Mar.31(Mon.)
■あるラーメン屋のトイレにお客様のご意見用のノートとペンが。ノートを見ると、中には感想がギッシリ。みんなトイレで書いているのか?1つしかないトイレ。長居されたら困ることもあるだろうに。

■今日という日。12時から赤坂で会議。先日収録した新番組をよりブラッシュアップするために話し合う。15時半から渋谷で会議。あっという間に終わる。18時からやはり渋谷で会議。同じ渋谷といっても神南と桜ヶ丘。その距離は歩いて15分はかかる。弛緩した会議。ADのあまりの不手際にこれは怒ってもいいところだと思ったものの、弛緩していたので、低い声でぼそぼそ文句を言うのみ。だらしない俺。22時から松濤で4月半ばから始まるインターネットドラマ「サバビアン」の打ち合わせ。撮影はすでに終了。あとはナレーションを録るのみ。このドラマ、ナレーションがかなり重要になる。そしてナレーターは・・・なんと高橋幸宏!お〜。ワガママは言ってみるものである。23時半帰還。宿題。
 
Mar.30(Sun.)
■「パリで食べたのと同じ感じなんだよ」
仕事柄、パリに行く機会が多かった知人に薦められた近所の店に昼食を食べに行く。五本木、駒沢通り沿いのクレープ屋である。店の前を通ったことは何度もあったが、今まで入ったことはなかった。こざっぱりした構えの店内に入ると、目の前にオープン式の簡単な厨房。その中にいたのは・・・なんと短髪のマッチョな男が2人。着ているのはもちろん筋肉がよく分かるピチピチのTシャツだ。厨房内でのオーダーのやりとりはすべてフランス語。しかもかなりドスの利いた声。なんだ、あの男たちは?あやしい。しかし出てきたそば粉のガレットは非常に美味しく、家に戻れば仕事があるというにも関わらず、ついついビールを飲んでしまう。晴れた日曜日のささやかな幸福。

■今日という日。いい天気。仕事したくない病にかかる。それでも午前から昼にかけて一週間に渡ってぼちぼち書いていたCGアニメの脚本(準備稿)をようやく書き上げて送信。その後、↑のごとく散歩がてら食事。せっかく駒沢通りまで出たのでいつもの美味しいパン屋でパンを買う。あと丸正でとリンゴとでこぽん。帰還するとビールのせいかおもむろに睡魔。惰眠。1時間ほど眠り、ようやく重い腰をあげてナレ書きをVTR3本分。さらにスタジオ台本。よし調子が出てきた。InterFMで始まるラジオ用のコントも書く。時節柄、戦争ネタばかり。ネットで査察団のことなど調べながら書き継ぐが、果たして放送できるのか。深夜、電池が切れてきたのでデニーズへ。真夜中のデニーズは考えごとをするのに非常によろしい。そんなこんなの日曜日だった。
 
Mar.29(Sat.)
【長崎鼻パーキングガーデン】
ある会議で貰った資料にそう書かれていた。長崎鼻パーキングガーデン?鼻パーキングガーデンってなんだ?鼻が並ぶ遊園地か?なんだそりゃ。後で教えられ、「長崎鼻」というのが鹿児島の地名であるとわかった。でも「長崎鼻」と見たら「長崎・鼻」と思っても仕方ないだろ。鼻パーキングガーデン。あえて誤読して想像するその施設はあまりに不気味だ。広い園内のそこここに鼻が並ぶ。象の鼻、豚の鼻、中にはジンベイザメの鼻なんて貴重な物も並んでいるかもしれない。そんなものを見て楽しいものか。

■今日という日。12時から恵比寿で会議。今夜は芝居を見に行く予定だったが先方とうまく連絡が取れず断念。早めに身体が空いたので友人・知人に声をかけ恵比寿で食事&酒。久々に仕事抜きでゆっくり食事した感じ。週末だし。23時半帰還。
 
Mar.28(Fri.)
■九官鳥はどこへ行ってしまったのか。かつて街には沢山の九官鳥がいた。僕の記憶の中で九官鳥をよく見かけたのは不動産屋の軒先だ。九官鳥は調子はずれの声で叫んでいた。コンニチハ。今から思えば九官鳥に話しかけている人の姿は何ともマヌケだった。何回も何回も「コンニチハ」と繰り返す。しかも何故か皆、声がやや高くなる。九官鳥に似せているつもりだったのか。だが、今や九官鳥はいない。どこにいってしまったんだ九官鳥?どこかの軒先に釣られた籠の中で、今も「コンニチハ」と叫んでいるのか。

■今日という日。13時から麹町で会議。終わって分科会が2つ。その後、事務所で台本書き。19時から溜池で会議。事情あって一番下っ端作家の僕が中座。21時より渋谷で打ち合わせ。手違いで資料が揃っていなくてイライラする。そのイライラを解消すべく、鮫肌文殊の酒奴隷・林を拉致して韓国料理屋を経てもう1軒軽く飲み、26時帰還。そういえば渋谷ではもう桜がいい感じだった。
 
Mar.27(Thu.)
■タクシーで1万円札を出したらお釣りがなかった。お釣りは約8000円。しかし両替しようにも近くに適当な店はない。運転手は釣銭だけでなく自分の財布の中まで見た。けれどやはり札は6000円しかない。
「残りは100円玉でいいですか」
そして20枚以上の100円玉を受け取ったのである。財布が重い。

