| Jan.31(Fri.) |
■【華やかな兵器 小松左京】(単行本)⇒古本屋で見つけたので購入。
■今日という日。
■早起きして本日締め切りの落語台本を書く。台本といっても既存の作品のアレンジ。こういう作業はなんて呼べばいいんだ?音楽でいえばカヴァー。ただし、今回はかなりいじったので、リミックスに近い作業。
■13時から麹町で会議。流れで分科会を2つ。
■19時半から三軒茶屋のシアタートラムで【トーキョーボディ 遊園地再生事業団】を観劇。感想は例によって省略。新しい表現に対する貪欲なまでのその姿勢に打たれる。ホント、宮沢さんは修行僧みたいだと思う。
■終演後、劇場であった桑原茂一さんともども宮沢さんに挨拶をしようと探すが、どこにもいない。スタッフの方に訊くと、
「向こうに行きました」
と示されたのは劇場の外。この劇場、外に出れば10メートルほど先に世田谷線の改札があり、そこで宮沢さんは竹中直人さんと立ち話をしていた。なにもそんな目立つ場所で立ち話しなくてもいいのに。合流してしばし立ち話。作品も見た目もすっかり変わった宮沢さんだが、「くだらなくて笑っちゃったよ」と嬉しそうに語る宮沢さんは数年前、スタッフとして関わっていた頃とまったく変わらなかった。
■そういえば竹中さんに会うのは「デカメロン」の打ち上げ以来。あの時も別れ際に握手をし、今日もまた別れ際に握手。なんとも握手の似合う人である。
その後、下北沢でライターの須田さん、編集者の米山さんと飲む。1軒目は「ザジ」、2軒目は「マザーズ・ルイン」(どちらも店名は英語だかローマ字表記だかだが、よく分からないのでカタカナで)。2軒目とも下北沢在住時代にはよくいった店。でも現在の場所に引っ越してからはまったく行っていない。いつものごとく話は縦横無尽に広がり、27時半帰還。
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| Jan.30(Thu.) |
■今日という日。
■朝から体調不良。全身ぐにゃぐにゃ。それでも何とかパソコンに向かい短いラジオドラマの台本を書き上げる。
■VTR送られてきた【宝島の地図よっ(BS−フジ)】の1回目を見る。面白い!久々に片岡K節炸裂。多くの方々に見てもらいたいが、BSだからなあ・・・。スタッフである僕ですら加入してないわけだし・・・。
■16時から赤坂で新番組会議。とりあえず顔合わせ。
■17時から麹町で会議。視聴率がよかったご褒美に鰻が出る。といってもご馳走してくれたのはチーフの作家。Tさんご馳走さまでした。
■21時から渋谷で会議。風邪で欠席者続出。
■23時から、ライターの故林さんが主催する酒宴に招かれて行く。行ってビックリ。
劇作家のタマゴたちの集いの流れの席だった。どうやら僕が呼ばれたのは、放送の仕事について色々訊くためだったらしい。う〜む。予期せぬ事態に思わず不用意なことを言ってしまったのではないかと後で反省。
■26時帰還。
■帰還して「演技物」のDのHPを見たら、昨日行けなかったリハーサルの様子が書かれていた。そして、新たに作った保健医役の原田知世に、シーンの意味を問われて説明したとの話が。しまった。行けばよかった。確かに出演者にしてみれば真意を問いたくなるようなシーン。その場にいれば、僕も一緒に説明していたはず。だって僕が作ったシーンだから。ああ、作家冥利に尽きる瞬間を逃した!と後悔しても後の祭り。でも無理しても行けばよかったです。
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| Jan.29(Wed.) |
■日本を代表する豪華客船「あすか」では船酔い止めの注射を1本500円で打ってくれるそうである。なんだ有料か。酔い止めくらい打ち放題にすればいいのに・・・。
■今日という日。「演技物」のリハに行くつもりだったのに・・・今日は新たに作った保健医役の元・時をかける少女が来るから見に行くつもりだったのに・・・昨夜途中で挫折したプロット書きを朝からどろどろ。まったく調子が出ずため息ばかり出る。ため息の装置。16時から溜池で会議。くだらないなあ、いい意味で。移動中、宿題を1つ片付けて、19時から恵比寿の中華料理屋で某番組の新年会。普段接する機会のない出演者・代理店・スポンサーの方々と色々話す。番組の性質上、こういう時間も貴重。もちろん二次会も参加。といってもそんなには飲んでいないけど。今からでも梱包のバイトぐらいならできる。24時帰還。
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| Jan.28(Tue.) |
■ある仕事でしばしば再現VTRの台本を書く。実話が元なので、モデルがいるわけだが、さすがに実名を使うわけにはいかず、台本を書く際は仮名にしなければならない。本来ならばAさんBさんでよいのだろうが、それでは視聴者が感情移入しにくいだろうということでそれなりの名前をつけるのだが、これが意外と難しい。いつもいつも「鈴木」や「斉藤」ではワンパターンだし、かとって「陣畑」だ「緑裏」だ奇をてらった名前をつけるのも考え物だ。ということで、僕は仮名に困ると、机の上の名刺束の中から何枚か名刺を抜き取り、その名前の組み合わせで仮名を作っている。
ここまで前置き。そんな仕事をしているために、週に幾つも僕以外が書いた仮名を見ることになる。そこで非常に頻繁に登場する女性の名前があることに気づいた。
【ゆうこ】がそれである。女性の仮名のうち4つに1つは「ゆうこ」だ。漢字で書けば「裕子」が圧倒的に多く、「優子」「夕子」「祐子」などは滅多にない。
僕は知人に「裕子」という名前の人がいるので、意識的に使っていなかったのだが、この現状を見れば、こう言わざるを得ない。
【日本で最も再現VTRに相応しい女性の仮名は裕子である】と。
そういうわけで全国の「裕子」さん。おめでとう!
