2000年10月17日
「いそがしぶりっこな今日この頃」
 ここ数週、台本やナレーション、細かいロケ台本やネタ出しに新番組、特番の〆切が入れかわり立ちかわり巡ってきてまるでストレスのない人生を生きているつもりが実はプレッシャーになっているらしく胃から血が出ておるようだ。ツバ吐くと鮮血入りね、汚いけど。もともと胃炎なうえに、毎日毎日アルコールで消毒しておるので「いつ治るって言うんだよ!」(by バカルディ 三村。今、私のやってる番組の会議で、三村さんの”東京ツッコミ”が大流行中。コツは「見たまま口にする」例えばケイタイ見て「電話かよ!」手帳見て「手帳なのかよ!」タバコ見て「吸うのかよ」自分を指差して「オレかよ!」連発するとより効果的です)

 昨日も、「土曜中にあげるから」と言われていたVTRがいつまで待ってもあがらず、催促の電話をディレクターに入れたら「今、編集がスッゲーおしてて・・・・」の一点張り。この私、これでも原稿(TVの方ね、このコラムは別♪)は酒の入った状態では書かない主義だし、中でもナレーションの仕事はアタマ回らんと死ぬ程時間かかってハカドラナイのでズーッとアルコールを口にせず延々家でVTRが届くのを待っていたのだ。結局、届いたのは月曜の朝方(こういうコトは日常茶飯事だが・・・・・・・ねぇ?)しかも、30分間のベタナレ(放送作家用語。音が入っていない画がズーーッと続き、3分あったら3分、その間を全部ナレーションで埋めていかねばならない作家殺しのVTRのこと)私、その昔、2時間のベタナレのVTRのナレーションを夕方の4時に書きはじめて(しかも、テロップがほとんど入ってない限りなく素に近い、正にナレーションで物語をつづっていく内容)ふと気がつくとテレビ原稿150枚、次の日の夕方4時になっていたコトがある。ほんっとに24時間ナレーションを書き続けていたのだ・・・あの時はビックリしたなあ。
 で、「・・・・・ベタナレかよ・・・・・」と悲しくつぶやいて書き始めたが、まあ時間のかかること。ぷらちなロンブーの会議に3時間も遅刻してもうた・・・・。
 TV見てる方からしたらなーんもカンケイないことかもしれんが「視聴率とTVつくる手間」は反比例する。低視聴率のバングミほど、アレコレと数字を上げるためコソクな小直しをしていくのでドンドン時間がかかるのだ。なんか、私、秋からそういうバングミが増えそうな悪い予感がするのよん。2000年から2001年、その瞬間にナレーションを書いてたりしたら泣くだろうな、ほんまに。

 そうそう、それでアクセス数、いろんなとこにアドレス書いたり、「もっとアクセス!」と呼びかければ呼びかけるほどただでさえ少ないのが減っていくのはどういうこっちゃねん(笑)
 その数少ないお手紙の中から先週の当コラムを見て「私の母は、きんどーちゃんでは!?」というのがあったが、その通り!先週は、その名が出てこんかったのじゃ。うちのマザーは、きんどーちゃんの「えいっ!えいっ!」ってゴリラダンスしてる様子にくりそつでアール。ほんま、まだ耳について離れんわい、あの高速トークは。

 今回は、その「鮫肌母きんどーちゃん説」と教えてくれた方からのお題「ニットの貴公子 広瀬ミッチー先生とわたし」いただきました。

『ニットの貴公子 広瀬ミッチー先生とわたし』

@「変態は孤独である」
 まず、コレが大前提。例のイギリスのお姉ちゃんを、多分、暴行殺害してるであろう六本木の社長さん。失踪した彼女だけでなく、いろんなパツキン白人女性に声かけ回っては、薬で意識をモウロウとさせてボコってたうえにそれをVTR撮影していたというではないか。お前はヤングサンデーの「殺し屋1(イチ)」のド変態マゾ組長の垣原か!(この作品、ぜぇ〜ったい読め!今、日本のマンガでトップ級にオモシロイ。)それとも同じくヤングサンデーの「男の中の男の魂」(キクニ著)に出てくるSMカップルスパイ、0013(ゼロゼロサーティーン)と0069(ゼロゼロシックスナイン)か!!(くどいけど、オレは今ヤングサンデーを断固支持する。たのむから一度読んでくれ!10年後に漫画界の殿堂入りする名作がいっぱいである。「おしゃれ手帖」なんか、久しぶりに電車の中で読んで大声で笑ってしまい困ったぞ)
 この社長も、まあちょっと口にできない事をやってたのであろう(スナッフ系の人かも。ちなみに人殺してるところをVTRで撮ってそれ見てコーフンする人ね。あっ、またコレ読んでスーッと引いていく女の人の顔が目に浮かぶ・・・・)しかし、彼の心は何人やろうが何人殺そうがけして満たされるコトはない。何故なら、ヘンタイは孤独だからだ。ヘンタイが満足するためにはサイゴには自分の身を切り刻むまでやらなくてはエクスタシーを得るコトができない。その心はロンリーな空っぽの部分をなんとかするために、人はドヘンタイに手を染めていくわけだから。ヘンタイの空虚は永遠に満たされるコトはないのだ。

A「どんな奴でもひとつくらいは人に言えないヒミツを持っているのさ」
 と、いう私的には生涯のベスト10に入れてもいい決定的フレーズの入った曲「彼女はデリケート」(by 佐野元春)
 人に「あるでしょ、ヒミツ。ひとつくらい?」と聞かれたら、誰もが「アル、アル」とうなずくハズだ。そして、それはけっこう「コレ言ったらシャレにならん」レベルのはずである。
 私の知り合いに、ゲイの噂のある人がいる。と、言ってもごくごく親しい身内の2〜3人の間でしかされていないかなり極秘の噂で、100人いたら100人とも「それってウソだろ!?」と言うハズなくらい誰にもバレていない。彼は、しかも夜な夜な六本木黒人の集うBARにくり出しては「LET'S FUCK」と言い寄ってくる同じくゲイのBLACKにケツを貸しているという(あっ、また女の人が引きまくってる顔が浮かぶよ、オイ!)
 私は、佐野元春の「彼女はデリケート」のそのフレーズを聴くたびにその彼を思い出すのだ。本人は絶対にバレていないと信じている「人に言えないヒミツ」。アナタにも、あるデショ!?

B「広瀬ミッチーとわたし」
 @Aに書いたコトを、私は、あのニットの貴公子・広瀬ミッチー先生の真っ白な歯と、高貴な手あみのセーター、満面の笑顔を見ると、つい連想してしまう。予想だが、見るにつけ、彼の孤独はシッ黒の闇のように深い気がするのは私だけであろうか・・・・?


 また、いただいたお題から脱線しすぎましたかな、ポテチン!でも、この手のハードめなハナシって、公の場でなかなか書く機会がないので、サメハダの考え方が読めるのはここだけということで御カンベン願いたい(ホント、雑誌の取材やエッセイの依頼のテーマときたら「楽しいTVの裏話きかせてチョーダイ」ってのばっかし!)そうそう、今週の金曜に作家仲間の高須光聖さんとある雑誌の企画で対談をやる。ちょっと、ハードかつディープに「今のTV」について話をする予定なので今からすごい楽しみ(笑)なんせ「このオッサン、すごいな」と思う作家の一人として尊敬もしてるしね。

 じゃ、また来週!もっとアクセス!お題&投票してチョ!!高須さんとの対談の速報は来週やりますのでお楽しみに。ではでは。。。。。。