■今日という日。春一番。15時から麹町で会議。17時から神谷町で特番打ち合わせ。その後、砧スタジオへ。新番組の収録。不安材料が思い切り目の前に繰り広げられたので、呆然とする。どこから手当てをすればよいのか。一番いいのは共通言語を持つことだが、その道のりは厳しい。収録終わりで集まっていた作家みんなで飯を食いながら今後について話す。難しい。25時帰還。
 
Mar.26(Wed.)
■前々から気になっていた246沿いの古本屋に入る。その品揃えの充実にしばし呆然。とりあえず本日購入したのは・・・
【ダリ・異質の愛/アマンダ・リア】
【生きている穴/小松左京】⇒ハヤカワのポケット版を非常に安価で。思えば中学の図書室でこの本を読んだのが小松左京とのファーストコンタクト。

■今日という日。ゆるやかな立ち上がり。朝からテレビ・ラジオのコント台本を地道に書き継ぐ。昨日のラーメンズが刺激になったのか、順調に進む。たまには生の笑いに接することも大切と痛感。まだまだ書き物をしたかったが、会議の時間なので家を出て、池尻のクロワッサン屋で本日の1食目を食べていると、今まさに向かおうとして会議のスタッフから会議中止の電話。気持ちのよい午後だ。それもまたよし。散歩しながら帰還。再び台本書き。夕方、会議に出席すべく恵比寿へ。あまりに気持ちのよい夕暮れ。ずっとこんな夕暮れが続けばよいのにと思う。18時から恵比寿で会議。20時から祐天寺のクラブキングで茂一さんと打ち合わせ。今後のことに話が弾み、途中から学芸大学のフレンチに移動。食事をしながらさらに色々話す。脳のある部分が刺激される会話多数。さあ、この刺激から具体的に何が立ち上がるのか?24時帰還。
 
Mar.25(Tue.)
■今日という日。10時半から会議。出演に乗り気だった一般出演者が、突然離婚の危機となり今回は辞退させて欲しいと言ってきて非常に困る。午後、時間が空いたので知人と渋谷で昼飯。16時半から麹町で会議。あっという間に終わる。夜、本多劇場でラーメンズ公演【CLASSIC】を観劇。ラーメンズのコント、台本を読んだことはあったが、実際に演じているのを見たことはほとんどなかった。終演後、「和楽」でちょっとだけ飲む。22時半から赤坂で打ち合わせ。「感謝祭」の大詰め。25時半帰還。
 
Mar.24(Mon.)
■今回の戦争についてある知人が「そんなに争いたいならブッシュとフセイン、1対1で喧嘩すればいいのに」と言っていた。確かにそうだ。それなら犠牲者は出なくて済む。もしかすると殴り合っているうちに友情が芽生えるかもしれないし。ならば戦う場所はチグリス・ユーフラテス川の河原だ。

【イラクの小さな橋を渡って/池澤夏樹】(書籍)
 【そうだったのか現代史パート2】(書籍)
 ⇒現代の国際問題について非常に分かりやすい本。パート1は仕事の資料で読んだが、非常に分かりやすい本だったのでパート2は自腹で購入。
 【さよならギャングたち/高橋源一郎】(書籍・古本屋)
 ⇒文庫は持っているのだが、実家にあるのでついつい購入。

■今日という日。12時から赤坂で会議。今週木曜日収録の新番組。色々不安がてんこ盛り。16時から渋谷で打ち合わせ。非公式だった仕事が晴れて公式に。難しい本を簡単に紹介する番組。と書くとかつてやっていた「ほんパラ」のようであるがそうではない。もっと深夜っぽい味わい。ただしこの番組、作り方が変則的で定例会議もない。各回作家がディレクターと向き合って作っていくのだが、実は現時点でまだ番組のスタイルが固まっておらず模索状態。にもかかわらず途中参加の僕がいきなり#2を担当回。大丈夫なのか。次の打ち合わせまで時間が空いたので赤坂の喫茶店で読書。さあ打ち合わせに行こうと会議室の場所を聞くべく電話をすると「すいません、明日にして下さい」。本番直前で混乱しているのは分かるが、まあ、ちょっとよろしく頼むよ。風邪気味だったのでいそいそと帰還。22時半。メールをチェックすると今週末から来週頭にかけての色々な締め切りの連絡が来ていて唸る。

Mar.23(Sun.)
■知人のバイト先にかなり間違った言葉遣いをする女性がいるそうだ。この前もお釣りを多く渡してしまったことを指摘されたお客さんに、
「よく気がついて頂いて、ありがとうございます」
馬鹿にしているのか!と怒られても仕方ない物言いである。

■夢の中には時としてとんでもない記憶が登場する。今朝見た夢は親に結婚相手となる女性を紹介する夢 だ。そしてその女性というのが、今から30年ほど前、当時ウチの母親は日舞の稽古の通っていたのだ   が、その先生の家の内弟子の女性だった。まだ小さかった僕はとても可愛がってもらったものの、さすが に記憶の中のその顔はぼんやりとしている。なにしろ30年も前の話だ。でも夢の中ではとてもクリアにそ の人であると分かった。それにしても遥か昔の幼い日に出会った女性が、どうして今日の夢に現れたのだ ろうか。分からない。何が記憶の地下水脈に井戸を貫いたんだろう?