■今日という日。早起きして台本書き&ネタ出し。元気がないので気合を入れるため珍しく昼にとんかつを食べて余計に腹具合が悪くなる。17時半、麹町で会議。20時から食事会。ふぐを食べる。ブツ切りになったふぐの身がいつまでもひくひく動いているのには驚いた。あれを見たら気持ち悪くて食べられないという人もいるかもしれない。あ、そうそう、皆さん、殻つきの毛ガニとかの甲羅を剥がした時、中の鰓を部分はよく見ない方がいいですよ。イカリムシとかいっぱい付いていていきなり食欲なくなりますから。24時帰還。
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| Jan.27(Mon.) |
■結局買ってしまった・・・再発のYMO【増殖】【BGM】【テクノデリック】
■今日という日。
■15時からCLUB・KINGで【S21〜ダバダバダの夜(TBS―R)】の収録。突然現場で言われて、本日は演出も担当。山崎一さん、佐々木蔵之介さん、ナイロン100℃の峯村さん・村岡さんと僕的には唸るような面子を前に、緊張しながら演出する。まあ、演出といっても自分で書いた台本なので、その意図を説明する程度なんだけれど。18時からお台場で会議。むむむ。次の打ち合わせまで時間が空いたので、「セピアの庭で」で読書。「緑の家」。登場人物が多くて覚えきれないので本に書き込みをしながら読む。読み終わる頃には本はボロボロになるだろう。でもまあそういう読書もたまにはよい。21時半から松濤でネットドラマの打ち合わせ。苦戦。その後、我が家の近所で飲んでいるD&鮫肌コンビに合流。早くから飲んでもはや煮々の二方とちょっと話して飲んで27時帰還。
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| Jan.26(Sun.) |
■【サイエンス・ナウ 立花隆】(文庫)⇒仕事用の資料。再購入。
【イエロー・マジック・オーケストラ(US版) YMO】
【アフター・サービス YMO】⇒再発版の中から手元になかった2枚を。鮫肌さんのようなコレクター魂はないので、全部買い揃える・・・ということはしないのだ。
■今日という日。
■14時からお台場へ【演技物】の本読みに行く。オリジナルのキャストの印象が強いだけに、聞いていて非常に違和感を覚えてしまったが、まあ、オリジナルを知らない多くの視聴者には関係のない話。これから作られるのはあの「14歳の国」とはまた別の「14歳の国」なのだ。しかし、出演者のうち2人がオリジナルキャストなため、どうしてもあの「14歳の国」のイメージに引きずられてしまう。演出するディレクターも舞台のVTRを何回も見ているはずだろうから、新しいイメージを作っていくのは大変だと思う。あと、原作にはない役を1つ作った。女性である。ちょっと贅沢もばかばかしい登場の仕方。楽しみである。
■17時から麹町で打ち合わせ。
■このところロクな物を食べていなかったので、久々に知人2人と中目黒の蕎麦屋で夕飯。とても目立たぬ所にある、お忍びで来るのにぴったりな蕎麦屋である。
店の名前は忘れました。久々に飲むので、あっという間に回る。体は現金である。23時帰還。
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| Jan.25(Sat.) |
■今、使っているFAXソフトは相手に接続した後、【ネゴシエーション中です】という表示とそれに続いて【トレーニング中です】という表示が出る。これはどういう意味なんだ?
「ネゴシエーション中」という文字を見ると、FAXソフトが相手のFAXに対し裏で「今から原稿が参りますので、ここはひとつ穏便に受信下さい」と頼んでいるように思えるし、「トレーニング中」と見れば、「よし、今からこの原稿を送るぞ」とFAXソフトが体を鍛えている、そんなイメージが湧いてくる。
それにしてもどういう意味なんだ?
■突然昨夜遅く読書欲に駆られ、【緑の家 M・ガルバス=リョサ】を読み出す。しかし読み切る自信はほぼない。
■今日という日。復活の日。12時から恵比寿で会議。ここでも風邪で休む人続出。あわや会議閉鎖という事態。そして僕も時間が経つに連れ体調が次第に悪くなる。まだ本調子ではない。17時帰還。薬のせいか眠くてたまらない。仮眠。1時間ほど眠って、ちょこちょこ仕事。夜中に資料用の映画【π】を見るが、30分で睡魔。この手の映画は映画館で見ないとダメだ。寝る。
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| Jan.24(Fri.) |
■今日という日。
■相変わらず体調がすぐれないので、午後からこの前とは違う病院に行くことにした。去年の今頃、真夜中に救急外来に行った大きな病院である。
■この時期、大きな病院の内科は1、2時間待たされるのはざらと聞いて、覚悟して行ったが、受け付けから30分で順番が来てやや拍子抜け。
■内科は、廊下の左右に番号のついた診察室のドアが十個近く整然と並ぶ。このドアを開け閉めして、医者や看護婦が出てきてミュージカルをやったら面白そうだと思う。
■僕の担当はミュージシャンのイルカに似た顔の女医だった。
■まずは問診だが、今ひとつ会話が噛みあわない。
「火曜日に病院に行ったんですけど、症状が改善しないんですよ」
「でも、この前、ウチに来た時よりはよくなってるでしょ」
ウチ?僕が火曜に行ったのは他の病院だ。不審に思って医者の手元を見ると、彼女が見ていたのは、去年の僕のカルテ。間違えているのだ。いくらほぼ同じ時期だからって、間違えるか?不安になる。
■念のため前の病院でもらった薬を持参していた。見せると、
「随分マニアックな薬を出すねえ」
薬にマニアックだなんだってあるのか?さらに、
「シンメトレルということは一応インフルエンザを狙ったんだね」
いちいち気になる物言いである。
■とりあえず他の風邪の薬を出すと言われて、階下の薬局受付に行く。すると、
「今日、お薬はいいみたいですね」
見ると処方箋は白紙。書き忘れたのだ。急いで2階に戻る。あのイルカめ!
