Jul.31(Thu.)
■今日という日。木曜日は早起きして、池尻のクロワッサン屋で朝食を摂りながらネタ出し。11時から麹町で会議。今回、唐津に行った折に久々にいいネタを思いつき、自信を持って提出。反応もよく盛り上がったが、ある作家がそのネタのほんのちょっとだけ社会的ルールを踏み越えている部分を指摘。しまった。盲点だった。一昔前なら強引にやったところかもしれないが、近頃はこの手の小さなミスが命取りになる。ということで残念ながらボツ。その後、事務所に寄ってまったく気の乗らない台本書き。夏バテのせい、ということにしておこう。18時から表参道で打ち合わせ。眺めるだけで憂鬱だったダイアナ妃に資料をスタッフが苦労して分かりやすくまとめていてくれた。感謝。少し目の前が明るくなる。一時帰還。台本書き。真夜中、某番組の総合演出と2人で三宿【月の窓】で飲む。前々から一度ゆっくり話したかったので、忙しい中、時間を作ってもらったのだ。色々なことが確認できて有意義な時間。27時帰還。
 
Jul.30(Wed.)
■ようやく東京も蒸し暑くなってきた。節電のために冷房が抑えられているのか、電車に乗ると湿気がまとわりついて気持ち悪い。そんな時期にピッタリの不快な新聞記事を見つけた。今朝の読売新聞である。
【地下鉄で凱旋】
昨日、全国高校野球大会東東京大会で初優勝を飾った都立雪谷高校の野球部員たちが、神宮球場から電車を乗り継いで地元まで帰ったという記事である。記事をよく読むと、恐ろしいことが書いてあった。
【車中では、土と汗にまみれたユニホーム姿を見た乗客から、「おめでとう」と声かけられ】
おいおいおい。土と汗にまみれたユニホームのまま電車に乗るなんて非常識だろ。他の乗客にぶつかれば服が汚れる。それでなくたって汗をかいた男子高校生の体は不快な臭気を発しているに違いない。そんな臭気が蒸し暑い車内に充満しているのだ。想像しただけで不快になる。確かに「おめでとう」と声をかけた乗客もいるかもしれないが、不快に思った乗客も多かったはずだ。何故、わざわざ汚れた格好のまま電車に乗る。みんなが祝福してくれると思ったのか。もしそんな風に思ったのならば、それは大きな勘違いである。自分たちの幸せをみんなが分かち合ってくれると思うのは傲慢だ。監督や教師は何を考えているんだ?もし高校生たちがそんなことをしようとしたらむしろ止めるべきだろ。そして、これをまるで美談のように載せる新聞も新聞である。
もう一度想像してほしい。土と汗にまみれた男子高校生たちと蒸し暑い電車に乗り合わせる自分を。うんざりとした気分になるはずである。

■今日という日。地方に行っていたせいで仕事が溜まってしまった。ナレーションを1つ片付け、続いてスタジオ台本を1つ。さらに締め切りを1週間過ぎている作文を送る。まだやるべきことはあったがここで時間切れ。13時から麹町で会議。大所帯の会議で発言が難しい。あれ、先週は逆のことを書いた気が。まあ、いいか。16時から溜池で会議。終わりで渋谷に出てCDを数枚購入。まだ聞いていないけど【akakage in the earth/akakage】が楽しみ。19時から恵比寿で会議。会議室が蒸し暑いせいもあって非常に不機嫌になる。21時帰還。やるべきことは山積みだが何もする気がしない。夏バテである。
 
Jul.29(Tue.)【唐津ふるさとみなさま紀行最終日】
■本当は唐津市内を観光するつもりで午後の飛行機にしたのだが、あいにくの激しい雨。仕方なくチェックアウトしてすぐ福岡市内まで移動。
■飛行機までは時間がある。せっかくだから博多ラーメンでも食べて行こうと思い、「天神」で途中下車。本屋でガイドブックを読み、ラーメン屋を探す。しかし、ラーメンガイドの筆頭に出てくるような店はすべて東京に進出済み。すでに食べている。他にも何軒か気になる店はあったが、いずれも天神からは遠い。そこで徒歩で行ける【郷家】へ。味は・・・その日最初の食事がラーメンはキツい!
■15時半、羽田着。一旦帰還。
■18時半から麹町で会議2連発。
■22時から赤坂で分科会。
■24時半帰還。
 
Jul.28(Mon.)【唐津ふるさとみなさま紀行2日目】
■10時に市民会館に入る。
■昼過ぎからリハーサル。ここで変更点が出た時のために作家がいるのだが、いかせん今回が初参加の身。演者との信頼関係はゼロ。申し訳ないが、変更に関するやりとりはDに任せる。
■それにしてもこの種の公開番組の威力はスゴい。昼前には早くも会場前に並ぶ人の姿があった。
■夕方、時間が空いたので、すぐ近くの【西の浜】へ。九州は砂浜の砂が白い。よく西日本の人間が関東の海の黒い砂を見て嫌な気分になるというのもよく分かる。
■浜からは唐津城がよく見える。城まで行く時間はなかったが、浜から見上げるだけで十分堪能。
■公開収録本番。独特の空気。本番に立ち会って見えてくることも多々ある。もしまた呼んで頂くことがあったら、今日の経験は台本に生かされると思う。
■終わりで、スタッフのみで打ち上げ。本日もイカの生き造りを貪り食う。後、近くの川で獲れるという天然ウナギの白焼きが美味。
■26時、ホテルに帰還。
 