■今日という日。日曜日は睡眠不足を解消する日。とりあえずよく眠る。現在、丸一日遅れて某番組のVTRが編集中。そのテープが午後から何回かに分けて送られてくる。そして届き次第すぐさまナレーションを書かなくてはいけない。だから遊びに行ったりましてや飲みに行くことなどできない。自宅待機の1日。とりあえず近所のインド料理屋で野菜カレーとナンで腹ごしらえ。先日、メキシコから一時帰還中に偶然会った知人から「あなたは野菜が足りない」とまるでシャーマンのような目つきで言われたので、それ以来意識的に野菜を摂るようにしているのだ。その後、おそらくまだVTRが届いてないだろうと踏んで散歩。今日は散歩日和だ。世田谷公園で草野球をぼ〜っと眺める。15時過ぎに戻るとようやくVTRが1本到着していた。そしていそいそとナレ書き。以下、書き終わると丁度いいタイミングでビデオが届く。見られているのか。とりあえず22時にはすべて終わる。予想外に早く終わってよかった。タイミングよく近所に住む知人と連絡がとれたので、池尻の「マングローブ」というエスニック料理屋でやや遅めの夕食。24時半帰還。
 
Mar.22(Sat.)
■一緒に飲みに行った女性の一人が幾つか料理を注文した後、追加で水を頼み、何やら顆粒状の薬を飲み始めた。
「食べる前にね、これを飲むと、カロリーの7割が吸収されないの」
美食を愉しむために食べては吐き食べては吐きした古代ローマ人の現代版。

■今日という日。寝不足。11時から恵比寿で会議。来週収録の番組内容が戦争の影響で大きく変更。確かに「核戦争物」だったからなあ。番組がSOS状態。それにしてもこの会議室は寒い。足元から寒さが忍び寄る。夜、下北沢のススナリで【青空/THE SHAMPOO HAT】を見る。感想は省略。玉すだれの音が印象的。終演後、招待してくれた制作さんたちと地味に飲みに行く。今宵も「御勝手屋」。普通の居酒屋なのに、何種類もの生ガキがある。僕は生ガキは食べられないが。近所に住んでいる面々で軽くもう1軒。26時帰還。
Mar.21(Fri.)
■今日という日。戦争のお陰で寝不足。13時から麹町で会議。終わって一時帰還。先日頼まれた「非公式」な仕事をするつもりが、非公式だけに色々あって一旦ストップがかかる。早く公式になってほしいものである。時間が空いたので、仮眠。丁度よかった。20時から表参道でPV。確実に編集は24時間遅れているのだが、ナレーションの締め切りは変わらない。現時点で日曜は命がけということが分かり憂鬱。24時近く、約2時間遅れで溜池での会議に合流。夏にやる特番。会議後、作家の高須さんに近所まで車で送って頂く。
 
Mar.20(Thu.)
■今日という日。朝からテレビの前に張り付きながらパソコンに向かう。刻々と開戦へのカウントダウンを告げるニュースを横目に企画書を書く。進まぬこと夥しい。そして戦争が始まる。今後の経過が気になるが、そろそろ仕事の時間。ブッシュ大統領の会見を見て、仕事へ。13時から渋谷で松尾さんのラジオの収録に顔を出す。ホントに顔を見せに行っただけ。小一時間で次の仕事へ。15時から麹町で会議。夜、6年ぶりに東京に戻ってきた知人と飲む。話は尽きない。深夜に帰還。かなり酔っているが再びテレビに張り付く。そして朝まで。寝たり起きたりしながらひたすらニュースを見続ける。久々に登場、軍事評論家の江畑さん。ますますその頭は大変なことになっている。
 
Mar.19(Wed.)
■先日再発されたYMOのアルバムについていた応募シールを送ると貰える【YMO読本】がようやく届く。メンバー3人の濃厚なインタビューを耽読。近年坂本龍一がここまでYMOについて細かく語ったインタビューはないのではないか。
まあ、本の内容はさておき、気になるのは同封されていた手紙に書かれていた「夏頃には坂本龍一選曲・監修による2枚組みベストアルバムの発売を予定」の文字である。YMOのベストアルバムといえばEMI末期に細野晴臣による2枚組ベストおよび高橋幸宏によるライブ篇のベスト版がリリースされている。そしてついに坂本龍一の登場である。どんなベスト版になるのだろうか非常に気になる。今回、全タイトルが再発になった以上、その中からのみの選曲では商品価値はない。やはり期待されるのはレアなテイクだ。といっても伝説の「写楽」イベントのアコースティックライブをはじめ、既発のライブアルバムのアウトテイクなども、かなり前述の細野・高橋両名によるベストアルバムに収録されている。あと残る曲といえば・・・「テクノバイブル」のボーナストラックとして収録された「アフターサービス」のアウトテイクなど各ライブアルバムのアウトテイクの残り分。しかし今さらこれだけではどうだ?やはりここは唯一の公式音源化されていない「2000−20ツアー」からのテイクが満を持して登場となるのではないか?あるいはスタジオテイク物で唯一CD化されていない映画「プロパガンダ」使用曲「M16」が収録されるのではないか?と期待は高まるが・・・あまり期待すると拍子抜けになりそうなので、ほどほどにしておこう。
(※「M16」は再生当時に出版された書籍のオマケとしてシングルCD化はされています)