■病院に行った以外は終日、寝たり起きたりしながら長い長いナレ書き。いい加減、寝込んでいることばかり書くのにも飽きた。明日は復活予定。
■いいニュースと悪いニュース。いいニュースは先日あげた「演技物」の台本は無事原作者OKが出たこと。悪いニュースは先日あげた「深夜ドラマ」が諸般の事情で再度延期になったこと。延期といっているがおそらく白紙になると思う。あ〜いやだいやだ。
■そうそう、本当は今日青山円形劇場に【お察しします GISELL】の公演を見に行く予定だったのだが、そんな訳で行けなかった。不義理。行くと約束していた皆様、本当に申し訳ない。
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| Jan.23(Thu.) |
■今日という日。
■昨夜の薬vsウイルスは・・・ウイルスの勝ち。
■昨年もこの時期、2、3日寝込み、揚句の果ては救急病院まで行った。それで今年もなんて・・・まったく進歩がない。
■それでも午前中〜昼過ぎの早い時間は熱もあまり出ていないので、急ぎに仕事を片付ける。web用の台本を書き、先日打ち合わせた深夜ドラマの台本直し。体調が悪いといつもより作業の進み具合が悪く苛つく。
■夕方から会議があったが、病欠。ネタだけ送る。無理して行って悪化するのもよくないし、今の僕自身小さな生物兵器なのだ。
■薬を飲んで眠る。幾つか電話。そのすべてがトラブルがらみ。申し訳ないが朦朧とした頭ではちゃんと判断ができない。
もう1、2日はこんな状態が続きそうな予感。そして悪い予感ほどよく当たる。略して悪寒。
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| Jan.22(Wed.) |
■【文藝別冊 総特集・江口寿史】(ムック)を購入⇒どうなってるんだ「文藝」?
■今日という日。薬で熱を抑えている。頭の回線がうまく繋がっていない感じ。
■12時から赤坂で会議。ぼんやりしている。14時から六本木で台本出し。ぼんやりしている。17時、表参道でPV。ぼんやりしている。そのまま会議室を借りて、明日の収録のためのメモ作り。ちょっと元気が出てきた。
■風邪の時は生姜の入った煮込みうどんである。ということで食材を買いこんで、20時帰還。とりあえず食事の支度の前に、ラジオドラマの台本を1つ書く。
■さあ、飯だ・・・と思った時にwebの仕事を一緒にしているスタッフから電話。「これからタナカカツキさんと打ち合わせするんですが、一緒に来ますか?」 魅力的な誘い。行ってしまう。
■それにしてもデザイン関係の人の仕事部屋はなんて居心地のいい空間であることが多い。うらやましくなるが、それだけ環境作りに手間をかけているんだろう。そんなこまめさは持ち合わせていない。
■打ち合わせは1時間で終わり、その後、一緒に行ったスタッフと近所の店で打ち合わせ。今度のwebドラマはかなり大変そう。
■26時半帰還。自業自得だけど、かなり体調が悪くなってきた。今夜は薬vsウイルス。
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| Jan.21(Tue.) |
■今日という日。
■昨夜、眠りにつく前、背中にぞくりとしたものが走った。嫌な予感がした。そして目を覚ますと、体の芯に熱いものがあるのが分かった。
■インフルエンザの薬は感染から48時間以内に飲めば劇的に効く。逆にそれを過ぎてから飲んでも効果は少ない。しかし発熱した時点では感染からすでに丸一日以上経っていることが多い。つまり高熱が出てからでは手遅れなることが多いのだ。
■すぐさま病院に行く。
■病院は満員だった。全員病人。あたり前だが。かえってひどくなりそうだ。「1時間ぐらいお待ちになりますね」 そう言われたのを幸いに、1時間後に来ると予約だけしてすぐさま病院から逃げ出す。
■だからといって帰宅するのも中途半端で、病院にほど近い【ぐっでぃくらぶ】というファーストフード店に入る。実はこの店、モー娘。の事務所がやっている店らしく、店内はモー娘。一色。壁にはモー娘。の写真が貼られ、BGMはもちろんモー娘。メドレー。サービス期間中につき500円以上買えば、5期メンバーのブロマイドがもれなくもらえる!だからといってファンシーな店かといえば、元々、その店はフレンチというかカフェというか、とにかくそういう店で、その名残がそこここに残っていて不思議な雰囲気を醸し出している。しかし立地条件が悪いので、いつもガラガラ。当然、僕が行った時も客は僕のみ。店員のマニュアル対応が余計空しく聞こえる。なぜこんなに客が入らないのにつぶれない?アンテナショップなのか。にしてはアンテナになってない。謎のご近所店。
■1時間後、病院に戻ると、すぐに順番が来た。症状を告げると、即座に医者は「インフルエンザかもしれませんね、今、流行ってますから」 そんなことは俺でも知っている。問題はインフルエンザかどうかだ。だが医者は「まわりに高い熱を出している人はいませんでしたか」 おいおい、どういう質問だ。「わかりません」と答えると、医者は平然として言う。「そうでしょうね」 じゃあ訊くな。それよりインフルエンザかどうか調べてくれ。最近はその場でチェックできるキットがあるのだ。しかし、何の検査もないまま、インフルエンザの薬を含む数種類の薬を渡され、病院を後にしたのだった。まあ、薬がもらえたからいいけど。