Jul.27(Sun.)【唐津ふるさとみなさま紀行初日】
■本日からNHKの【ふるさとみなさま劇場】の公開収録に立ち会うために佐賀県の唐津に行く。前川清・梅沢富美男が演じる芝居部分の脚本を担当したのだ。しかし我ながら節操のない仕事ぶりである。
■羽田から福岡まで飛行機で1時間20分。そこから唐津までは電車で1時間半。
■夕方、会場である市民会館に着くと、スタッフはすでにその日の仕事をほぼ終えていた。そこでまずホテルにチェックイン。唐津第一ホテルリベール。部屋の窓の真下に河口がある、眺めのいいホテルである。
■佐賀のこの辺りはイカの生き造り発祥の地。ということで夕食ではイカの生き造りを貪り食う。刺身も美味いが、残った頭の部分やゲソで作った天ぷらが絶品。
■ただし九州は醤油が甘い。刺身醤油だけでなく、普通の醤油も甘いのには閉口。
■2軒目は、唐津駅前の屋台横丁へ。かつては普通に屋台が並んでいたらしいが、現在は騒音防止のため、プレハブの店となっている。しかし、店内のテーブルをよく見れば、それは屋台であり、足元には車輪もある。ここでは「ギョロッケ」を食べる。ギョロッケはこの辺りの名物の、魚のミンチで作ったコロッケである。
■さらに3軒目は、地方都市にしては落ち着いた感じのバーというかスナックというかそういう店。我々がNHK関係の人間と知った店の方が紹介してくれたのが唐津焼きの巨匠。その作品は、一つ数百万はあたり前だとか。しまった。もっと親しくなっておけばよかった。
■24時半、宿に帰還。
 
Jul.26(Sat.)
■今日入った居酒屋は店で打った蕎麦を食べられるのがウリだった。店内にはガラス張りになった蕎麦打ちスペースもある。丁度、その横の席になった。ガラスの向こうには誰もいなかった。もう今日の分は打ち終わってしまったのだろうか。そう思っていると蕎麦の注文が入った。職人がガラスの向こうに現れ・・・いきなりブラインドを閉めた。おいおいおい、閉めてどうする?むしろ普段閉めておいて、蕎麦を打つ時に開けるべきだろう。何のためのガラス張りだ。

■今日という日。13時から恵比寿で会議。その後、五反田の編集所へ打ち合わせに。その途中、人通りのない裏道を歩いていると、向こうから「うおおおおおおおおお」と叫びながら坊主頭の若者がヘルメット片手に走ってきた。こんなご時世だ。通り魔か!と恐怖が走る。しかし逃げ場はない。とりあえず目が合わないようにと後ろを向くが、よく考えたらむしろその方が無防備だ。などと慌てふためいているうちに、若者は走り去って行った。なんだったんだ?まったく心臓に悪い。その後、新宿に出て伊勢丹でプレゼントを購入。そのまま新宿で飲んだり食ったりして24時帰還。
 
Jul.25(Fri.)
■渋谷の通り魔事件のニュースを初めて見た時、渋谷はよく通る場所であるにもかかわらず、「ああ、渋谷かあ」程度にしか思わなかった。これだけ毎日妙な犯罪が起きている。ましてやそこは渋谷だ。今さらに何が起きても驚かない。とても人ごとな感じがしたのだ。翌朝のニュースで、被害者が出たコンビニの前から中継があった。それはよく制作会社の途中にあるコンビニで、何度立ち寄ったことのあるコンビニだった。その瞬間、急に事件がリアルなものに感じられた。恐怖が押し寄せてくる。漠然とした「渋谷」ではなく、僕と繋がりのある「渋谷」になったということだろうか。渋谷でこれだ。海の向こうの出来事にまで感情移入するのが難しいのも当たり前だ。

■今日という日。13時から麹町で会議。15時から渋谷でタレント打ち。その後、ある番組の台本に関する「不条理」な改稿の件で、Dと電話で口論になる。あ〜嫌だ嫌だ。Dも納得し改稿を要求したPと掛け合ってくれることになる。疲弊。スタミナ回復とそういう時期ということもあってうなぎを食べる。18時から赤坂で分科会。会議直前、先ほどのDからすでに出演者に台本を渡してしまったので変更はできないと言われたと電話があり、また激昂。実はここから事の顛末を10行ほど書いたのだが、書いているうちにバカバカしくなってきたので削除。22時から三宿のデニーズで鮫肌さん、林と打ち合わせ。疲れて分かりやすく頭が動かない。向かいの「かくれ屋」で焼肉を食べて、26時帰還。

Jul.24(Thu.)
■渋谷で起きた通り魔事件に関するNHKのニュースを見ていたら、アナウンサーが
犯人についてこう言っていた。
【青色っぽい服を着ていた】
なんか子供みたいな物言いだなあ。青色っぽい服って。じゃあ、他にどういう言い方があるのかと言われれば、適切な表現は思いつかないが、それにしても「青色っぽい服」って言い方はどうも緊張感にかける。