■今日という日。12時から白金で打ち合わせ。次の打ち合わせまで時間が空いたので、庭園美術館脇のカフェで↑のごとく熱い読書。16時から溜池で会議。20時から渋谷で「非公式打ち合わせ」。なんだ「非公式って」と思われるかもしれないが、先方にそう言われたのだ。行ってみればそう言いたくなる事情もよく分かる。終わりでディレクターと一緒に食事がてら飲む。そして色々グチを聞く。それにしても自分が手がけた恋愛番組の参加者をデートに誘うのはどうか。コーナー自体終わっているから別にいいんだけど。編集しながらディレクターが参加者に恋することは珍しくはない。中には結婚した奴もいる。26時帰還。
 
Mar.18(Tue.)
■今日という日。10時半から溜池で会議。準備期間の短い特番だが、その土台となる部分を手がけているスタッフの中に根本的な間違いを犯している者がいて、いらつく。午後、池尻のちょっと横道に入ったエスニック料理屋で知人と飯。こんな目立たぬ場所にこんなに大きな店があって客が入るのかといらぬ心配をする。18時から赤坂で会議。次の会議は汐留、しかも雨が強くなってきたので、タクシーに乗ると虎ノ門付近が大渋滞。見ればアメリカ大使館に向けての「戦争反対」のデモ。デモって赤信号でも関係ないのな。確かに戦争反対も大切だが、デモのお陰で止まったままで上がっていくタクシーのメーターはどうしてくれるのか。隣に止まっているバイク便のお兄ちゃんも焦っていたぞ。これも小さな戦争被害か。違うか。夜、下北沢の「御勝手屋」へライターの須田さんと飲むべく行くと・・・偶然知り合いと遭遇。しかもそのうちの1人は普段メキシコにいて、現在一時戻ってきていたところなのだが、実は前回会った数年前も、たまたま日本に戻ってきた時だった。あまりにタイミングのよさにかなり驚く。須田さんとはいつものごとく色々悪巧み。相変わらず広範囲な活動をしている人である。彼が翻訳していたモンティ・パイソンのインタビュー集が夏前には出版されるらしい。非常に楽しみ。26時半帰還。
  
Mar.17(Mon.)
■ある大物タレントに取材に行くディレクターが事前にマネージャーに会った時に「〇〇(大物タレント)は金髪が大嫌いなんだよね」と言われたそうである。そこで彼はトレードマークだった長い金髪をばっさり切り、坊主頭でタレント取材に出かけて行った。お陰で取材は順調に行われたそうである。 

■今日という日。12時から赤坂で会議。新番組。収録は近い。ここからは時間との戦い。15時から渋谷で会議。その後、同じく渋谷で某誌の記者の方から取材を受ける。といっても記事を書く参考のためのヒヤリングのような取材。テレビでは今や何が終わって次に何が来るのか?現場の声を聞きたいという内容。そんな難しいこと言われても・・・。特に先のことに関しては混迷を来たしている。果たしてお役に立てたのかどうか。19時から中野のスタジオに5月頃から始まるインターネットドラマ【サバビアン】の収録を覗きに行く。本日は合成シーンの収録。ブルーバックで松平健さんがフランス語を話している光景はかなり妙。配信が始まったら詳しくお伝えします。21時から恵比寿で会議。この番組のプロデューサーは現在妊娠中なのだが、番組の内容的にグロテスクな話しも飛び交い胎教には非常に悪いと思う。しかし自分が立ち上げた番組とはいえ臨月ぎりぎりまで会議に参加するというのはスゴい。意外と長引き26時帰還。
  
Mar.16(Sun.)
■深夜の番組はスペースの都合上、新聞のテレビ欄でそのタイトルが省略されることがよくある。今朝の新聞にはこんなタイトルが。
【濃縮サバ】
「濃縮サバイバー」の略であるが、あえてこのまま誤読すればイメージが広がる濃縮サバ。どんなサバなんだ?1匹に10匹分のサバ分。濃縮サバ寿司、濃縮サバの味噌煮。一口食べただけでもうサバは十分という濃厚さに違いない。

■今日という日。目を覚ますと朝の10時。途中何度か起きたが、結局13時間近く眠っていたことになる。子供か、俺は。起きて部屋の模様替えを粛々と進める。不用になった本は近所の図書館の「あげます」のコーナーに置きに行く。雑誌以外の本は捨てられないのだ。その合間に半年以上さぼっていたアニメのプロットを書いて送信。夜、知人と白金の【三合庵】で飯を食う。前々から一度行ってみたかった蕎麦屋。そばがきが感動的に美味しかった。そばがきを美味しいと思ったのは今日が初めて。ここで飲んだ焼酎の蕎麦湯割りが妙に濃く、2軒目のちょっとどうかと思う店に入った頃にはかなり酩酊。頭ぐるぐるのまま帰還。
 
Mar.15(Sat.)
■披露宴で感じた疑問。
何故、新婦の友人はスピーチしながら泣き出すのか?
何故、新郎新婦と新婦の友人が一緒に写真を撮る時、新婦の隣に並ぶのは、
大抵その中で一番可愛いコなのか?
何故、新婦が読む手紙は「〜だったよ」「〜だったね」と妙な喋り文体が多いのか?