■帰還して、急ぎの「演技物」の台本直し。さらに本日締め切りの人形劇の台本。忘れるところだった短いナレーション。そして深夜ドラマの脚本を書き直すうちに気がつけば21時。
■そういえば今夜は公演で大阪から東京に来ている役者と飲む約束をしていたのだ。薬漬けの身で酒を飲むのもどうかと思ったが、今日を逃すとまたしばらく会う機会がない。いそいそと渋谷へ。【猿丸】で体を気遣いながら芋焼酎のお湯割りを飲んで、25時半帰還。
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| Jan.20(Mon.) |
■今日という日。10時に高輪のホテルを出て一旦帰宅。昼過ぎに家を出て渋谷へ。道玄坂上のカレー屋で昼飯。ここのカレー屋、チキンでもビーフでもカツカレーでもすべて値段が同じ。チキンとカツ、どっちに値段の基準を置いているのか?そのまま渋谷で14時から会議。17時、六本木で打ち合わせ。その後、南北線に乗ろうと六本木一丁目駅に向かったのだが・・・前あった入り口が見当たらない。仕方なく麻布十番駅まで歩いてしまう。次の打ち合わせは高輪なので、次の白金高輪が近そうな感じなので降りると・・・これがまた全然別の場所。タクシーに乗るかどうか迷うが、時間があったのでまたもや歩く。18時半、高輪で昨日の夜中に送った「演技物」の台本直し打ち合わせ。意外と修正箇所が少なくほっとする。20時半、目黒でこれまた先週送った深夜ドラマの台本直し打ち合わせ。これは細かい修正箇所がてんこ盛り。まあこちらはオリジナルなので仕方ない。それにしても難しいのはキャスティング。深夜だからクセのあるキャスティングがいいと思うのだが、もっと万人が顔と名前が一致する人がいいという意見もある。それに越したことはないが深夜だけに中途半端な人ばかりが揃い、何のひっかかりもない顔ぶれになってしまう・・・という危険もある。難しい。流れで食事をして、25時帰還。
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| Jan.19(San.) |
■今日という日。目が覚めると10時半。すぐさまパソコンに向かって台本書き。作業はとりあえず原作の戯曲を分解し並べ直すところから始まる。そのためにまずは原作のセリフを丸写ししていくのだが、これが意外と面倒。漢字の使い方や句点の打ち方は人それぞれで、うっかりすると写しまちがえてしまう。まあ、句点はともかく漢字に関してはあくまで「台本」なのでそこまでの精密さは必要ないのかもしれないが、例えば「君」と「きみ」では目にした時の感触が違うので、そこまで意識して原作が書かれているのでは、と思うとおろそかにはできない。シーンを並べ替えることによって、原作にあるセリフを違う登場人物に言わせないといけなくなる場合も出てきてしまい、そのためには言葉遣いを書き直さなければいけない。こういう時、演じた役者の声を知っていると非常に助かる。山西惇さんが言ったセリフを温水さんのセリフに書き直す。ならばそのセリフから温水さんの声が聞こえてくるように直せばいい。さらに繋ぎの部分などに不自然な部分が出てくる。そこで新たなにセリフを書き足さなければいけないのだが、少しでも原作の言葉をいかしたいので、時間の関係で削除するシーンからセリフを持ってきて繋いでいく。美術品の修復のような作業。また番組用に登場人物を増やさなければいけないので、このシーンだけは新たに作らなければいけない。午後、ホテルの地下で昼食。そしてちょっと散歩。仮眠して、再び台本書き。真夜中にようやく準備稿があがる。長い。長すぎる。しかしどこを切るかは僕には判断しきれないので、明日の打ち合わせで修正部分を決め、決定稿となる。
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| Jan.18(Sat.) |
■ 今日という日。12時から恵比寿で会議。知らないうちにプロデューサーが懐妊していてビックリ。やや長丁場で16時半終了。その足で、高輪プリンスホテルへ。今日明日とまたカンヅメ生活。今回は【演技者】の台本書き。もう演目書いていいのかな。【14歳の国・宮沢章夫】を脚色します。う〜む。宮沢さんの戯曲を放送用とはいえ再構成するなんて・・・腰が痛くなるほどのプレッシャー。ホテルに到着するなり、即座にパソコンに向かう・・・というのはややウソで、加湿器借りたり、別の仕事の資料を読んだりして、19時からおもむろにパソコンに向かい、現在28時。今夜はもう燃え尽きたので、続きは明日。
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| Jan.17(Fri.) |
■犬と接するのは簡単だが、愛犬家と接するのは難しい。ある日、知人の携帯にこんなメールが来た。
「こんにちワン!また遊んでワン!ベッキー」
ベッキーというのはメールの送り主の愛犬の名前である。
数日後、知人に会うなり愛犬家は言った。
「この前、ベッキーからメール行ったでしょ」
犬がメール打つか!打ったのはお前だろ!