■今日という日。11時から麹町で会議。風向き不明。あまりに首が凝っているので、渋谷でマッサージ。爆睡。16時から表参道で打ち合わせ。今回はダイアナ元王妃。資料が山のようにあってたまらない。1時間遅れで麻布十番の会議に合流。ここも暗闇に向かってひた進む感じである。22時帰還。カフカの残りを仕上げる。今夜は家でおとなしくする。【お厚いのがお好き?】、今日は担当回。ハイデガー。珍しくオンタイムで見る。
Jul.23(Wed.)
■今日という日。13時から麹町で新番組会議。そろそろ本格的始動ということでスタッフがさらに増えている。総勢50名はいる会議。でも非常に発言のしやすい会議。総合演出の人柄によるところが大きい。その後、会議が1つなくなったので、事務所で台本書き。カフカ。相変わらず足をくじいた牛のごとき歩みで書き継ぐ。いつもならこの後、溜池の制作会社に行って作業をするのだが、面倒になったので、資料一式FAXしてもらい事務所で片付けてしまう。それにしてもここ数日、ノートパソコンに加え、資料本を数冊持ち歩いているので、肩と首が凝って仕方ない。夜、電池が切れたので、知人と飯。自由が丘で魚を食う。もう1軒、軽くハシゴして、25時半帰還。
 
Jul.22(Tue.)
■犬は人間にとって不快な匂いを好むことはよく知られている。例えばミミズの匂いは犬にとっては何よりの香水だ。知り合いの女の子から聞いた話である。彼女は当時、チワワを飼っていた。ある夜、家に彼氏を招き、めくるめく夜を過ごした。翌朝、チワワの様子がおかしい。慌てて獣医に連れて行くと、異物を飲み込んでいるという診断。そこで医者から下剤を渡された。半日後、チワワからは使用済みのコンドームが出てきたそうである。
愛犬家の方へ。犬の健康のためにも、そういう物の処理には気をつけましょう。

■今日という日。12時から赤坂で会議。終わりで事務所に籠もって書き物仕事。と、連絡が入って急遽夜の会議がなくなる。宙ぶらりとなる。結局、22時近くまで事務所で仕事。帰りの電車で一ヶ月ほど前に事務所に入った社員K君と一緒になる。聞けば何と住まいは三茶。これも何かの縁。三茶で夕食がてら飲む。24時半帰還。
 
Jul.21(Mon.)
■今日という日。朝5時に目が覚めてしまってどうにもこうにも眠れず。仕方なく起きて台本仕事を1つ片付け二度寝。10時から渋谷で本読み。前川清・梅沢富美男など普段は決して会わないような人と会う。本読みは色々と面倒かと思ったら30分で終わって拍子抜け。12時から赤坂で会議。総合演出、先週の放送について母親から手紙でダメ出しされたとか。しかも的確な指摘。まるで松井の父である。15時帰還。睡眠サイクルが壊れていて、眠くて仕方ない。仮眠。放屁に勢いで本番中の舞台の上にあがってしまい非常に気まずい・・・という呆れた夢で目が覚める。どうやら外から聞こえる音に影響されたらしい。夜、所用あって実家へ。ここで新たな事件は起きていた。僕もよく知る母の知人が急死していたのだ。しかも数日間、連絡が取れず、母を含む2人でその知人の家を訪ねたところ、すでに亡くなっていた。その後、警察も来て大変だったらしい。まさか身近なところでそんな事件が起きるとは。亡くなる直前まで馴染みの店で好きな物を食い好きな酒を飲んでいたというのがせめてもの救いかと思うが、そう思うのはやはり生きている者の傲慢だろう。それにしても今年の我が家は波乱の連続である。22時半帰還。疲れた。
 
Jul.20(Sun.)
■新宿シアタートップスで【鈴とファンファーレ/ONEOR8】観劇。知り合いの役者、八十田さんが出演していたので。感想は省略。途中でギャグとしての意図ではなく、むしろ決めの台詞で、台詞の内容とそれを言う役者の身体的特徴にズレがある部分があり非常に気にかかる。

■今日という日。似たような悪夢を何度も見て目覚める。午前中、短い台本を書いて、気力が萎える。知人が近所で仕事を終え、時間が空いてしまったのでと誘いを受けて、三宿のカフェでお茶。某劇団の裏話を聞く。19時半から↑。終演後、劇場で会った升さん、木村陽子さんともども八十田さんと飲みに行く。なんでも今回の公演は、飲み代を少しでも安くあげるため、毎日、出演者もスタッフもそして客もみんなで同じ飲み屋に行くのが恒例だとか。そうして数十人で大きな座敷に行くにもかかわらず、後は各自グループをつくって話し込む。普通、こういう席だと初対面の関係者と言葉を交わすことも多いが、そういう機会も一切なし。たまたま同じ店に入ってしまった感じ。25時帰還。
 
Jul.19(Sat.)
■ファミレスで後ろの席に来た3人家族の客が注文した。
「きつねうどんとラーメン2つ」
なんか違和感がある。

■今日という日。半死半生で起床し、11時から渋谷で打ち合わせ。頭が全然回らない。13時から恵比寿で会議。難渋。帰還して1時間昼寝の後、近所のデニーズで鮫肌さん、酒奴隷から酒平民に昇格した林と打ち合わせ。内容はまだ秘密。1時間半で鮫肌さんが飽きてきたので、三茶の串揚げ屋に場所を移す。美味いなあ、串揚げ。三茶にこんないい店があったのか。おまかせで食べて一人20本づつ頂きました。さらに二夜連続の「bar−closed」 なんていい客なんでしょう。24時半帰還。
 
Jul.18(Fri.)
■渋谷タワーレコードB1・STAGE ONEで【Live!Comedy ClubKing〜実録!コメディ番組収録現場】を開催。イベント構成を担当。その模様を記録として留めておく。