■今日という日。11時から恵比寿で会議。中座して一旦帰還。着替えて、17時より渋谷のセルリアンタワーで古舘さんのマネージャーの江口さんの結婚披露宴に出席。早い時間だったが三々五々別れたので、すぐさま帰還。まだ21時。今日の夜はどう過ごすかと考えあぐねるうちに、気がつくと眠っていた。夜中に目が覚めたが、どうにもこうにもだるくて再び睡眠。
 
Mar.14(Fri.)
■ついに行方不明だった紙が発見された。
現在、家では普通紙FAXを使っているのだが、数日前、印字用の紙が数枚吸い込まれたまま行方不明になってしまっていたのだ。ディスプレイには「紙づまりです」の文字。しかしカバーを開けて中を見てもどこにも紙はない。確かに吸い込まれて行くのは見たのに。FAXの中なんて構造は単純だ。でも見当たらない。紙は吸い込まれたままどこかに忽然と消えてしまったのだ。
そこで今朝、再び行方不明の印字用紙の捜索を行った。しかし見つからない。そこで何の気なしに残りわずかだったインクリボンを巻き取ってみた。すると・・・その中から行方不明だった紙が次々で出てきたのだ。
言葉で説明するのは難しいが、我が家のFAXのインクリボンは幅広いロール状になっている。印字が済むとそれが巻き取られていく仕組みだ。しかし何かの拍子に印字済みのリボンが巻き取られず空回りし、その中に紙が巻き込まれてしまったらしい。そんな紙詰まりが起きるなんてマニュアルには書いていない。そしてこうなってしまった紙を取り出すためには、インクリボンを切らなければならず、残りわずかだったからよかったものの、もし使い始めだったら大損だ。
というわけで無事FAXは復活したが、何とも釈然としない思いも残ったのである。

■今日という日。快調な目覚め。宿題を済ませ、松尾さんが文化放送でやっている「トヨタ・ラジオジョークブック」の台本を数本書く。13時から麹町で会議。時間が空いたので渋谷をうろつく。直しの終わった服を受け取り、トーキングの資料本を買い、衝動的に前々から欲しかったレインスティックを購入。同じ店で売っていた澄んだ音のするネパールの楽器も欲しかったが今日は我慢。さすがに長さ1メートル弱もあるレインスティックを持って会議に行くわけにも行かず一旦帰還。22時から溜池で会議。25時半に終わる。流れで作家の中野さんと飲みに行く。色々と話すが、中野さんの劇団が持っている稽古場および事務所は私費で借りられているという話を聞いて驚く。事務所はともかく稽古場を持っている劇団は少ない。小さい劇団なら区民センターなどの公共の施設、大きな劇団でも稽古期間のみ専用の稽古場を借りるということがほとんどだ。劇団員にとっては何とも恵まれた環境。物作りにおいて環境がよいことにこしたことはない。28時半帰還。
 
Mar.13(Thu.)
■素朴な疑問。どうしてタレントのサインは、あんな風に分かりづらく書くのだろうか。その発祥は。ご存知の方、いませんか?

■今日という日。ゆるやかな立ち上がり。細かな原稿を片付け、届いたチェストを設置すべく部屋の掃除。途中で挫折。17時から麹町で会議。事情あって会議の雰囲気変わる。だが悪い雰囲気ではない。時間が空いたので事務所へ。この3月から入った新人は岩松了さんの所にもいたという演劇畑出身。色々話し込むうちに次の打ち合わせに遅れる。21時半、汐留で打ち合わせ。到着したらほぼ終わっており、宿題を出されて終わる。23時半帰還。久々の当日帰還。そういえば今日1日移動しながらずっと【建設的】を聞いていた。改めて聞き込むと、高橋幸宏が作った「なれた手つきでちゃんづけで」とヤン富田が作曲の「だいじょーぶ」のバックトラックが非常に心地よい。ということで繰り返し繰り返しこの2曲ばかり聞き、ちょっと飽きました。
 
Mar.12(Wed.)
■あるマネージャーはかつて某航空会社のパイロット試験の最終試験まで行ったそうだ。最終試験にはフライトシュミレーターを使った実技がある。操縦かんを握りながら、周囲を取り囲むスイッチ群の中から点滅した物を次々と押す、といった内容である。試験官は実技が始まる前に受験者たちにこうアドバイスしたそうだ。
「集中するな。注意力散漫でいけ」
全体に気を配れということだが、「注意力散漫」という言い方はどうだ。注意力散漫な連中に飛行機を操縦されているのかと思うと、怖くて乗れない。 

■今日という日。14時から神谷町で会議。本日は古舘さんも出席。内容などの詳細は現時点では内緒。17時、1時間遅刻して溜池での会議に合流。静かに終わる。20時から赤坂プリンスホテルで【トーキングブルース16th】の第1回会議。もうそんな時期がやってきた。1回目の会議で主に古舘さんから今年の方向性について語られるのが常。今日もそうだった。早速、資料として読むべき本が出てくる。さあ、動き始めだ。23時には終わったので、帰り道が一緒だった後輩の作家と三軒茶屋で飯。先輩風を吹かしてみる。お陰で帰還は遅れ26時帰還。
 
Mar.11(Tue.)
【HOLLYWOOD ENDING/THE CURSE OF THE JADE SCORPION】【スターダストメモリー】(CD)⇒いずれもウディ・アレンのサントラ。
【建設的/いとうせいこう&TINNIE PUNX】⇒再発盤。ボーナストラック目当て。