そう思ったが言えなかった。何故なら相手は重篤な愛犬家なのだ。ただ半笑いでやり過ごすしかない。
■【残像に口紅 筒井康隆】(小説)⇒再読したくて購入。こういう時、BOOK OFFは
非常に便利。
【テクノバイブル YMO】⇒ずっと探していたBOX物。下北沢の中古屋でゲット。
■今日という日。体調悪し。風邪のひき始めか。ちょっと寝込むわけに行かないので大事をとって会議を1つ休む。夜、下北沢の駅前劇場で細川徹君が作・演出の【男子はだまってなさいよA】を観劇。今回は細川君の愛妻・五月女画伯大活躍。劇場で久々に中村有志さんとお会いする。22時から松濤で会議。25時半帰還。
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| Jan.16(Thu.) |
■マギー司郎さんから聞いた話。マギーさんの代表ネタの1つに「縦縞のハンカチを横縞にする」というのがある。あのネタに使うハンカチは青い縞と赤い縞の2つがあるそうだが、赤い縞のハンカチを使った方が客の食いつきがいいそうである。理由は判らないが、経験的にそういうことらしい。
■今日という日。14時半から田町で打ち合わせ。17時から麹町で会議。19時半からお台場で会議。ゆりかもめを使うにしてもりんかい線を使うにしても、お台場に行く交通機関は何て高いんだ。強気の商売である。23時半、帰還。近所で飲んでいるという知人から電話があり、ちょっとだけ飲みに出る。
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| Jan.15(Wed.) |
■番組へのクレームの対応は相手が切るまで相手するというのが基本である。しかし中にはとんでもない対応をするスタッフもいる。ある番組で心霊特集をやった時、放送中に「あれはヤラセだ」というクレームの電話が入った。この手のクレームは着地点がないだけに非常に長引くことが多い。するとその電話に出たあるスタッフは開口一番、
「最近、君、恋してないだろ」
いきなりな決め付けである。さらに、
「恋をしてたら、あれぐらい大らかな気持ちで見られるようになるよ」
それだけ言うと、すぐに電話を切ったそうだ。常識ではありえない応対だが、再度クレームの電話がかかってくることなかったそうである。目には目を、非常識には非常識。
■【Woody Allen More Movie Music】(CD)⇒サントラ集。「アリス」「地球は女で回っている」など1枚物のサントラが出ていない作品で使用された楽曲が幾つか収録されていたので購入。
■今日という日。12時から赤坂で会議。もう「感謝祭」の季節。時間が空いたので、渋谷に出て飯&買い物。16時、溜池で会議。18時半、恵比寿で会議。21時、松濤で打ち合わせ。今日で片付くかと思ったら、壁にぶつかりがっかり。23時、赤坂で打ち合わせ。着地したら楽しい仕事になりそうだが・・・。26時帰還。あ、帰りしな、デニーズで夕食。
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| Jan.14(Tue.) |
■夢うつつで思いついたことは、大抵、後で見ると面白くもなんともない。今朝方、水を飲みに起きた時、突然、あるフレーズが頭に浮かび、これは面白いぞと一人ほくそ笑んでしまったのだ。そのフレーズとは、
【「あり」か「なし」かっていえばリンゴだな】
なんだそりゃ。
■今日という日。カンヅメ終了。昼前に帰還。天気もよかったので世田谷公園を散歩。晴れた日の世田谷公園は犬と幼児天国。20時半、麹町で会議。正月のスペシャルが終わったと思ったら、もう春のスペシャルの話である。23時、三宿のデニーズで打ち合わせ。約3時間半にも及ぶ。実は近々【演技物】の台本を書く。といってもオリジナルではなく原作となる戯曲があってそれを脚色するのだ。その戯曲の作者は、こと演劇に関しては僕が多大なる影響を受けている人物で、その人の戯曲を脚色するというのは名誉であると同時にプレッシャーでもある。むむむ。さてその作者とは一体誰でしょうか?27時帰還。
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| Jan.13(Mon.) |
■今日という日。カンヅメ中。昨夜夕食を食い損ね、深夜の立ち食いそばだったので、昼にはステーキを食う。早めの夜に、ようやく作業が終わる。といっても第一段階が終わっただけだが。急に開放感に包まれたので、樋口さんに声をかけ赤坂で韓国料理。見習いハヤシもいたが、何となく盛り下がった酒席となり、ちょっと申し訳ない気分になる。
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| Jan.12(Sun.) |
■今日という日。カンヅメ中。昨夜夕食を食い損ね、深夜の立ち食いそばだったので、昼にはうなぎを食う。ここのうなぎ屋、松⇒竹⇒梅の順で値段が高くなる。どういう意図があって逆にしてるんだ?うなぎを食いに出た以外はずっとパソコンに向かう。そして今夜も夕食を食べ損ねてしまう。
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| Jan.11(Sat.) |
■今日という日。12時から恵比寿で会議。4時間コース。一旦帰還して荷物をまとめ、本日より某所でカンヅメ作業。今回はわがままを言って、無理やりカンヅメにしてもらったのだ。
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| Jan.10(Fri.) |
■【出鱈目的 劇団健康】(CD)⇒実家にあるのだが、再発されていたので懐かしく
ついつい購入。
【舞台を遊ぶ 別役実】(演劇入門)
【木更津キャッツアイ 宮藤官九郎】(シナリオ)⇒ドラマは1、2回しか見ていないが
何故か購入。
■今日という日。13時から麹町で会議。その後、時間が空いたので事務所に年賀状を取りに行く。16時半から松濤で打ち合わせ。18時半、1時間以上遅れて西麻布でやっている「HAMASHO」新年会に参加。ビンゴ大会で高いワインが当たる。う〜む、さすがに一人で一気に一瓶は空けられない。いつ誰とどんな時に空けるべきか?悩む賞品。20時半、目黒で打ち合わせ。家に帰るとだらだらしてしまいそうなので、三宿のデニーズに行き作業。24時半帰還。短い台本を1つ書いて送信。
