ、最初から頼むな。
香港ロケの台本書き。「一緒に来る?」と言われたのだが・・・どう考えても無理。残念無念。
12時、近所で昼食を食べながら、桑原茂一さんと打ち合わせ。今後の展開について。「スネークマンショー」のように耳で聞くコメディにとって、ラジオは重要なメディアであったが、今やラジオ自体、かなり死んだ犬となっている。本当はインターネットによる配信がいいのだが、そうなると使用楽曲に制限ができる。悩ましいところである。そんな話をする。
15時半、六本木で会議。
17時半、汐留で会議。
19時、築地で会議。妙な天候で体力の限界。
22時、帰還。体を伸ばすつもりで横たわるといつの間か寝ていた。慌てて起きて、ロケ台本&その他の台本。某番組の取材で来週、一緒に京都に来てほしいと連絡あり。スケジュールを確認すると、どうやら可能な感じ。日帰りの取材だが、一泊して来るか。午後の早い時間には取材は終わるので、少しは観光できる。この時期に行ってみたい寺も2、3あるし。悩むところ。いずれにしても、ちょっと楽しみが出来た。
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| Jun.7(Mon.) |
■ことわざや格言の類は、実際にあった出来事から生まれた物も多いのではないか。今日、思わずことわざにしたくなるような、こんな出来事に遭遇した。
『裏道にトラック』
どういう意味かの解釈は各自にお任せするが、何となく気持ちは分かってもらえるのではないだろうか。
■今日という日。13時から表参道で会議。長引く。大慌てでお台場へ。17時半から打ち合わせ。特番の企画打ち。ただし本当に着地するかどうかは不明。19時半、西麻布で打ち合わせ。某制作会社で打ち合わせしていたのだが、その会社の社長が、いきなり空気銃でADを狙撃し始めた。ちなみにこの会社の掲示板には『大便はちゃんと流すように』と社長名で注意書きが書かれている。大丈夫か。その後、三宿のデニーズでロケ打ち。行き先が三転四転しているこのロケ。そろそろ勘弁してほしい。23時帰還。
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| Jun.6(Sun.) |
■今日という日。そろそろ引越ししようかと考えて、知人から紹介して貰った不動産関係の方に会う。今日は顔合わせ程度。本格的な始動はもう少し先になる模様。あとはひたすら書き仕事。夜、三茶で知人と串揚げ。美味いなあ。
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| Jun.5(Sat.) |
■今日という日。珍しく寝過ごす。タクシーの中で宿題をしながら赤坂へ。11時から会議。特番の企画ブレスト。ようやく完成。あとは着地するのを祈るのみ。13時から表参道で打ち合わせ。大量の資料を渡される。しかもすべて婦人科回りの病気の資料。さすがに電車の中で読むわけにもいかない。時間が空いたので、私用で下高井戸へ。あることで、ある販売員に話を聞いたのだが、最初はこちらの浪人生のような風体に無礼な態度だった販売員。アンケート用紙に古舘プロジェクトと記すと、「ひょっとしてこちらはあの古舘さんの?」「ええ、古舘伊知郎の事務所ですが」。途端に相手の態度が変わる。19時、赤坂に戻って会議。これは7月に収録が決まっている特番である。意外と会議が長引く。帰り道、池尻で一人飯を食いながら、明日明後日の長い書き物に備えてメモを作る。23時半帰還。
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| Jun.4(Fri.) |
■風邪をひいた時、汗を出すと治るというのは実は眉唾であって、本当は汗が出るのは風邪が治り始めたサインであるらしい。そんな話をしていたら、あるDがいきなり怒り出した。
「風邪をひいた時は汗をかいて治す。これが一番。僕はずっとそうやって治してきました!」
彼は風邪をひくとまず熱い風呂に入り、そして裸のままベッドに入って布団を5枚掛けて汗をかき、大量の汗を流して体が冷えてきたら再び熱い風呂に入り・・・というのを繰り返して風邪を治してきたそうである。その間に食べるのはピーナッツのみ。栄養たっぷりというのがその理由である。どう見ても体に悪そうな方法だが、それで治っていると言い張るのだ。まあ、本人がいいというのだから、止める必要もないだろう。
■今日という日。13時から汐留で会議。15時半から虎ノ門で打ち合わせ。17時から21時にかけて赤坂で打ち合わせ&会議。21時、西麻布で会議。会議終わりで、鮫肌さんと三茶で飲む。26時帰還。
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| Jun.3(Thu.) |