■今日という日。10時から溜池で会議。眠い。演出も寝不足のせいか、いつも以上に人殺しの目をしている。13時半から田町でインターネットドラマの出演者顔合わせおよび本読み。今回の出演者は【松平健・英玲奈・松田悟志・益子梨恵】など。本読みといっても、ほとんどセリフのないドラマなので、あっという間に終わってしまう。出演者たちも拍子抜けだったに違いない。出演者の中で英玲奈ちゃんだけ初めてこの席で声を聞いたが、かなりいい雰囲気。なのでややセリフを増やすことにする(もともと表情のみの演技でセリフは3つぐらいしかなかったので)。モチーフはボリス・ヴィアン。まあ、出来上がった物を見て、どこがボリス・ヴィアンだ!と言われてしまうかもしれないが、我々の心意気はそんな感じ。夜、ちょっとややこしい話。話すうちに自分も歳をとったもんだと思う。確実に変化はしている。26時帰還。

Mar.10(Mon.)
■今日という日。12時から赤坂で会議。紙の上では色々なことがまとまりつつあるが、実働しはじめるとどうなることやら。不安。15時半から恵比寿で打ち合わせ。のはずがディレクター発熱により延期。やや無駄足。17時半からお台場で会議。暴風。歩けないほどの風。あ、比喩ではなく、本当に風が強かったのだ。会議はむしろ凪。21時、恵比寿に戻って復活したディレクターと打ち合わせ。しかも内容は病気ネタ。24時から赤坂で打ち合わせ。「感謝祭」なのだが、煮詰まってくると演出がすぐ甘い物を発注する。今夜も夕飯も食っていなかったのに、甘い物三昧。身体に悪い。26時半帰還。今から宿題1つ。
 
Mar.9(Sun.)
■成城の街を歩いていたら、こんな貼り紙が。
【この松、差し上げます】
貼り紙が貼られていたのは、高さ4、5メートルほどはある松の幹。それを根ごとすべてあげるというのだ。さすが成城。豪快である。

■今日という日。13時から成城で、打ち合わせ。知り合いの声優さんがやっているラジオ番組の企画でショートムービーを撮ることになり、その脚本を頼まれた。予算がないので撮影場所は知り合いの家のリビング。まるで自主映画のよう、と言いたいところだがロケ場所は成城の一戸建て。ちなみに向かいはヤッくんのはなまる御殿。そんな一戸建ての20畳近いリビングが撮影場所。貧乏なんだか豪華なんだか。今日は下見も兼ねて、初めての本読み。昔の声優さんは役者経験のある人も沢山いたが、今回はほぼ全員純粋声優。恐らくセリフを覚えることも、動いて演技することも初めてのはず。大変なことになると思うが、まあ、後は現場まかせ。そういう仕事である。帰りしな、下北沢で【ソムリエ】(コミック)を大人買い。といっても古本屋だけど。帰還して仕事をするつまりがマンガ熟読。一気に9巻読んで頭痛。その後、渋々台本書き。
 
Mar.8(Sat.)
■知り合いのAさんは、子供の頃、世界地図を見て、絶対にもう1枚、裏側があると思い込んでいたそうである。丸い地球があの1枚にすべて入っているとは思えなかったんだそうだ。だからといって、裏があるに違いないという発想もすごい。そしてあの1枚で全地球だと分かった時、Aさんは「地球も案外狭いな」と思ったそうである。

■今日という日。11時から恵比寿で会議。遅刻。15時半から事務所で行われていた作家会議に1時間遅れて到着。この夏ぐらいにウチの事務所のHPを全面的にリニューアルする予定。お楽しみに。18時半から神谷町で打ち合わせ。20時に帰還して台本書き。その後、知人の役者と飲む。いい店を教えてもらったが、場所が自由が丘。再び行く機会は当分なさそうだ。
 
Mar.7(Fri.)
■ 知人の子供(3歳半)がテレビに出ているテツandトモを見ながら突然歌いだした。
「♪ままちゃんとぱぱちゃんがすぐちぇんかするのはなんでだろ〜」
幼児ながら、ちゃんとネタになっている。

■今日という日。焼肉の翌朝は胃が重い。激しい雨。14時から溜池で会議。会議終わりで、作家の高須さんとお茶を飲みながら色々話す。テレビの話、もっと広い目で捉えた放送作家の話、あるいはこの年齢その物の話。考えること多し。「考えると暗くなるか考えないようにする」。よく考えたら僕もそうやって色々なことを棚上げにしてきた。そんな棚が重さに耐えかねて軋み始めている。高須さんの言葉を借りれば「何も積み上げていない気がする」。確かにそうだ。気がつけば、今だ幼虫のように外皮は柔らかいままだ。あるいは精神的幼形成熟。心のウーパールーパ状態。かつて知人に言われたこんな言葉を思い出した。「夢の国に住んでいる人たちだから」。テレビやその周囲の世界が夢の世界とは思わないが、確かにいわゆる「社会」や「現実」とは乖離している気もする。そして今日も考えると暗くなるから考えないようにする。さらに時間が空いたので事務所で台本書き。22時から溜池で会議。行くと作家は僕しかおらず散漫と離すうちに終了。25時帰還。
 