■開演時間の19時にスタート。しかし、この時点で実は10分押し。オープニングを飾る大堀こういち+小林顕作のフォークデュオ【羊】は開演時間の10分前、まだ客いれ最中から前座として登場する予定だったのだ。1曲目はサザンのカバー「C調言葉に御用心」 この「羊」、大堀+小林の2人が歌いたい歌を気持ちよく歌うというコンセプトのユニット。だからって、いきなりサザンって。会場に微妙な空気が漂う。3曲の予定を1曲削ってもらって、奇跡的にも「羊」ライブは15分強で終了。

■暗転の後、ラジオのオープニングでも使われている「未来世紀ブラジル」のサントラが大音量で流れて、タイトルVTR+ブッシュ&テポドンネタなどが流れる。

■続いて本日のメイン「コメディ番組収録現場」 文字通り、普段の収録の様子をそのまま見せてしまおうという試み。だからあえて細かい事前のリハーサルもほとんど行わなかった。番組で使用済みの脚本もあったが、その場で配役を変更したり、普段はやらないが生でBGMを当ててみたり、もちろん初見の本日用書き下ろし脚本があったりなどで、役者たちもいい塩梅であたふたしながら進行し、思い描いていた完成形の素描画ぐらいにはなったか。手探り状態の中、出演した皆さん、それぞれ底力を見せてくれたが、もしMVPを送るとしたら【池田鉄洋(from「猫のホテル」)】【バナナマン】 池田君のアドリブでは次回へのヒントを貰い、バナナマンは初見の台本にも関わらず、会場を爆笑に包む素晴らしい演技を見せてくれた。

■続いては【ヒロ杉山+エンライトメント】によるVTRショー。先日出したCD【WAR AND PEACE】を音源に映像をつけた作品。これは実際に見ていない人にその良さを伝えるのが非常に難しい内容。でもとにかく最高。いつかDVDにしてリリースしてほしいものである。

■そして「羊」のMCで短いカーテンコール。ちゃんと打ち合わせしなかったので最後はグダグダ。まあ、それもよし。正味1時間45分。準備時間も少なく、スタッフもボランティアが中心というあくまで手作りイベント。初めてにしては、上出来と自己満足することにする。今回の反省点を生かして、みんなの気持ちが熱いうちに早く2回目を開きたいものである。

■今日という日。14時から溜池で会議。それを終わりで渋谷タワーレコードへ。リハーサルの段階から立ち会う。内容は↑。終演後、近所の和食屋で打ち上げ。さらに出演者の峯村リエさん、マネージャーの中山さんと場所を移して、飲む。26時に店を出て帰還しようとしたら、2軒目に行く途中に誘いの電話をかけた方から、今、体が空いたと電話。すでにかなり眠かったが、頑張って上馬の「bar−closed」へ向かう。ここで合流したのは温水洋一・松永玲子の両氏。今、2人は池尻で明石家さんまさん主演の舞台「奇人たちの晩餐会」の稽古中なのだ。さんまさんの都合で、稽古はいつも真夜中だとか。ご苦労なことである。飲み始めた途端、眠くなる。お2人はまだまだ飲みたそうだったが、僕が帰ると言い出したのでお開きに。といっても帰還は28時。
 
Jul.17(Thu.)
■例の4人女児監禁事件のニュースを見ていたら、少女が駆け込んだ花屋の女性店員がインタビューに答えていた。画面はもちろん全面モザイク。まあ、それも仕方ないことだとは思うが、一つだけ気になることがあった。店員が、ずっと花のアレンジメントをしながらインタビューに答えているのだ。どういうことだ?忙しくて手が放せなかったのだろうか。そんなに忙しいならインタビューを拒否すればいいじゃないか。でも彼女は答えていた。ずっと花をいじりながら。ということは取材者と店員との間ではこんなやりとりがされたに違いない。
「仕事しながらでよければ答えますけど」
なんて片手間なんだ!確かにその店員の証言は貴重かもしれないが、その片手間感ゆえに、見ていて「なんだかなあ」という気分になってしまったのだ。

■今日という日。9時には家を出て、池尻のクロワッサン屋でネタ出し。木曜日はこのパターンになりそう。11時から麹町で会議。迷走。その後、渋谷で行われている松尾さんの「ジョークブック」の収録を覗きに行く。休憩時間中、ロビーをウロウロしていると「ヤマナさん!」と声をかけられた。声の主はよく知るディレクター。向かいのスタジオで収録をしているのだそうだ。「篠原さんが松尾さんに挨拶したいと」 篠原?見ると、彼の傍らにいたのは、おおおおお、篠原ともえではないか!今までにも何度か書いているが、実は僕は篠原ファン。自分が構成する番組のゲストになった時は、普段行かない収録にも顔を出す男である。しかし、会話をすることはもちろん至近距離でお目にかかることもなかった。そ、それが目の前にいます!キッチュさんとお話しています。あ、ディレクターに紹介してもらうか?ラジオではタレントとスタッフの距離が近い。これはチャンス。でもその前に、俺がファンだということをディレクターに言わなくちゃ。でもなんて言って紹介してもらうんだ?そしてなにを話せばいいんだ?ああ、これが一緒に仕事する現場であれば。しかし今の僕は単なる向かいのスタジオの構成作家。ああ、どうすれば・・・と考えているうちに、スタジオに戻って行ってしまいました。かろうじて、ディレクターにファンであることのみ伝える。レギュラー番組の収録らしいからまたお会いする機会もあるだろう。また野望へ一歩近づいた。野望か?

