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『松尾貴史はヘンである』
最近ではCXの「つんくタウン」内企画にて映画監督デビューを果たした松尾貴史ことキッチュさん。イチバン最初にお会いしたのはもうかれこれ15、6年前か。
その昔、らもサンのエッセイ等で知られる関西伝説のカルト番組「なげやり倶楽部」(よみうりテレビ。実は、AGAPE-STOREのG2が総合演出を担当。あまりにぶっとんだ内容だったためわずか12回で終了。この番組についてはそのうち書きます)の出演者とブレーンとうい関係で知り合ったのがファースト・コンタクトだったように記憶している。
まあ、とにかくその当時からそのカルトなモノマネ芸はすでに殆ど完成していて特に中島らも本人のモノマネは周囲をして「本人より似ている」といわしめたほど(意味不明)
しかし、当時から「?の嵐」だったのが、こんなにマイナーな人たちのモノマネは完コピと呼んでもおかしくないほどの芸当なのに、いわゆるベタなモノマネが一切できないのはどういうわけなのか。
「いわゆるひとつの長嶋カントク」とか。「今晩は、森進一です」とか。「ヨコハメ〜タテハメ〜五木ひろし」とか。
それに比べて「ンフフフフ、山下達郎です」「ハイ、腰山です(うちの事務所のチーフ作家)」のモノマネの完璧さよ。なんせうちの事務所の社員旅行で「腰山本人と松尾モノマネ、目かくしできき比べてどっちが本人か当てようクイズ大会」が開催され、誰もがキッチュさんのモノマネの方を「本人だ!」と誤答しまくったぐらいなのである。
よく、コージーなんちゃらっちゅー芸人のタモリのモノマネに対するディティールの細かさが取り上げられているが、ハッキリ言ってキッチュさんの方が数倍上手である。ただし、向こうはタモリ。こっちは腰山。対象とする人物の違いはあるが・・・・。
そんなキッチュさん、私のことを知り合った頃から買って下さっていて、先に東京で「朝までナメてれば」でブレイクした後もかなり気にかけてくれていたのであった。
その頃私、飲んだくれのフリーターのひきこもりダメダメなモラトリアム男(もう24才にもなって)状態。私の親友、吉村智樹(同い年のライター。バツイチ)から「サメハダが朝から日がな一日、コンビニで立ち読みして涼んでいる」という噂を聞きつけ(ホントに涼んでた・・・。)「このままではサメハダの才能が腐ってしまう!」と当時住んでたボロアパート、その名も幸福荘(不幸な人しか住んでいないすごいアパートでした)まで電話をかけてきてくれたのであった。まあその時に私があちこちのインタビューとかで話しているとおり「うちの事務所に来て放送作家になれ。3日で食えるから」と誘ってくれたのだ。ホント、今でもあの電話がなかったら今どうなっていたことかと思う。絶対、ホームレスになってた自信あるもんね。
私、このシゴト以外何にもできないですから、ハッキリ言って。そのありがた〜いお誘いでもわかる通り、TVとかでクール&知的&超器用なマルチタレントなイメージで受け止められがちなキッチュさん、それはそれは友達思いの熱い男なのだ!(ガチンコ・ファイトクラブ並のね♪)ま、近々放送される「つんくタウン」の映画でのエキストラ撮影風景をOAでチェックしてもらえれば、その交遊関係の広さにビックリするハズ。
あれだけの人達がタダで協力してくれるなんて・・・・(サメハダのエキストラのくせに妙〜に過剰な演技もちょっと映ってるハズ。要チェック!?)それもこれも、キッチュさんのホットな人間カンケイを物語っている。
で、そんな本人が何故「ヘン」なのか?同じ事務所のタレントと一作家のカンケイで、そんなタレントのプライベートなことを、こんな事務所のホームページにてタレコミするのはあまりにもやり方が汚いのであるが。
キッチュさん、実は外でトイレに入る時に必ずメガネを外して、顔をしかめっ面にし、用を足したあともそのまま出てくるのである。「何故そんな事をするのか!?」ときいたら、
「だって、そうせえへんかったら松尾貴史ってバレるやろ?」
───── いや、メガネを外そうが顔をしかめようがアンタはどこからどう見てもまごうことなきキッチュさんだと思うが・・・・・。
本人の名誉のためにこれくらいにしておくが、そんな「お茶目で可愛い一面」もあるキッチュさん、どんなに完璧に見えてもやはり同じニンゲンな人ですよ、と今回松尾貴史のリクエストとくれたアナタに向けてサイゴに記して、ペンを置くこととしよう。 |