Mar.6(Thu.)
【わが愛の税務署/筒井康隆】(文庫)購入⇒巻末の自作解題を読むためである。

■今日という日。12時から赤坂で会議。問題発生。3日前にその問題は発生していたが、「考えると暗くなるので考えないようにしていた」というチーフDの発言はある意味素晴らしい。15時から麹町で会議。寝耳の水の衝撃の事実。大丈夫なのか?19時半、砧スタジオに。「DXDX」の収録を横目に見ながらスタッフルームで台本書き。収録終わりで浜田さん笑瓶さんと近所の焼肉屋で打ち合わせ。4月から「HAMASHO」が土曜夜に枠移動するために、みんなで今後の方針を練る。といってもほとんどがバカ話だが。25時半帰還。昨日の夜が締め切りの台本を慌てて書く。
 
Mar.5(Wed.)
■ 竹橋の東京国立近代美術館に【ヴォルフガング・ライプ展】を見に行く。

■ きっかけは今回も展示されている彼の代表作「ミルク・ストーン」の制作風景に関する新聞記事である。この作品、白い大理石板の上部をシャーレ状に削って牛乳を満たしたという物。しかし本物の牛乳であれば、数日経てば当然腐るだろうし、腐るまでに至らなくてもその白い水面に埃が浮いてしまえば作品は台無しになってしまう。一体本物はどうなっているのか見てみたくなったのだ。

■ 会場に入ると、ガランとした空間に作品が点在している。まず目に飛び込んできたのは一直線に並んだ15個の真鍮の皿に米やハシバミの花粉を入れた「米の食事」という作品。

■ 彼は自宅近くの野原で集めた花粉を使った作品で知られる。今回も「タンポポの花粉」と題された作品があった。これは床に1メートル四方ぐらいの正方形にタンポポの花粉が撒かれたただそれだけの物。だがその正方形だけがやけに鮮やかに浮かび上がり、不思議な光景を作り出している。他にも「マツの花粉」という作品もあった。この時期の日本にあわせて「スギの花粉」という特別作品を作ったら・・・
などと考えていたが、重度の花粉症の人なら例えスギではなくとも、あの大量の花粉を見たら気分が悪くなるに違いない。

■ 展示室の隅に置かれた何かを真剣に見ている人々がいた。近づいてみると、そこに飾られていたのは、花粉の入った広口瓶である。作品名は「マツ・ハシバミ・タンポポの花粉を入れた瓶」。そのままである。確かに花粉の色の鮮やかさなどはあるが、所詮はただの広口瓶だ。瓶を真剣に眺める人々。現代芸術とコントの境界は意外と曖昧だ。

■ 静謐とした空間に点在する作品の間を、人々が回遊するように、ゆっくりと歩き回っている。平日の昼間ということで人はほどよく少なく、そして歩く速度もゆるやかだ。そんな光景を部屋の隅に立って、広い画角で見るとその光景自体がまたなにか別の「作品」のように見えてくる。

■ きっかけとなった「ミルク・ストーン」もちゃんと見た。牛乳は定期的に変えているらしいが、その白い水面に汚れはまったく見られない。本当にあれは牛乳なのか?という気にさえなってくる。

■ 今回気になったのはどの作品にもちゃんと所有者がいることである。例の瓶の所有者は日本のギャラリーだった。そして「タンポポの花粉」は「個人蔵」。しかしこの作品の場合は、床に直接花粉を撒くだけなので、個人で所有しようにもできないはずである(おそらく展覧会のたびに作り直すのだろう)。じゃあこの場合の「個人蔵」ってなんだ?展示会などに貸し出す時のロイヤリティがその人に支払われるということか。

■ それにしてもこのライプという人はどうやって生計と立てているんだろう。

■ 今日という日。午前中、書き仕事を済ませて、まずは渋谷ロフトでチェストを購入。本当はこの夏の更新を機に引っ越すかとも思っていたのだが、よくよく考えると面倒だ。そこで引っ越す代わりに住環境の充実を図ることにしたのである。その第ニ弾。その後、↑のごとく美術館へ。16時から溜池で会議。本日の会議はこれのみ。19時半に帰還して再び書き仕事。ある程度終えたところで電池が切れる。そして何故か頭の中は焼き鳥一色。ここ一週間ほど焼き鳥が食べたくて仕方なかったのだが、食べるチャンスが誘い出して、下北沢の「和楽互尊」へ。もちろん、1軒で終わるはずもなく例の新築Barへ。この店の水割りはやけに濃いぞ。26時帰還。撃沈。

Mar.4(Tue.)
【・・・ONLY WHEN I LAUGH/高橋幸宏】(CD)
 【ONCE A FOOL・・・/高橋幸宏】(CD)
 ⇒いずれも再発版。ボーナストラック目当てで買う。
 【公的膣圧/Yセツ王】⇒とりあえず

■今日という日。体調復活。天気も復活。なんと朝10時から特番会議。まあ、シリーズ物なので気分は楽。時間が空いたので知人と昼飯。優雅。14時から恵比寿で打ち合わせ。突然の話だったので小1時間ほど顔を出して、次の仕事へ。同じく恵比寿で暴れん坊将軍と会う。比喩ではなくホントに松平健さんと会ったのだ。ご本人は暴れん坊でもなんでなく、とても印象のいい方だった。それ終わりで近所の喫茶店で打ち合わせをして胃袋はコーヒーでタポタポ。またしても中途半端に時間が空いたので知人のお好み焼きを食べて、20時から田町で打ち合わせ。23時から汐留というか築地で会議。1時間の穴埋め特番のはずがいきなり2時間になっていてビックリ。25時半帰還。仕事とプライベートがモザイク状になってしまった1日。
 