■↑が長くなったので別項で続き。16時から表参道で打ち合わせ。ダイアナ妃に関する資料を山のように渡される。その後、一時帰還して怒涛の台本書き。2本撮りの予定が出演者の都合で3本撮りとなり酸欠する勢いで台本を書く。21時から赤坂で会議。終わりでご近所の作家仲間に送ってもらう。小腹が空いたので「麻顔」で焼き鳥。23時過ぎだというのに主婦数人と小学生のグループがいて驚く。
 
Jul.16(Wed.)
■あるNHKの番組を見ていた時のこと。古い木材から家具を作るというリポートで男性レポーターが材料となる古材を触りながら「木というのは古くなると独特の味わいが出てきますね」と言っていると、そこに女性レポーターが来て、
「〇〇さん、何をそんなに愛しそうに見てるんですか?」
愛しそうに。なかなか会話の中では使わない言葉である。台本にそう書いてあったのか、それともアドリブなのか。もし僕が台本を書くとしたら、この局面でそんなセリフは書けない。だって、変だろ、「愛しそうに」なんて。でも、結果的にその言葉を使ったからこそ、耳に止まったのだ。そういう意味ではちゃんと異化効果があった。それが作為かどうかは分からないけれど。

■今日という日。13時から麹町で会議&分科会。16時から溜池で会議。18時から恵比寿で会議。本当はその後、樋口さん御用達の店で行われる社長との食事会に行く予定だったが、どうにもこうにも体調不良で急遽欠席。帰還。休養しながらも急ぎのナレ書きなどもあるので、薬を飲みつつ作業。
 
Jul.15(Tue.)
■ある男性スタッフは彼女と別れる時にこう言われたそうである。
「私のことは忘れていいから」
何という言い草だ。そう許可しないと、男が自分のことを忘れることができないとでも思ったのか。お前は女王様か。
しかし、この言葉は逆効果だった。
現に彼はあれから十数年経った今も彼女の言葉をはっきりと覚えている。そしてそれをネタにまでしているのだ。

■今日という日。朝から昨日貰った【コメディクラブキング(InterFM・毎週日曜深夜12時30分〜)】の完パケCDを聴いていたら、いきなり【自衛隊に入ろう/高田渡】が流れ出してきて驚いた。しかも次の曲は♪いざ行けつわもの日本男児〜の歌詞でお馴染みの【出征兵士を送る歌】窓を開けて聞いていたので、慌てて窓を閉めた。それにしてもよくこの2曲流せたもんだ。やるな、InterFM!日中は台本書き色々。19時から麹町で会議。2時間で粛々と終了。22時帰還。今夜はおとなしく自宅でナレ書き。
 
Jul.14(Mon.)
■ある番組の新人AD・23歳は、その番組の女性P・30歳に囲われているそうである。しかもただ囲われているのではない。経費で囲われているのである。食事はすべて経費で落とされ。真夜中に呼び出され彼女の部屋に向かうタクシー代も経費で落とされる。彼女が仕事でニューヨークに行った時も経費で同行。それが彼にとっての初めての海外旅行だったそうだ。日頃からかなり贅沢をさせてもらっているが、あくまで経費で落とせる範囲。だからお小遣いは貰っていない。しかし美味い物が食えて、普段行けないような場所に行けるだけでも、彼としては囲われがいあるそうである。

■今日という日。12時から赤坂で会議。難渋しかし充実。15時半から渋谷で打ち合わせ。今度はカフカ。別の意味で難解。資料本を山と渡される。背中がバキバキいうのでマッサージに行って、再び渋谷で会議。20時半、CLUBKINGで桑原茂一さんと金曜日に渋谷タワーレコードでやる「Live!Comedy ClubKing」の構成の最終的な詰めをする。完成したばかりのCD【WAR AND PEACE】を貰う。僕も何本か脚本を提供している。その他、貰った資料を見ると、この秋にはリリースが途中で止まっていた「ラジオスネークマンショー」が復活予定との情報。本当に出るのか?家までは徒歩で帰還。どうにもこうにも飲みたくなり、「麻顔」〜「bar closed」と一人はしごしてしまう。25時帰還。

Jul.13(Sun.)
■今日という日。そんな時間に寝たのだから、当然起きたのは昼である。細かい仕事が山積み。とりあえずスタジオ台本を1つ書いて、昼寝。起きて「dictionary」用のComedy日記を書く。といっても、日々のことは大抵ここに書いてしまっているので、その中から適当な物を選んで文字数を整えただけ。頭が窒息してきたので三茶経由三宿まで散歩。いつもタクシーで見かけるラーメン屋に行ってみようと店の前まで行ったら、ラーメン屋ではなく韓国料理屋であることが分かってガッカリ。仕方なく三宿の交差点の傍にある、以前バカボン鬼塚さんに薦められたカフェに入る。これはよい。帰還して再び細かい台本やネタ出しなど。夜は家庭問題で渦中の人である知人と近所で飯。お寿司を頂きました。