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| Jan.9(Thu.) |
■またしても観光中の話である。
宿泊したウェステイン都ホテルには「探鳥路」という散歩コースがあった。鳥の声を聴きながら緑の中を散歩できるコースだが、その参考にと部屋には鳥の種類と鳴き声のリストが置かれていた。鳴き声はすべてカタカナで書かれているのだが、これが大変なことになっている。ウグイスの「ホーホケキョ」はもう見慣れているからいいが、イカルの鳴き声はこうだ。
「キイコーキィーチョコ」
あるいはサンショウクイという名前も聞いたことのない鳥の場合は、
「ヒリヒリン、ピリリ」
どんな鳴き声なんだ。さらにホオジロはといえば、
「チョッピィチチロ」
こういう物を見ていて気になるのは、誰がその鳴き声をこんな風に表記すると決めたのかということだ。日本野鳥の会か。それにしてもここに至るまでは紆余曲折あったに違いない。
「イカルはキッコークィーキョでしょ」
「いやいやむしろキュイクーキーチャキョですよ」
とても大人の会話とは思えない。
しかし、この程度で驚いていてはいけない。カケスの鳴き声はさらにスゴい。
【他の鳥の真似をする】
チョッピィチチロと聞こえたからといってそれがホオジロとは限らない。もしかするとカケスかもしれないのだ。
■今日という日。午前中、スタジオ台本を1つ書いて送信。その後、渋谷に出てDXの新年会用の賞品を買う。今回はHMVのギフト券。17時から麹町で会議。20時半より砧スタジオでDXの新年会。恒例のくじ引き大会は今年も何も当たらず。ちなみに一番いい賞品はホームシアターのシステムだったが、当たったのは技術の女性がとても悲しそうな顔をしていたのが印象的。22時半より三宿のデニーズで打ち合わせ。昨日も書いた大変な仕事が本決まり。来週は地獄。一体何の仕事かはまあ追々。25時に帰還して早速資料のビデオを見る。
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| Jan.8(Wed.) |
■先日京都への行きの新幹線で「急病人が発生しました。お医者様はいらっしゃいませんか」というシーンに出くわした。さすが新幹線、どうやら車内に医者が乗り合わせていたようだが、残念ながら遠くの車両での出来事だったのでその現場を目撃することなかった。この中にお医者さんはいらっしゃいませんか。医者ならば誰でも一度は憧れるシーンではないかと思うのだが、いざその時になってこんな状況だった場合は
どうなのだろうか。
【医者は医者だが耳鼻科である】
【行ってみたらすでに他の医者がいた】
【後から別の医者が来て、明らかに自分よりも経験豊富な医師だった】
耳鼻科は最悪見て見ぬふりをすれば済むが、残りの2つはちょっと気まずいのではないか。特に後から来た医者が偶然自分の恩師だったりした場合はどうだ。
「先生、温めておきました」
芸人かお前は。でも似たようなことを言うのではないか。
ちなみに僕が乗った新幹線は急病人を降ろすため、浜松に緊急停車しました。
■【カメロイド文部省 筒井康隆】(小説)⇒徳間文庫から出ている自選短編集。
■今日という日。仕事始めだが調子が出ない。腰や足の筋肉が張っていて痛いほど。明らかに観光の後遺症。仕事を諦めて渋谷に出てマッサージ。足腰を重点的に揉んでもらってかなり楽になる。その後、溜池の制作会社で作業。続いて麹町に移動して台本打ち合わせ。1つ打ち合わせが流れたのでいそいそと帰還20時。ディクショナリー用の原稿を書き、さらにラジオドラマの台本を1本書く。と、その時、1本の電話が!
前々から話が来ていたある仕事が本決まりの話。スケジュール的にあと内容的にも1ヶ月いっぱいはこれに忙殺されることは明らか。っていうか書けるのか俺。
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| Jan.7(Tue.)【京都観光日記3日目】 |
■11時にチェックアウト。荷物をホテルに預け【平安神宮】まで散歩。
■参道な靖国神社並み巨大な鳥居。巨大な鳥居を見ると不気味な感じがしてしまうのはどうしてなんだろう。
■平安神宮という名だが造られたのは明治半ば。これだけの広大な敷地、その前は何だったのか。
■最終日の「観光」はそれだけ。17時に東京着。
■この3日間、歩きすぎて足と腰が痛い。
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| Jan.6(Mon.)【京都観光日記2日目】 |
■明け方に雪が降ったらしく、カーテンを開けると京都の町は薄っすら雪化粧。
■さあ、観光だ。まずはホテルからほど近い【知恩院】へ。
■この前知恩院に来たのは確か5、6歳の時。今回、子供の頃の記憶はかくも曖昧かと思い知った。「忘れ傘」はもっと暗い場所にあり子供心に不気味でたまらなかったのだが、実際は御影堂の屋根の庇、日が燦々と当たる場所にあった。鶯張りの廊下ももっと長かった気がしていたが、それはまあ子供で体が小さかったせいかもしれない。
■それにしても靴下で板張りの廊下を歩くと足の裏の感覚がなくなるほど冷たい。この点においてとりあえず坊主はスゴい。
■昼は聖護院まで歩いて【河道屋養老】で「養老鍋」を食べる。実はこの鍋、依然、某番組で紹介したのだが、持ってきた現物をスタジオから下げた後、スタッフが舞台裏で残った中身を貪り食いあまりの美味さに感動したという代物。最後に「そばすき」にして食べるのが特徴。
■しかしカセットコンロを持ってきて火をつけたはいいが、昼飯時で混んでいるせいか、なかなか鍋が来ない。何で先に火をつけるのか何か意味があるのかと思ったが、目の前で裸火が燃え続けているのも怖いので消したら、それからしばらくしてようやく鍋が来た。火を消したコンロを見て「熱かったですか」。そういう問題じゃない。
■昼食を終え、今度は【祇園】の辺りをうろつく。花見小路がメインだが、ちょっと脇に入った【新橋通】の方が人通りが少なくよろしかった。しかし今どきこれだけ沢山のお茶屋がやっていけるのだろうか。