■宣伝。3月までフジテレビの深夜でやっていた【お厚いのがお好き?】の本が出ました。番組が終わってから出るとうのもどうかと思いますが。今回はテレビ本と思われないようにと重厚な造り。本当にお厚い本になってしまいました。お陰でサブカルチャーのコーナーではなく、最近流行りの名作要約本の隣などに置かれているようです。何故、珍しく番組本の宣伝をするかといえば、この本に関しては些少ながら印税を貰えるとの連絡があったため。通常、番組の本が出ても作家がお金を貰うことはありません。売れに売れた『新しい単位』も、その大半のネタを提供したにも関わらず、微々たる謝礼しかもらっていません。それなのに当時、「儲かっただろ」と言われて返答に窮したものです。それに比べれば、今回は大違い。といっても「ひと晩の飲み代程度」の額だそうですが。一体、どんな店のひと晩なんでしょうか。「白木屋」でないことを祈りたいものです。それにしてもこんな宣伝をするのは、版を重ねることへの期待もさることながら、売れれば第2弾が出るに違いないからです。というのもこの本、番組の半年分しか収録していません。個人的には、番組後半の方が満足いく台本が書けたので、ぜひとも後半を出してほしいのです。実はこの本、台本をほぼまんま収録。小ネタもそのまま入っています。なんだ、番組の作家が書いたも同然じゃん。ならば「白木屋」とはいわず、せめて「春秋」あたりのひと晩であってほしいものです。これでもかなり控えめな志ですが。
■今日という日。VTRの到着の大幅な遅れ&仕事の堆積により、会議を1つ休む。15時半、汐留で会議。17時、築地で会議。来週あたり嵐の予感。20時半、赤坂で会議。藪に迷う。23時帰還。粛々と書き仕事。
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| Jun.2(Wed.) |
■【筒井康隆漫画全集】購入。筒井康隆自身が描いたマンガの全集である。所収の作品の大半は『暗黒世界のオデッセイ』や奇想天外社から出ていた『筒井康隆全漫画』で既読だったが、今回、単行本には初所収の小品も幾つか入っている。しかし、一番の収穫は巻末の『自作解説・メイキング・オブ・筒井康隆全漫画』。もしあなたがドタバタ最盛期の筒井康隆作品を愛するならば、この解説のためにだけ金を払っても惜しくないはずである。というのも、約40ページに及ぶこの解説文、マンガの解説ではあるが、その内容はマンガが書かれた1970年前後の筒井康隆の回想録。丁度『腹立ち半分日記』には書かれていない時期なので、ツツイストにとってはたまらない内容である。全集にすら収録されず、今や幻の作品である『社長秘書忍法帖』について、「あまりのひどさにこの作品、わが作品歴から抹殺している」の一文は、ファンにとっては色々な意味で貴重な一文ではないか。
■今日という日。10時から虎ノ門で会議。14時から渋谷で会議。広告代理店の方々が大挙して来る。18時半、新宿の「ルミネ・ザ・よしもと」へ。ある件で打ち合わせ。どうなるかわからない話なので詳細は秘密。流れで「7時―9時」の回を、調光室から見せてもらう。新喜劇部分は初めて見るので非常に新鮮。22時半、溜池で会議。非常に居心地が悪く、雑用が増えるばかり。26時半帰還。
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| Jun.1(Tue.) |
■電車の中では暇つぶしに本を読むのが常だが、さすがに夜10時過ぎの電車は満員でそれもままならない。そこで速度を感じてみようと思ったのは、電車が池尻大橋の駅に差し掛かったところだった。乗っていたのは急行電車で池尻大橋の駅は通過する。しかし、ホームに差し掛かる前に電車はやや減速。そして再び加速する。池尻大橋−三軒茶屋間はほぼ246の真下を走っているはずである。地下を走りながら、歩きなれた246沿いの風景を思い浮かべる。電車が加速を止める。頭の中の風景は三宿の交差点。しばらくして今度は減速を始める。その時、頭の中に浮かんでいたのは昭和女子大の正門だ。池尻大橋―三軒茶屋間で、急行電車はこんな速度の変化を見せる。何百回とこの区間に乗っているが、こんな風に速度の変化を実感したのは初めてのこと。いつもと違う意識を持てば、そこには新たな発見がある。
■今日という日。11時半から渋谷で打ち合わせ。旧知のプロデューサーから企画書の発注。いわゆる局への売り込み用の企画書なので通る望みは薄い。しかもかなりの部分、こちらにお任せだし。経験上、この種の仕事は報われることが少ないが、何故か引き受けてしまった。昔、お世話になったご恩返しといったところか。13時半から六本木で会議。今年のホリプロスカウトキャラバン絡みの諸々をお手伝いすることになったので。その絡みで地味な特番も1つ2つ担当することになる。その後、事務所に戻って台本書き。18時半から汐留、19時半から赤坂で会議。22時半には帰還。単発で助っ人した某番組をオンタイムで見た後、ナレ書き。静かな夜。
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