Jul.12(Sat.)
【Q熱リケッチア】の「Q」とは何なのか?という話になったのだ。何かの略か。それともA熱B熱C熱・・・・とあってのQ熱なのか。Q熱。何とも不思議な名前である。深刻な病気なのだが、どこか緊張感のない名前。
そんな話をしていたら、他の誰かが言う。
【XO醤のXOって何だ?】
XO醤。確かにこれも妙な名前だ。豆板醤と甜面醤とか他の醤たちはみんな漢字なのにいきなりローマ字。XO。とても大きいってことか?
どちらも調べれば答えは分かるのだろうかけど、あえて調べない。別にQ熱のQが何か知らなくても困らないし、知ってしまったら、今の「奇妙な名前だなあ」という感覚は失われてしまうと思うからである。

■今日という日。会議がなくなり、自宅仕事の1日となる。午前中に一昨日締め切りの台本を片付ける。さあ、続いては・・・と思ったところで頭痛。滅多に頭痛になることはないのだが。鎮痛剤を飲んで少し寝る。起きてハイデガーの決定稿作り。夜は渋谷で高校時代の友人たちと飲み会。当然、みんな年男だが話す内容はくだらないことこの上ない。例えば、産地直送の茹でアスパラを頼んだ。来たのはなかなかお目にかからないような太いアスパラ。もうそれで大騒ぎだ。
「これは普通のアスパラじゃない。オニアスパラ」
「産地直送ってチェルノブイリ産か」
「茹でて放射能を抜いてるんだな」
「放射能を抜くには3回茹でこぼさないといけないって小林カツヨが言ってた」
「放射能は苦いからな」
「下に氷を敷いてるのは、残留放射能が匂わないようにしてるんだよ」
とてもいい歳の大人の会話とは思えない。
2軒目はよく芝居の飲み会で行く安居酒屋。大失敗。隣の大学生の集団が来てうるさい。1時間で飛び出す。というわけでもう1軒。センター街奥の【門】の2階に落ち着く。23時過ぎに散会して、一人、上馬に知人数人が共同出資をして始めた【Bar−closed】に行く。今日がオープンなのだ。色々な人に会う。比較的よく会う人―松尾さん、須田さん、松永さん。久々に会った人―春風亭昇太さん、温水洋一さん。スゴい久々に会った人―八塩圭子さん、藤井千夏さん。初めて紹介してもらった人―鈴木慶一さん。28時半帰還。

Jul.11(Fri.)
■実は刺青も医師免許を持っていなければ行えない。ちゃんと医師法にも書かれている。
【針先に色素を付けながら、皮膚の表面に墨等の色素を入れる行為】
さすが法律。刺青の説明ひとつとっても回りくどい。

■今日という日。13時から麹町で会議。時間が空いたので東急ハンズでネタ帳を購入。ここ数年、紐で閉じることができる形の日記帳をネタ帳として使っている。今回は約半年で使い終わった。ちなみに最初の一行は【戦争するぞ!「おー!」 賛成する数が減ってくる】であり、最後の一行は【マニアの家計簿】である。15時半から渋谷で打ち合わせ。一時帰還。昼寝した誘惑に耐えながら、ハイデガーの残りをやっつけ、その他の短い台本を片付ける。23時から西麻布で会議。終わりで渋谷に出て鮫肌さんと飲む。25時半帰還。

Jul.10(Thu.)
■清原のホームランシーンと阪神の選手がバントするシーンをニ分割の画面で見ると、激しく性的興奮を感じるという同性愛者がいるという話を聞いた。あまりにねじれた話なので、どうリアクションしていいか非常に困る。

■今日という日。9時に家を出て、近所のクロワッサン屋で朝飯を食いながらネタ出し。11時から麹町で会議。定例の時間が変更になったのだが、毎週11時は結構ツラい。3時間ほど会議終わって事務所の会議室に引きこもる。本当はある番組のVTR台本を書くはずだったが、昨日送った別番組の台本のことでトラブル発生。詳しくは書かないが、頭にきたので、Dが書き直した台本を意地で全面改稿してやる。お陰で予定していた台本が2/3しか書けず、おまけに打ち合わせを1つ休んでしまう。やれやれ。21時から渋谷で会議。22時半に終わって、あまりに蒸し暑さにビールでも飲みたい気分だったが、まあ、今夜はおとなしく帰還。夕食を買おうとコンビニに向かう途中で、そういえば近くの新しい店が出来たとご近所さんが言っていたことを思い出す。店構えだけでも見ておこうと思って前まで行くと、「いらっしゃい。お持ち帰りもできますよ」と声をかけられる。焼き鳥屋だった。思ったより、若い人がやっている店のようだ。外から覗くと、それほど混んでいる感じでもないので、試しに入ってみる。なんでも一週間ほど前にオープンしたそうだ。これはいい。一人で行ける一番近い飲み屋を開拓。隣の席に座っていた、その店の内装をした工務店の方から焼酎をご馳走になったりして、24時半帰還。裏通りにある店なのでつぶれないことを祈るのみである。店の名前は【麻顔】でした
 
Jul.9(Wed.)【米沢・法事の旅2日目】
■今日という日。朝9時半から法事。
■この読経が変わっていた。いわゆるお経ではなく、お経を書き下し文にしたような感じになっており、まるで説法を聞いているようだった。どうやら内容がよく分かるようにとの配慮らしい。確かによく分かった。そうか、そういうことを言っていたのか。
■午後から仕事があるので、一人先に帰京。昼食はもちろん米沢駅の牛肉弁当である。
■車中で文学界8月号に載っている【ヘル/筒井康隆】を貪り読む。
■13時からの会議に30分遅れて参加。新番組。まだ緩やか感じ。本格的始動は来週あたりからか。16時半から溜池で会議。その後、同じく溜池で「DX」の作業。
■今月末に仕事で佐賀に行くのだが、どのタイミングで来られるか?と連絡があった。本当は仕事を終えてから2、3日九州に滞在するつもりだったが、予定が変わり翌日の夕方までには帰京しなくてはいけない。代わりに前日に九州入りすることに。約半日だけ自由時間ができる。さあ、どこを観光しようか。といっても福岡・佐賀近辺に限るのだが。
■20時半帰還。特番のナレ書き。
 