■続いては今日の観光のメイン【清水寺】へ。さすが清水寺、その参道は京都の中でどこよりも「観光地」している。
■「清水寺」に行きたかったのは、もちろん飛び降りる舞台を見たかったこともあるが、その中にある一部では有名なあの【えんむすびの神さま 地主神社】を見るためである。この神社、ツッコミ所が多すぎ。それだけでかなりの分量になるので、別項に書くことにする。
■清水の舞台を降りたすぐ傍にやけに長い柄杓で水を飲む水飲み場(あれは正式になんていうんだ?)があったが、何と柄杓の先が紫外線滅菌されるようになっている。ご利益よりも衛生である。
■【産寧坂】【二年坂】と歩いて、坂本竜馬の墓がある【京都霊山護国神社】へ。誤解されないように言っておくが、別に竜馬ファンだからではない。高台にあるこの神社から見る京都の街は非常に美しく穴場だと地元の知人に教えてもらったのだ。急坂と石段がキツいが、確かにそれだけの価値はある。丁度日暮れ間近で空は茜色、街は菫色の染まりつつあるという絶妙な時間帯。案内してくれた知人に感謝。
■この神社でのもう1つの見ものは、竜馬の墓の周りに並べられた竜馬ファンの熱いメッセージが綴られた石板である。「竜馬さん、勇気をありがとう!」そんな書き込みをされた石板が沢山並んでいる。中には女性が書いた物も。そうか、女性の竜馬ファンもいるのか。でも見逃さなかったぞ。古くなった石板が、目立たぬ場所に打ち捨てられているのを。
■夕食は川端丸太町にある【八起庵】で水炊きを食べる。鶏肉が非常にウマい。
■2軒目は京都らしい店に連れて行ってやろうという知人の気遣いで【石塀小路】にあるBarに行く。石塀小路もまた昔ながらの家々が左右に並ぶ雰囲気ある小路(実はそれらの家々は昔の妾宅だったそうだ)。黒い木の引き戸を開けると小さな前栽があって、その先に店がある。いかにも一見さんお断りといった感じの店。雰知人も人の紹介でこの店を予約した。
■店内には「ロ」字型にカウンターがあり、その中央に女性の店員がいた。カウンターでは和服姿の中村玉緒似の女性が呂律の怪しい口調で常連客と話している。その女性がこの店の主人、つまりママだと分かった瞬間、悪い予感がした。
■何故か悪い予感ほど当たる。
■常連客が帰った後、酔ったママがこちらにやって来て・・・まあ、色々と大変な目にあったのだが、その中の1つだけ挙げるとすれば、この店がロケ地となった2時間ドラマ(京都何とか殺人案内・・・みたいな奴)のそのシーンを何度も見せられたことだ。何でカウンターの中に大きなモニターがあるんだろうと思ったのだが、このためだったのか。これは初めて来た客の通過儀礼に違いない。
■これもまた「観光」である。
■飲み足りず、もう1軒行こうとしたが、京都の夜は早くそして暗い。さらに寒さが足元から忍び寄ってくる。これが底冷えか。一気に酔いも醒める。
■25時過ぎ、おとないくホテルに帰還。
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| Jan.5(Sun.)【京都観光日記初日】 |
■何故よりによってこの時期に京都なのか?と多くの人に言われた。深い意味はないが、たまたま暮に関西在住の知人に「正月の旅先はどこにしようか迷っている」と話したら、「京都に来れば美味い店を案内するよ」と言われたのと、中学・高校に修学旅行がなかったため、物心ついてからちゃんと京都を「観光」したことがなかったからである。
■13時過ぎに京都着。当初雪が降ると言われていたのだが、着いてみれば晴れ間ののぞく薄曇り。ただし空気は東京よりかなり冷たい。
■今回の宿は南禅寺傍の【ウエスティン都ホテル】にした。駅から遠いが駅ビルの中にチェックインカウンターがあり、そこで荷物を預けてしまえばそのまま観光に行けて便利というのと、正月明けで宿泊料が約40%オフになっていたため。
■まず向かったのは【嵐山】。JR嵐山線で行く。
■嵐山は駅付近よりさらに寒い。もし東京でこんなに寒かったら、出歩こうとは思わない。しかし、「観光」中は別だ。勢いよく歩く。恐るべき観光の持つ力。これを「観光力」と呼ぼう。
■【渡月橋】を渡る。
■嵐山と来れば次は【嵯峨野】だ。竹林の間を歩けば、風に揺れる竹がぶつかり合い、上空で乾いた音を立てている。自然の打楽器。
■日曜日だがシーズンオフということで観光客は少ない。ということで辻々に観光用人力車が余っていて、油断するとすぐに「いかがですか」と話しかけてくる。それがうっとおしくて仕方ない。
■嵯峨野に行ったのは、その奥にある【化野】という地名が前々から気になっていたからである。あだしの。別に今は何があるではないが、かつては亡骸を捨てる風葬の地だった。
■ひたすら坂道を登れば【嵯峨鳥居本町並み保存地区】に至る。道の左右に昔ながらの商家や茅葺の家が並ぶ。そのほとんどが今や土産物や飲食店として使われているようだが、正月明けということでほとんどの店が閉まっている。周りを見れば人影はない。空模様も怪しくなってきた。風花が舞い始める。山の端のせいか心薄暗く感じられる道を一人ぽつぽつ歩くのは、とても心地よい。
■歩き疲れたのでひと休みがてら道の終わりにある【愛宕念仏寺】に入る。取り立てて見るべき物があるわけではない小さな寺。今にも雪が降り始めそうな霙色の空の下、境内でしばし呆然とする。
■ここからはバスで街中に戻る。
■夜、知人と落ち合い河原町にある【志る幸】というおばんざいの店に連れて行ってもらう。非常に分かりにくい所にある店。
■知人も「観光」をよく理解していてくれて、2軒目は何と言うことのない飲み屋だったが、途中【先斗町】を通過して行く。
久々に会う知人と酒も話しも弾み、24時ホテルに帰還。
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| Jan.4(Sat.) |
■街頭でチラシを配っている女に話しかけられた。
「これは違うんです」
何が違うんだ?よく見れば、近くによくあるインキチ臭い画廊のチラシを配っている女がいる。あれとは違うという意味か。だから何なんだ?そんな言葉でチラシを受け取ろうなんて風に気持ちは動かない。
■今年は購入した本やCDに関する記録をこまめに残しておこうと思う。
【スペーストラベル・ウィズ・テディベア エレキテル】(CD)