Mar.3(Mon.)
■今日という日。朝から風邪気味。体調不良。12時から赤坂で会議。新番組の立ち上げということもあって沈黙=熟考の多い会議。脳内不調。2時間遅れて次の会議へ。終わってました。スタッフとちょっと話をして外に出たら、激しい雨。しかし近くに傘を売っているようなところはない。しばらく躊躇っていたが、催促の電話もあったので雨の中を飛び出る。コンビニについた時にはびしょ濡れ。これがよくなかった。次の打ち合わせの最中からいよいよ身体がだるくなる。実はまだ2つ会議が残っていたのだが、どうにもこうにも体調不良で欠席。帰還して薬を飲んだ後、宿題にとりかかるが、薬のせいか眠たくて集中できない。明日早起きすることを決意して早々就寝。総じてダメな1日。
 
Mar.2(Sun.)
■散歩していて、ふと、今度生まれる時は3月に生まれるのもいいなと思った。僕の誕生日は5月だ。1年で好きな月は5月と11月。でも誕生日なら5月がいい。5月は鮮やかで勢いがある。しかし、今度生まれる時は3月も悪くないと思ったのである。陽射しは暖かだ。だが風はまだやや冷たい。それがいい。予感の季節。そうか。3月でもそんな予感を感じさせる上旬がいい。予感とともに1つ歳を重ねる。悪くない。よし今度生まれる時は3月上旬。そう決めた。

■昨日であるが・・・【テクノ歌謡/コイデヒロカズ編】(書籍)
            【過負荷都市/神林長平】(文庫)を購入。

■今日という日。在宅勤務。あまりに天気がいいので午後は散歩。途中、電球やら蛍光灯やらレンジフードやら、普段は買いそびれてしまう家庭用品を買い込む。夜、知人と下北沢で飯。「橙橙」、「510‘S」と食い飲み歩く。24時帰還。撃沈。
 
Mar.1(Sat.)
■ラフォーレ原宿に中村有志ソロライブ【愛とバカ ユージ】を見に行く。開演15分前に行ったら、もはや桟敷席。桟敷に座るなんて久々。感想は略。それにしてもやりたい放題なステージ。だからこそ最近は年に1度シティボーイズライブに出ながら、あえてソロライブをやる意義があるのだと思う。後で関係者に聞いたところ、有志さん、ソロライブの時は内容が固まるまで、事務所の人間すら稽古場に入れないらしい。そんな所にもソロでやることに対するしっかりとしたスタンスを感じる。

■終演後、ロビーや楽屋周りで知り合いに多数会う。こんな所で会うとは・・・と思ったのは作家の中野(俊成)さん。「今度飲もう」と声をかけてもらってはいたが、現在一緒に仕事はしていないのでなかなか機会がなく、かといってわざわざ電話してというのも大仰な感じがしてどうしたものかと思っていたので、こういう所で偶然会えてよかった。来週飲む約束をする。楽屋に行けば、宮沢(章夫)さん、高橋(洋二)さんの貴重なツーショット。折りしもここはラフォーレ原宿。その向こうにはもちろん有志さん。こちらには面識はないが川勝さん。ある時代のある種の空気がここに再現。静かに感動。

■宮沢さんといえば現在「演技物」でOA中の「14歳の国」についてロビーで少し立ち話をした。脚本化する段階で非常に気になっていた「サタケは温水さんに当て書きをしたんですか?」という質問すると、「いや、あれは俺だな」。確かに言われてみれば、サタケの口調は宮沢さんらしくもある。それを言ったらすべての役が宮沢さんだ。
さらに原作者ならではの細かな感想、鋭い意見を幾つかもらう。
「あのセリフは確かに台本で読むと怒った感じでやってしまうけど、実際は喜んだ感じで言った方がバカバカしくて面白かったな」
あるセリフについて稽古中にそう思いついたんだそうだ。これは舞台の特権。時間の限られたテレビでは、なかなかこの「発見」にまでは至らない。演出と役者の共同作業の中から生まれる発見。それは貴重だ。同じ要素を演出が一方的に役者に押し付けても、同様の魅力は出てこない。
さらにこんなアイデアも。
「頭から順番に撮らないで、バラバラに撮った方が役者も何だかわからなくなってよかったんじゃないか」
確かにこれはいいアイデアである。役者は戸惑うだろうけど。演じることに専念できず、だからこそ宮沢さんの言う「ただそこにいる人」が出現するはずである。
短い時間ではあったけど、非常に刺激される会話だった。機会があれば、戯曲についてあるいは演出について、「今さらあえて訊くような根本的な質問」を宮沢さんにしてみたくなった。そんな風にインタビューできる機会はないものか。

■今日という日。11時から恵比寿で長い長い会議。19時から上記のごとく観劇。劇場を出ると雨足はさらに強くなっている。渋谷に移動して一緒に行った知人と飲む。【猿丸】。さらに下北沢に移動してニ軒目。先週も行った新築臭のするBar。店の名前は忘れました。本日もまた小劇場周りの話がてんこ盛り。面倒な岐路に立っている人々が多数いる。25時半帰還。「14歳の国」のプロデューサーからちょっと嬉しいメールが届いている。いい仕事をさせてもらったと感謝。