Jul.8(Tue.)【米沢・法事の旅1日目】
■今日という日。法事のために山形の米沢に行く。弟の仕事の都合上、こんなスケジュールになってしまった。
■東京から米沢までは山形新幹線で約2時間の旅。15時に米沢着。
■お世辞にも活気があるとはいえない街である。宿泊先は街の中心部にあり、その途中には商店街があったが、軒並みシャッターを下ろしている。定休日なのかもしれないが、それにしても閉まっている店が多すぎる。ホテルの前ある「ポポロ」という3階建てのスーパーもつぶれており、ガランとしたフロアには仮設の100円ショップがあるのみ。ある店のシャッターに貼られたハリガミを読むと、どうやら再開発の計画があったが、それが頓挫してしまったらしい。それにしてもこの活気のなさは異常だ。こんなものなのか地方都市というのは。
■夕食まで特にすることがないので、市内一の観光名所【上杉神社】へ散歩。
■米沢に来た以上、やはり米沢牛を食わねばならぬ。事前にネットで調べておいた【吉亭】で夕食。日本家屋を改造した庭の見事な米沢牛の店。家族会議の結果、しゃぶしゃぶに。
■ホテルに戻って、ひと息つくうちに熟睡。夜中に目を覚まし、2時間ほど台本書き。予定の半分しか終わらなかった。
 
Jul.7(Mon.)
■今日という日。10時から渋谷で昨日書いたハイデガーの台本を先生に添削してもらう。案の定、半分以上書き直し。やれやれ。一応、言い訳を書いておくと、ハイデガーの思想については解説本レベルまでならどうにかこうにか理解し、それでもテレビにするにはかなり難解で、自分なりにさらに噛み砕いて台本化したのだが、ここに落とし穴が待っていた。例えば、時間が過去から現在を経て流れていく先、端的にいえば「未来」のことなのだが、それを「未来」と表現してしまうと、原文では「未来」という言葉を使っていないし「未来」という表現を使うと他の意味合いが生まれてしまう、などの理由で×。じゃあ、似たような意味合いの日本語で「将来」なら?これも×。どうやら哲学の世界で用いられる言葉を使うとすべて×になってしまうようだ。結局、「先々」という言葉に落ち着いたのだが、それもかなり譲歩してもらってのこと。とにかくそんな細かな言葉遣いを、次々チェックされる。やれやれ。

■↑の項が長くなったので、別項に。1時間遅刻して、13時から赤坂で会議。15時から渋谷で会議。寝不足と湿度で生きる屍状態。所用あって一時帰還。すぐ汐留に移動。とてもサンダル履きで行ってはいけないようなビルで打ち合わせ。21時から田町で打ち合わせ。子宮筋腫に関するVTRについて打ち合わせる。ハイデガーから子宮筋腫まで、なんとも幅広い1日。疲れたので速攻帰還しようとしていたら、知り合いの役者から「今日はぜひとも飲んで頂きたい」というメール。あまりそういう無茶を言わない人なので、心配になり、渋谷で会い飲む。25時半帰還。
 
Jul.6(Sun.)
■渋谷のシアターコクーンで【Luminous/勅使河原三郎】を見る。この種のダンス物を見た時に痛感するのは、舞台に広がる闇の美しさ。芝居で見る闇とはどこか違う。そしてもう1つ気になるのはカーテンコールの長さ。ダンスのカーテンコールは本当に長い。今日もまず主演2人が舞台上を移動しながら3回挨拶をして、暗転。すぐに明転して、再び2人で挨拶、暗転。またすぐに明転して、今度は共演者が出揃って3回挨拶、暗転。すぐに明転、そして挨拶・・・というのを3、4回繰り返し、ようやく幕が閉まった。と思ったら、すぐに開いて、また挨拶、暗転、明転、挨拶、そしてようやく幕が閉じた。この間、15分以上。観客はずっと拍手しっぱなし。あの照明のタイミングを見る限り、あらかじめ予定されているようだ。ダンスを見るのは嫌いではないが、この延々と続くカーテンコールだけはどうも馴染めない。

■今日という日。気がかりな宿題を残す夜は眠りが浅い。浅い眠りからふと覚めては、宿題のことを考え、再び浅い眠りに入っていく途中にも宿題のことを考える。ならばいっそのこと起きてやってしまえばいいのだが、その踏ん切りがつかない。夢うつつの中、ハイデガーについて考えるうちに朝。もうギリギリ。仕方なく書き出す。面白いかどうかは二の次。とりあえず頭の中を整理する作業。これだけ必死にやっても、明日の先生のチェックでかなり直される予感。難しすぎるよ、ハイデガー。調子にのってきた所でタイムアウト。15時から↑のごとく観劇。終演後、一緒に行った知人と下北沢で寿司。と、ここに来て鼻が洪水。今朝方、窓を少し開けたまま寝たのが祟ったようだ。慌てて帰還し、久々に湯船に湯を張って風呂に浸かる。火・水とまたしても地方に行かねばならないので、前倒しで色々とやっておかねばならないので大変。
 