【マンガOH!スーパーミルクチャン たまご・やき】(コミック)
■今日という日。早起きして台本書初め。1月から始まる「宝島の地図」新シリーズの人形劇台本。今回は冒険譚。タイトルは【ナーガールジュナの果実】にしました。日のあるうちにと渋谷に旅行用の買出し。デジカメ用のメモリースティックを買い、寒いと聞いたので手袋と帽子を買う。どこに行くんだ、俺は。購買欲に火がついて服を買おうと思ったが、バーゲン期間につきどこもかしこも混雑。諦める。替わりにハンズで靴紐を買う。生まれて初めて買った靴紐なんて。しかしどの長さを買えばいいのか分からない。東急本店地下で食料を買い込んで帰還。引き続きパソコンに向かって仕事三昧。
久々にテレビもたっぷり見る。
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| Jan.3(Fri.) |
■そのお宅で飼っている犬は夜になるとおもらしをするので、夜の間だけおむつをする。しかし、おむつをしていても、おしっこをする時は片足を上げるそうだ。
■今日という日。本日も実家。外は霙まじりの雨。あまりに寒いと外出した時、体中に力を入れて歩くため、全身がひどくだるくなる。【夢の砦 小林信彦】を掘り起こしてきて再読。21時過ぎ、下馬に帰還。明後日から京都だが、おそらく雪と連絡あり、少々暗い気持ちになる。
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| Jan.2(Thu.) |
■映画のあらすじと自分が見た夢の話ほど聞かされてつまらない物はない、と書いていたのは中島らもだったか。映画のあらすじはともかく夢の話は同感。「そうですか」としか言いようがない話だからだ。と知りつつもあえて夢の話を書くのは、珍しく初夢を覚えていたから、まあ記録として。初夢を他人に話すと「福」が逃げるという話も聞いたことがあるが、残念ながらそんなにいい夢ではなかったのだ。
こんな夢を見た。
▽夢の中で僕は何か捜査官だ。相棒と一緒に容疑者が留守の間に無断で部屋に入り、証拠の品を押収しようとしている。
▽広げられた薬包紙が床に散らばり、その中には白い粉薬がある。
▽相棒が、刑事ドラマで麻薬を調べる時にように、それらの薬を指につけて舐めている。
▽大丈夫か?と思いながら、僕も1つ舐めると、それだけで頭がふらつく。
▽相棒を見ると、かなりふらついている。
▽そろそろ容疑者が戻ってくる時間だ。急いで出ようとすると、玄関脇のキッチンで
おそらく空焚きになってしまっている薬缶が煙を出している。慌てて火を止めるが魚焼きのグリルからも出火している。濡れた雑巾をかけて火を消そうとするが、
なかなか火は消えない。
▽廊下から足音が聞こえる。容疑者が戻ってきてしまったのではないかと焦る。
▽どうにか火を消して玄関に行くと、そこには何十足もの靴が無造作に転がり、自分の靴がなかなか見つからない。しかもそれらの靴はすべてびしょ濡れだ。
▽何回か廊下から足音が聞こえる。そのたびに焦る。
▽ようやく靴が見つかった瞬間、玄関のドアが開いた。容疑者が帰ってきてしまったのだ。容疑者は我々を見て驚きもせず尋ねる。
「お飲み物は何にしますか?」
「甘くないコーヒーを」
▽容疑者は飲み物を買いに行く。相棒は動く気配がない。
「早く行くぞ。あれはな、面倒なことになりたくないから、わざと席を外したんだ」
▽廊下に出ると目の前にエレベーターがあるが、エレベーターを使うと途中で容疑者と鉢合わせする危険があるので、階段で行くことにする。
▽1つ下の階に降りると、そこは製菓工場。昼休みで工員たちがくつろいでいる。
▽さらに下の階に降りる階段の入り口には金網が張られ、降りられない。
・・・この後、他の階段を探すため苦労するというシーンがあったのだが、詳しく思い出せない。「逃げようとするとガスレンジが燃えている」「靴が見つからない」「金網が張られて降りられない階段」など非常に分析しやすそうなアイテムが次々と出てくる夢だが、夢判断の詳しい知識がないので分析しようがない。
■こんな夢も見た。見知らぬ女がいて、その女は自分の体から採取された虫を集めているという。
「私の××細胞から取れた線虫です」
女が差し出した小瓶の中には、透明な液体に1センチほどの線虫が浮かんでいる。
■さらにこんな夢も見た。上半身裸の太った男が、胸の上に握りずしを乗せて食べている。その男をからかったところ、男は血相を変えて追いかけてきた。逃げる俺。どういうわけか手錠で両手が繋がっている。駐車場のような所に逃げ込む。と、目の前に金網状の扉があるが鍵がかかっていて開かない。扉を乗り越えようとするが、背後には太った男が迫っていて・・・というところで目が覚めた。
■今日という日。雑煮を食べてから新年会の買出しに行き、その後恒例の散歩。約2時間。毎年ほぼコースは同じ。1年に1度風景の経年変化を愉しむのだ。とはいえ散歩コースは川崎市の緑化指定地域であり、ほとんど風景は変わらない。雑木林は雑木林のまま。空き地は空き地のまま。夜からこれまた恒例の新年会。中学・高校時代の友人6人が集うこの会を我が家でやるようになってから、もう14、5年になる。今年はメンバーの中の一人が4歳になる子供を連れて来た。この子供がよく喋る喋る。「4歳の次は5歳です」。何を得意気に言ってるんだ。しかしいざ家に上がるところになって「帰る」と言い出してきかない。仕方なく迎えに来てもらったようだ。後は例のごとく馬鹿話や知人たちの消息を肴に夜更けまで延々飲む。
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| Jan.1(Wed.) |
■謹賀新年。本年も当ページご愛顧よろしくお願いします。
■今日という日。帰省。といってもわずか30分の距離。実家で雑煮を食べて、近所の神社で初詣。と、忘れ物を思い出し、再び下馬の家に。何やってるんでしょうか、新年早々。移動中、2003年初読書。実家の本棚のすぐ手の届くところにあった【人間の手がまだ触れない ロバート・シェイクリイ】。シブい選択である。帰還してゴロゴロするうちに眠ってしまう。目が覚めると18時過ぎ。慌てて実家に戻る。
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