Jul.5(Sat.)
■あるマジシャンはかつて催眠術を得意としていたが、後に自ら封印した。理由はあまりに彼の催眠術が凄すぎて、かかったまま解けない人が続出したからだそうである。興味深い例では、子供に戻ってしまう退行催眠をかけた後、大人に戻したら、別の人格になってしまったということもあったそうだ。いずれにしろかけたのはいいが解くことができないという時点で、本当に得意だったのかという疑問も湧くが、それはさておき、とにかくそのマジシャンは催眠術を封印した。それから二十数年。今でも時々、彼にかけられた催眠術が解けていないと訪ねてくる人がいるそうだ。本当にそんなことあるのだろうか?そう思っていると、話を聞いていたプロデューサーが、
「実は俺も催眠術かかりっぱなしなんだよね」
なんでも数年前、ある人に催眠術をかけられ、もちろん解いてはもらったが、その後もその人に会って「動くな!」と言われると、身体が動かなくなってしまうという。もし本当ならば、ぜひその現場を見てみたいものである。

■今日という日。早起きして台本書き。すると知人から急ぎで相談したいことがあると電話。恵比寿ガーデンプレイスで昼飯を食べながら、ちょっと話す。13時からの会議に30分遅刻して到着。難渋。17時半に帰還して再び台本書き。難しすぎるよ、ハイデガー。現存在ってなに?夜中、近所に住む知人から飯の誘い。まだ台本は残っているが、水は低い方に流れる。「ピザホ」で夕飯。帰還して熟睡。
 
Jul.4(Fri.)
■今日という日。12時から渋谷・NHKへ。8月にやる【Wonderful Life】という特番の仕事。この番組、あのカルロス・ゴーンをスタジオに招いてトークする間に、彼の人生を元にしたコントが入るというちょっと風変わりな内容。そのコント部分の脚本を担当した。さすがNHK、コントだというのに、わざわざリハーサルのために別日をとる。それが今日。出演はゴーン役が生瀬さん。その他、大堀こういち、久保田浩、八十田勇一、犬山犬子、松永玲子(敬称略)、など気がつけばほとんど知り合いばかり。初対面なのは、今回、脚本も担当しているマギー(EXジョビジョバ)ぐらいか。あ、あと、トーク部分のMCをやる石田ゆり子さんもコントに参加。挨拶代わりに顔を出し、1時間ほどで中座。麹町で会議と打ち合わせ。さらに事務所に寄ってちょっと用事をし、17時には帰還。今週中盤、かなり怠けたので宿題山積み。しかしどうにもこうにもだるい。明らかに蓄積疲労。とりあえず仮眠。のつもりが目を覚ましたらもう24時。6時間睡眠。まだまだ眠いが、さすがにこのまま眠るわけにはいかず、デニーズに行って勉強。ハイデガー。難しい。存在ってなに?
 
Jul.3(Thu.)
■今日という日。昼は所用あって実家へ。15時から麹町で会議。色々ある。首のコリがひどく、渋谷でマッサージ。その後、ライターの須田さんの渋谷で飲む。【パイソン・スピークス】ようやく校了が終わったそう。インタビュー中で、J・クリーズがまだ日本語になっていない最新医学用語を使っているなど、翻訳作業の最後のツメでかなり苦労されたそうである。8月1日発売。コメディ好きには震えるような1冊。ぜひご一読を。飲んだのは円山町のホテルの隙間にあるような魚の美味い店。素晴らしい。実はかつて母がその界隈で日舞を習っていたせいで、円山町は懐かしい町。といっても当時の面影はないが。酔った勢いで、記憶を頼りに、昔、僕もよくついていった踊りの師匠宅を探す。ようやく見つけたその場所にもちろんかつての家はなく、マンションとなっている。ただ横に立つ古びた家は、僕が幼い頃のままだった。23時帰還。
 
Jul.2(Wed.)
■今日という日。突発的な事情で警察に行かねばならず半日つぶれる。あ、加害者ではなくて被害者です。悔しいので、初めて目の当たりにする刑事部屋をつぶさに観察。その成果はいつかどこかに反映されるでしょう。お陰で各方面にご迷惑・ご心配をかける。すいません。18時半からの会議に1時間遅刻して合流。新番組。夜、気分転換に親しい役者と新宿で飲みつつバカ話。24時に店を出て帰還中、役者の升毅さんから我が家の近所で飲んでいると電話。やや飲み足りなかったので合流。笑うぐらい典型的なスナックで26時まで飲んで帰還。
 
Jul.1(Tue.)
■「BRIO」にかつて1回だけ仕事のあるプロデューサーが出ていた。男の身だしなみ、みたいな特集である。歯磨きについて質問されて彼はこう答えていた。
【1回2時間。歯ブラシは毎回使い捨て】
磨き過ぎじゃないのか。

■バイク便で資料を送りたいというADから電話があった。
【住所か電話番号を教えて下さい】
「住所と電話番号」なら分かる。でも「住所か電話番号」はマズいだろ。電話番号だけ教えられても送りようがない。

■今日という日。目が覚めたら正午。本日締め切りの企画書をのろのろと書く。企画性よりも心意気が強い内容なので難渋。18時半から麹町で会議。帰還途中、知り合いが我が家の近所で焼肉を食べているので来ないかと電話。合流する。さらにもう1軒、祐天寺の通称「3階」と呼ばれている店に移動し芋焼酎を飲む。26時帰還。